アメリカの注目すべきトレンド From the Alley - 8/4/20
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住宅ローン返済ソリューション
金銭消費貸借契約とは借主が貸主から借入を行う際に、借入額と同額の金銭を貸主に返済するという契約のことを指す。このトピックが上昇している理由は、コロナにおいて失業率が上昇している中、住宅ローンの返済に悩んでいる人の急増が大きな上昇要因だと推測する。
多くのアメリカ人も同問題に直面しており、ローンの返済方法を求めている人が急増している。この問題に対して魅力的なソリューションを提供しているのは不動産フィンテック企業のNoah。NoahはAIを活用して住宅物件価格を想定し、同物件のエクイティを所有者から買い取るサービスを行なっている。コロナの影響で同サービスを利用して既存の住宅ローン返済額を調達している人が増えている。
Noah以外にDivvy HomesやOrchardは同サービスを提供している。アメリカで流行しつつ分野であるが、日本でも展開できるサービスなのだろうか。
<参考企業>Noah、Divvy Homes、Orchard
処方薬のD2C
コロナ感染のピーク時期に「オンライン 服薬 指導」のサーチが急増し、今後も上昇傾向である。3月初旬に発表されたオンライン服薬指導に関する規制改定が主な要因だと考える。同改定上、これまで日本ではオンラインで診療から薬の受け取りまでを自宅で完結できなかったものの、9月より自宅から完結できるようになる。
このような完結的なD2Cサービスはアメリカで数年前から導入されており、Nurx、Hims、Pillpackなどのスタートアップが提供している。日本でも制度導入後に同サービスに対する需要が伸びることを想定する。(以前のメールでB2B型のオンライン薬局分野を紹介したが、本規制改定によりD2C及びB2Bの両分野が日本でも流行すると考える。)
スニーカー転売
スニーカーダンクはスニーカー売買及び情報サイトである。同社はNikeやAdidasの人気スニーカーを売買できるCtoC型マーケットプレイスを昨年より公開し、同社の人気度がここ1年で急増している。
スニーカーダンクのマーケットプレイスはアメリカ発のStock Xのモデルを真似し、スニーカーのバイヤーとセラーの取引からスニーカーの「市場価値」を導き出して転売を行えるサービスを提供している。面白いことに、同サービスはコロナ経済悪化状況の中でもアメリカと日本の両国で流行し続けており、スニーカー転売サービスは今後も期待できそうな成長分野である。