海外で人気急増中、クリエーター向けサービス3選
クリエーターとは、コンテンツや商品を作る人(画家、ブロガー、インフルエンサー、ポッドキャスター、YouTuber、プログラマーなどを含む)のことを指しており、広い意味で使われています。
クリエーターエコノミーは、これらのクリエーターの作品を収益化するための経済圏を意味します。
最近、クリエーターエコノミーが世界中で爆発的に拡大しており、日本でも盛り上がっています。
インフルエンサープラットフォームを提供するNeoReach社によると、クリエーターエコノミーは現在約1,042億ドルと推定されており、2020年中にクリエーターエコノミー関連スタートアップへ8億ドル以上の資金が流入されました。
アメリカでは次から次へと新たなクリエーター関連スタートアップが誕生しており、以下のマップに含まれていないスタートアップは山ほどあります。
しかし、この中で、どのようなサービスが実際に伸びているのでしょうか?
本記事では注目度(Googleの検索トレンド)急上昇中のスタートアップを3つ紹介します。
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Carrdは1ページだけのサイトを簡単に作成できるツールである。
Carrdは、スモールビジネスや個人のホームページに主に使われている。
2020年中に、CarrdはBlack Lives Matterのムーブメントなどに利用され(参考例はこちら)、その後に人気が爆発的に伸び、今でもユーザー数は飛躍的に増加している。
「1ページサイト作成ツール」の分野にはCarrd以外にLinktreeやBio.fmなどが存在しており、ここ1年でこれらのツールの人気度は高まっている。
Crelloは、Canvaに似ており、Instagramの投稿画像などのソーシャルメディアの画像を簡単に作成できるデザイン作成ツールである。
プロがデザインした5万点のテンプレートにアクセスすることができ、安価でデザインを作成したいクリエイターや中小企業の経営者に最適なツールである。
Crelloは2017年に設立され、今では世界中で200万人のユーザーを獲得し、年間約900万ドルの収益を上げている。
ソーシャルメディアに定期的に投稿する個人や企業が増えているため、手頃な価格でデザインを自動生成できるツールに対する需要は高まっている。
この分野で成功しているスタートアップには、Crello、Canva、Snappaなどがあり、これらのスタートアップはいずれも、ここ数年で業績が伸びている。
Gumroadはクリエーターがコンテンツ、ソフトウェア、レッスンなどのデジタル商品を手軽に販売できるサイトである。同サイトは手軽な料金で閲覧者数も多いため、クリエーターコミュニティの中で多く利用されている。
Gumroadは、「for creators」という理念の基、VCからの調達ではなくSECの新規制を利用してクラウドファンディングを行った。結果、今年3月に500万ドルを調達し、注目を集めている。(SECでの新規制によりクラウドファンディングの上限調達額は従来の年間107万ドルから500万ドルまで増加している。)
最後に
上記のようにコンテンツ作成や収益化を支援するクリエーター向けサービスがここ数年で大流行しており、誰もがクリエーターになれるエコシステムが構築されています。
クリエイターの創作活動が活発する中、このエコシステムは今後も広がると予想されており、クリエーターを支援するサービスは注目すべき領域です。
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