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ガンダム

艦長が喘ぎまくるシーンでクソワロてしまったが、その後ふつうに亡くなってしまい気まずかった

そのうち、死ぬまでには、いつか、暇になったらガンダムを履修しようと思い続けていた。今、ようやく見ている。エックスで流行ってるみたいだったから。重大なネタバレを踏む前に、いよいよけりを付けようと決めたのだが。

ガルマきゅん可愛い〜と思った矢先の出来事だった

蓋を開けてみると、本編こそがいちばんのネタバレだった。名作の一番出汁を味わうには、パグノダに見せてから撃ってもらうしかもはや方法がないのかもしれない。
昔のロボットアニメって毎回律儀に敵が襲ってきて、それをロボが斃して一件落着、ロボ万歳、その連続というイメージがある。だからロボを愛せない私がロボットアニメに興味を持つこともなかった。ガンダムでも毎回敵との戦闘が描かれているわけだが、一件落着しないまま登場人物が疲弊していくので(これは……ロクな結末にならなそうだぞ……)という信頼感があって観てられる。ロボットアニメというよりもドキュメンタリー〜アムロがぶっ壊れるまで〜の部分を楽しめている。

かなり疲れているアムロ

とくに凄かったシーンは色々と全部無理になったアムロが暗い自室で立ったままサンドイッチを喰っているところ。結構な長尺で咀嚼するだけのアムロを写している。

主人公にこんな顔をさせて良いのか

なんの台詞もないわけだが、それでも【限界】を描く演出力が凄すぎる。誰が見ても(これは休ませてあげなきゃダメだろ)と思えるだろう。しかしガンダムを操縦できるのはアムロしかいないのでそれは叶わない。ガンダム講習会を開こうにも、ロボットアニメのお約束で毎回敵が襲ってくるのでそんな暇はない。アムロ、どうなってしまうんだ……

親に言われたくない言葉 第1位

そんなアムロもようやく母親に再会して心が癒されるのかと思いきや「すさんだね」と言われる始末。最前線で敵を殺しまくらなくてはならない息子とボランティアとして負傷者と向き合い続ける母親が分かり合えるはずもないのだった……。もうかなり最悪で、最高といって良いでしょう。みんなも見ようガンダム。もうとっくに見てるか。ごめん。

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