Log of STELLA Ø

ジョン:♂

アル:不問


Prolog

(荒野に佇む2人)

ジョン:もう、何も無い

アル: ...

ジョン:何も、無くなってしまった

アル:本当に?

ジョン:ああ、何もな

アル:でも、見えるよ

ジョン:馬鹿だな、何も無いだろうが

アル:あるよ (空を見上げて)

ジョン: ...(空を見上げる)

アル:ほら、見て (星座を指差し)

ジョン: ...双子座か

アル:とても、光ってる

ジョン:それは違う、星は光らない。太陽に照らされて、そう見えるだけだ。

アル:うん...知ってる。

ジョン:この話も、何度したことか

アル:星の数ほど?

(2人、静かに笑い合う)

アル:ねえ、僕、やってみたかったことがあるんだ

ジョン:まだやってなかった事なんてあったか

アル:あった。たった今、思いついたんだよ

アル:作ろう、僕らで創ろう、「世界」を

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