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漫才は魔法だ。見たら自分の生活まで好きになってる。

今年のM-1グランプリがあまりにも面白くて、昨日もまた最初から最後まで見た。
また何回も泣いちゃった。笑いすぎて、感動しすぎて。全組面白いってすごい。
特に、史上最高得点で優勝したミルクボーイと、奔放なボケを肯定し続けるぺこぱの漫才は何度見ても笑えて、そして幸せになる。
穏やかで、シニカルな表現はなくて、愛ある言葉があふれてる。  

今大会は準決勝のライブビューイングが全国の映画館でも行われて、私も最前列で見て来た。
(大きなスクリーンに映される漫才を大勢で見て笑う体験自体がかなり楽しくて、来年も絶対見に行こうと思った)
準決勝で敗退したアインシュタインやミキといった人気コンビも面白かったけれど、容姿いじりやケンカのような言い合いや頭を何度も叩く様子に、ちょっと胸さわぎ。誰かが傷つくような気がして。
毎日のように投稿や広告が炎上し、その度に他人事と思えずこっそり肝を冷やしているから全方位的な配慮が癖になっているのかも。
そんなあちこち配慮していたら面白みは減っていきそうなのに、かえって個性と独自の面白みを発揮した9組が決勝に進んだんだと思う。  

ミルクボーイの漫才は、コーンフレークを絶妙な表現で再定義していて、聞いているうちになんでもない自分の生活まで愛おしくなる魔法をかけられたようだった。
ぺこぱの漫才は、相手の行動を尊重するツッコミの発想の転換が爽快で、「間違いは古里だ。誰にでもある」とか「知識は水だ。独占してはいけない」なんて名言もたまらなかった。  

ファイナルステージに立った3組ともほんとすごい発明家。(和牛の2本目も見たかった…!)  

経験していないことが、すでに経験していることよりも魅力的に感じられるようになってるし、昨日よりコーンフレークもモナカも格段に好きになってるもんなぁ。

#M1グランプリ #M1 #漫才 #日記

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