こんばんは。
6月末、今年度の最初の四半期が終わろうとしています。前回進捗報告したように、予定通り新規事業のための仮説検証を着々と進めていますが、今まさに大詰めを迎えています。世にない革新的なプロセスが生まれつつあります。
さて技術的な話題として、今月は品質工学研究発表会にて研究発表も実施しました。この会議では、技術倫理や技術者の矜持について非常に深く考えさせられました。
倫理観っていうと、守るべき事柄のイメージがありますが、『社会損失が最小となるようにベストを尽くすことだ』と田口玄一は言い切っていたと伝えきく場面があり、まるで雷に撃たれた気分になる瞬間がありました。
小手先のテクニックで提案を通すだけでなく、技術判断のもと水準に満たないものは、ミッシングピースを明示して保留させる心意気が必要だと。
前進させずに保留するというのは、簡単にはできないことです。新しいアイデアがなければ(いやあっても)、その人は今のポジションを…最悪、職を失うかもしれません。
この心のブレーキから生じる惰性をそのままにしておくと、時間・リソースの損失と未来に後戻りを生みます。
では、どう向き合うか?
そのために哲学をもちたいです。
社会損失が最小となるようにベストを尽くすこと
検討テーマのリーダーになったとき、立ち振舞が難しくなることも多いにあると思いますが、そこでも身を助けるのは哲学です。
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