己に向き合いペースを調整すること
新規事業開発も振り返れば一つの楽曲のようになれば良いなという想いがあります。
イントロは興味関心を惹く斬新なフレーズで
Aメロは、曲の基調を決めるように安定感を持って
Bメロは、転調とリズムを変えて進展を感じさせる雰囲気で
サビではメンバー全員の盛り上がりが伝わる形で
・・・
(ちなみに過去、インターンシップ生に3週間の経験が一曲になるようにテーマの進め方をデザインし、最終日で泣かせてしまったことがありました😆)
この1ヶ月は第1回目のサビを意識した働き方になっていたと思います。音の強さは大きくなり、テンポも速くなっていました。
ただ、サビが長く続くとメリハリは薄れていきます。
全力の演奏は無意識にメンバーに疲労を蓄積させていきます。
私自身にも変化を感じました。
お世話になっている学会が企画されるイベント協力を申し受けたのですが、正直にその役を引き受ける余裕がないと思ってしまいました。
社会に貢献しつつ、新しい学びを広げる機会があるにも関わらず、それを前向きに捉えることができなかったのですね。
もちろん、申し出を断るのも一つの決断だと思いました。「何をするか」以上に「何をしないか」を決めることは大切なことです。
実際金曜日には一旦それで気持ちに整理をつけました。が、一晩寝て起きて、さらに踏み込み「今なぜそれができないと考えるか?」を深掘りすることにしてみました。
そこでわかったのが、自分の持つ「速さへのこだわり」でした。
今の事業開発テーマは誰が見てもASAP案件です。
世の中の潮流、外部からの要求、内発的な動機の3つが全て揃っているために、速さを追求することに疑いの目を向けたことはありませんでした。
ただ、週末も仕事にとらわれている事(うまくリフレッシュしきれていない)、今回のように成長できる機会を逸す判断をしかねない心身状態は、果たして長期的に理想的な状態なのか?という自問をしたのですね。
1時間ぐらい自問したでしょうか。それが仮に良くない状態であるならば、どのように切り抜けるか?
結果的に、これから先のスケジュールの組み方で、速度”感”も新しくインプットできる状態もどちらも両立できるという目処が立ちました。
曲でいうと、間奏期間を設けた感じです。
常にトップギアで走る必要はないなと。
間奏期間では具体的には、
向こう半年の技術検証テスト日程を決めてしまいます。
技術的に到達すべきチェックポイントとその時期はすでにマイルストーンに明記していたので、次に先抑えすべきはその検証テスト日程だという結論になりました。
その隙間にリフレッシュ期間を設ければ良いと。
学会でも、セミナーでもそのタイミングに入れてしまって、インプットの質を保つ。
私が今勝負している世界は、技術立証して、実装できてナンボの世界です。進捗報告の「定期」ミーティングはその気になればパスしてしまえばいいという割り切りをしました。必要なリソースは前もって要求し、想像できる懸念は先に共有して対策を打ち潰しておくのです。
先に日程を確保することは、ステークホルダー全員にとっても良い事だろうと想像します。回数は絞り、1回1回を無駄にしない意識を高めます。
これなら、日々の業務に追われずに、主体的に学びも継続できる気がしました。想像力で先に起こりうる懸念を予想し、その懸念の解決策を得るための学びです。ステージはどんどん変わっていくから、懸念は毎回新しいものになるはずですね。
それであれば、心身のバランスが取れるかも!!!
あーなんか見えてきた!!
そんな風に思います。
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