外国人のための日本語エッセイ 2 【スポーツ】錦織圭(にしこりけい)さん
こんにちは。なみまちです。
このエッセイは、日本の文化や日本語の学習に興味(きょうみ)がある外国の方(かた)のために書いています。日本語レベル中級以上の方が対象(たいしょう)です。日本を知るため、日本語の勉強のためになればうれしいです!
みなさん、錦織圭(にしこり けい)さん を知ってる?
錦織さんは、日本のテニスプレーヤーだ。世界ランク4位になったことがある。
2014年 US Openの準決勝(じゅんけっしょう)で ジョコビッチ選手(せんしゅ) に勝ってファイナリストになった。残念ながら決勝(けっしょう)では チリッチ選手に負けて準優勝(じゅんゆうしょう)だった。
私の趣味(しゅみ)はテニス。毎週、週末にテニスをする。あまり上手(じょうず)じゃないけど…。
そして私は、錦織さんの大ファン。
私が初めて錦織さんの試合(しあい)を生(なま)で観(み)たのは、2010年のウィンブルドンだ。東京からロンドンまで、錦織さんの試合を観るために行った。
試合の相手は、有名なナダル選手。試合の場所(ばしょ)はウィンブルドンのセンターコート。そのころの錦織さんは、まだ若くて世界ランキング100位くらいだったので、ストレート負けだった。でも、私は錦織さんのテニスにとても感動(かんどう)した。なぜか…。
錦織さんの身長(しんちょう)は、178cm。テニスの世界のトッププレーヤーは、ほとんど185cm以上だ。小柄(こがら)でパワーもあまりない。
彼の素晴(すば)らしいところは、スピードとプレーのアイディアだ。
スピードには2種類(しゅるい)あると思う。
まず、足が速(はや)いこと。錦織さんのニックネームは「エア・ケイ ( AIR KEI ) 」。とにかくテニスコートを飛び回る。速い!
もうひとつは、考えるスピードが速いこと。特に、錦織さんは、相手の動きを見て そのあとどうするかの判断(はんだん)が速い。
そしてそのアイディアがおもしろい。「えっ! そこに打つの?」「うわぁ、ドロップショットだ!」と、驚(おどろ)くことが多い。
ウィンブルドンのナダル選手との試合で、錦織さんを知らかった観客(かんきゃく)も、彼のプレーのおもしろさがわかって、「ニシ! ニシ!」と叫(さけ)んでいた。
錦織さんは、とってもテニスを楽しんでいるし、彼のプレーを観ている私たちも楽しくなる。
現在(げんざい)、錦織さんは、けがの治療(ちりょう)やリハビリテーションで休んでいる。しっかり けがを 治(なお)して、また私たちを楽しませてほしい。
彼は、私たちテニスファンの、そして日本でテニスをしている子供たちのスーパースターだ。
ガンバレ! KEI!!
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