#16 周りの人へ、伝える範囲
3番目の口唇口蓋裂のことを、私の知り合い、子どものお友達、全員に伝える必要は私はないと思っていて、出産した時に、昔からの私の友達、会社の上司、日本に帰ってからよくお会いする社宅の人2~3人、保育園に入園する時に保育園の先生方にお話した。
保育園の保護者の方には最初は話していなかった。
顎裂の手術の時には年長さんだったので、3番目が自ら、手術するんだよとか、入院するんだよとか、卒園式の後は来れないんだよとか、お友達に話をしたようで、子ども経由で聞いて手術するんですか?と聞いてこられた方には、口唇口蓋裂で生まれて手術予定だとお伝えした。
小学校に入るタイミングで、4月は給食ではなくて術後の食事の注意点を踏まえた弁当持参の予定だったため、「あの子は何で弁当なの~」というのを避けるためにクラスの保護者には伝えておいたほうがよいのかなと私自身は思っていたので、3番目に確認したところ、あんまり人に言わないでほしいと言われたことがあり、そうか、となって、話せずにそのままにしておいた。
結局、後で担任の先生に聞いた話だが、4月はクラスの子どもたちは自分の給食のことで精いっぱいで3番目のお弁当のことなど気にしていなかったようだった。
嫌なこと言われないように、と予防線を張ろうとしがちだが、我が家の場合は、3番目が伝えたい人にだけ話しておけばいいかなとなった。それ以降は、3番目自身が誰かお友達などに話するのをみてから、私がその子の保護者の方に話したりしている。