#12 耳鼻科
口唇口蓋裂の子どもは裂があることで耳管周りの筋肉がうまく動かないようで、鼻から耳に水が入ったりして、中耳炎になりやすい。このため、口唇裂の手術のタイミングなどで鼓膜にチューブを入れる。滲出性中耳炎になるとチューブから膿が出てきたりする。風邪を引いたときによくなりやすい。
近所で通いやすい耳鼻科を見つけておくほうがよい。通いやすいというのは人それぞれだと思うが、比較的遅くまでやっていて保育園の帰りに滑り込めるとか、行ったら空いてるとか、出してもらった薬でひととおりで治るとかが私には重要だった。
ちなみにそういう膿とか耳垂れとかで耳鼻科に行くと必ず耳の中のものを吸い取られるのでギャン泣きする。このため耳鼻科が嫌いになる。
小さい時は抱っこして頭や腕を押さえて動かないようにして受診して、がんばったねーと言ってシールをくれたりする先生もいた。
受診のあとほとんど必ず鼻のネブライザと喉のネブライザをさせられるが、このブオーンという音を怖がって全く当ててくれない。私が当ててみて大丈夫だよーと見せてみたり、ちょっと離して当ててみたり、当時は「意味あるんかこれ」と思っていた。
ただ、ネブライザは年齢が進むにつれて自分でもできるようになる。だから耳鼻科に行って自分の子のギャン泣き具合に疲れ果てている保護者の方には自分でできるようになる未来が待っていることをお伝えしたい。
今は、小学校の水泳の授業では耳栓をしてプールに入っている。