バルサの完成形?
バルセロナVSアスレティッククルブ
もしかしたら、アスティック ビルバオって昔の名前で言った方がわかりやすい方いますかね?
相手チームもスペイン代表GKなどおり、そこそこ強いんですよ。
でも、完勝しましたね、バルサ
試合を見ていない人も結果から察することができるかもしれません。
前から話しているように現代サッカーのキーポイントはSB
そうです、サイドバックがとても重要なんです。
現に去年あれだけ強かったリバプールが勝ちきれないのはSBのアクレサンダー アーノルドがイマイチだからです。
この試合の2点目
セルジロベルト、右SBですね。
しかもセットプレーとかでディフェンスなのに上がっていて点を取った、というものではないんです。
きちんと、流れの中でインナーラップして点を取ったんです。
まぁ、シュート自体はディフレクションしてラッキーな部分はあったのですが。
それでもSBがペナルティエリア内に入ってシュートを打った、というのがとても意義深いです。
個人的にはここにバルサの完成形のフォーメーションが見えたような気がしました。
これまでと何が違うか。
これまでは4−3−3
今回も4−3−3だったんだけど、決定的に違うことがあるのです。
これまでペドリが4ー③−3の③にいたんですね。
結局、これは中盤にあたるので、守備もある程度しないとならない。
ところが、今回のペドリは4−3−③の③にいたんです。
そして4−③−3の③は
フレンキーデヨング
ブスケツ
ガビ
という3人
実はこの前のビジャレアルの試合でブスケツを外したんですね。
で、フレンキーデヨングを使いました。
まぁ、攻撃的な部分で若干リズムが変わってしまったものの、デヨングはブスケツよりも運動量があるので、ブスケツ以上に守備の部分で色々な場面に顔を出しておりました。
以前に話したようにバルサの急所はブスケツの両脇なんです。
ペドリ ガビ
ブスケツ
↑ ↑
このスペースが手薄になるんです、ブスケツはあんまり動かないから。
動けない?のかもしれませんが。
ここをレアルのクロースやインテルのバレッラに狙われていたんですね。
でも、これがデヨングだと
ペドリ ガビ
← デヨング →
となります。
両脇を消せるんです。
これってすごく効果的で、上のブスケツの場合、ペドリ、ガビの後方が空いてしまうので、SBが思い切り上がれないんですよ、怖くて。
デヨングであれば、ある程度あがることができる。
しかし、デヨングがガビの裏に引っ張りだされれば、ペドリの後ろがあきますね。
ガビ方面から攻められる。
デヨングはガビの後ろをケアする。
しかし、強いチームはデヨングの左側へサイドチェンジしてしまうのです。
こうなると、やはりペドリは下がって守備しないとならないし、左SBは思いきって上がることができない。
で、ネットの民がいうように、バルサの攻撃が3トップの個人技に頼っている、と言われるのはここです。
中盤が守備に奔走するので攻撃に厚みがでず、FW3人でしとめていることが多いんですね。
ところがこれが今回極端にいえば、
ガビ
デヨング
ブスケツ
といった感じに変わったんですよ。
このため左SBのバルデも相当仕掛けていたし、得点に繋がったセルジロベルトも思い切って上がれたわけです。
で、ペドリは左のFWとして攻撃にある程度専念できる。
とは言っても、ペドリは中盤の選手なので、バランスが悪いと感じれば中盤に入るなどしておりましたね。
相当サッカーIQが高いと思いました。
しかし、これにも問題あります
実は3トップの一人を中盤のペドリにしたわけですから、
変則的な4−4−2とも言えますね。
レバンドフスキ、デンベレ FW
ペドリ、デヨング、ガビ、ブスケツ MF
ということです。
ただねぇ、この場合、
フェラントーレス、ラフィーニャ、アンスファティ
という人間らがあぶれちゃうんですよ。
特にトーレスとラフィーニャは相当な金額で獲得した選手ですし、さらにアンスファティはメッシの後継者と言われているわけですよ。
これは困ったということなんです。
ただ、今のバルサに関して言えば、この変則の4−4−2が正解
おそらくシャビはラフィーニャの技術や戦術理解度があればペドリのようにMFとFWの中間ができると思っていたんじゃないかな。
結果、できていない。
で、バルサの未来、アンスファティは怪我が多いのもあるので、今年はレバンドフスキの控え的存在の位置付けだと思うね。
レバンドフスキがあんなに点を取るとは思っていなかったんだと思います。
個人的にはブスケツ抜かして3−4−3
あるいは変則的な5−3−2
いわゆる可変システムっていうやつがいいと思うんです。
この可変システムは今のヨーロッパのトレンドでしょう。
かたや、日本代表
ある程度のタレントはいると思いますが、全く可変せず、ポジションに縛ってる。
時代錯誤
ということで、
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