子どもが通った5つの幼稚園比較
私には子どもが3人います。上から、小2、年長、年少です。今までに転勤などで5つの幼稚園を母として経験してきました。その5つとは、
・国立大教育学部付属 びのび系
・私立 小規模教育系
・私立 マンモス幼稚園 自由放任系
・私立 友の会幼児生活団 週1日だけ通園
・私立認可外保育施設 モンテッソーリ系
教育方針も、教育費も、全然違います。転勤の引っ越し直前に、HPと口コミで決めた園もあるし、抽選でハズレて、希望の園に行けず、次年度にリベンジして年中から入園した園もあります。
【月謝】
私立幼稚園:3~3万5千円
生活団:2万円
国立幼稚園:7千円
国立大附属幼稚園は、圧倒的に安かったです。近くにないと入れないし、そもそも数が少ないのが難点。
【制服】
私立幼稚園:指定の体操服の他、毎日制服を着る園、行事の時だけ制服を着る園があった
生活団:なし
国立大附属:なし
【教育の特徴】
《国立大教育学部付属》
・自由遊びが多い
・知的好奇心を促すような野菜栽培や季節の果樹多数、昆虫飼育、教室には広げた図鑑
・広い園庭、子ども達も先生も副園長先生も駆け回る
・教育実習生も多く、大人の目が行き届いている
・PTA活動盛ん。部活もあり(私はバレー部に入り、下の子2人を連れて練習参加してました。バレー部は初心者歓迎の「あ〜れ〜」系)
・お弁当、送迎バスなし
・延長保育なし
【私立 小規模教育系】
・1クラス15人、1学年2クラス
・細く色々教えてくれる。例えば、ハサミや絵の具の使い方、折り紙の折り方など。
・鍵盤ハーモニカを年少から習う
・音楽フェスティバルに力を入れていて、直前は練習中心の保育。外遊びが無い日も。
・給食、送迎バスあり
・一斉保育が多く、自由遊びはほぼ無し
・延長保育あり
【私立 マンモス幼稚園 自由放任系】
・ほぼ自由遊び
・1クラス子ども40人、先生1人。1学年4クラス
・給食とお弁当が半々、送迎バスあり
・延長保育あり
【私立 友の会幼児生活団】
・羽仁もと子さんが創設した園。全国に数カ所ある。
・登園は週1日。学年が上がると週3日
・「お励み」というものがあり、毎週何かを頑張る。例えば、せっけんで手洗い、1人で靴下を履く、残さずこぼさずキレイに食べる、泣かないなど、生活そのものを大事にする。
・子どもの事をよく見て下さる先生方ばかりで、親への教育にも熱心。幼児の食や生活リズムを学んだ。家庭教育を重視。
・1学年10人、先生3人
・給食あり、おやつあり(両方とも母が調理室で手作りする)
・送迎バスなし
・母には役割があった。給食作り、給食作りのための準備(手順確認や食材注文、野菜や肉のカットのサイズ確認など)、託児(給食担当や準備担当のへの母の下の子を託児)。保育時間中は、自宅ではなく、生活団の中にいて自分の役割を果たしていた。
・毎回、短い歌を歌い、その楽譜を持ち帰る。園でのクラスの様子も、お迎えの時に毎回お手紙にして配ってくださる。感動。これを見ると、親は園での過ごす様子が分かり、子どもとの会話も弾む。
・延長保育なし
・保護者会が年に5回くらいあり、課題図書「おさなごを発見せよ」を読みながら、クラス全員の親と先生方とで話しました。
【私立認可外保育施設 モンテッソーリ系】
・イタリアの女医、マリア・モンテッソーリの考えに基づく教育。
・毎日午前中2時間、お仕事と呼ばれる作業をする。一人一人が自分でお仕事を選び、教具を使って行う。例えば、シールをピッタリ貼る、ゴマを擦る、足し算をする、地図を描くなど。手先を使う。
・キリスト教系で、朝昼帰りの時にはお祈りをする
・モンテッソーリの本「ママ、ひとりでするのを手伝ってね」の言葉通り、自分でやりたい気持ちを応援して下さる。
・子どもそれぞれの個性をよく見て伸ばそうとして下さる。
・お弁当、送迎バスなし
・延長保育あり
どこが1番?と決めるのは、とても難しいです。
良いところがそれぞれにあり、母としても色々学ばせてもらっています。