アルレクは大学芸会ではない、エントリーフィーはなぜ1500円なのか
アルティメットレクリエーションフェスティバルとかいう
クソほど長いタイトルの学生芸人の冬季大会があります。
僕が始めた大会です。
初回はOFFOFFシアターという下北沢で歴史のある劇場さんが、年始に上演するものがないからという理由で若手の僕に話が回ってきたのが開催のきっかけです。
そもそも僕は演劇をやっていた人間です。
大学お笑いには大学3年生から関わらせていただいきました。
では、なぜ演劇畑の僕が演劇でなくお笑いの大会を開いたのか。
一番の理由は当時の劇団の公演スケジュール的に無理があったことに起因しますが
大学お笑いというコミニュティが当時、僕達の劇団を受け入れてくれて。仲間に入れてくれた恩返しがしたいという気持ちでした。
大学お笑いを愛しています。
他にない素敵なコミュニティです。
でも同時に足りない部分も見えていました。
僕が非常に違和感があったこと
それは大会スタッフさんに昼飯代はおろか交通費も出ていなかったことです。
(今の体制のことは存じ上げません、当時の話です。)
僕がお世話になっていた劇団では、そんなに大金ではないですがスタッフをしてくれた人に心付けを渡していました。
それがスタッフさんにしてあげられる心ばかりのお礼だと思います。
そう言うと
「スタッフも好きでやっているので、別にお礼は必要ない」という意見もあると思います。
しかし、よく考えてみてください。
大会のスタッフさんは
舞台にあがって注目されるわけでもなく。
かといってネタがしっかり見れるわけでもなく。
自分が面白いと思うユニットも面白くないと思うユニットも平等に、半日間仕事をこなすわけです。
自分のユニットの出番さえ終わってしまえばあとはなんとかなる演者との大きな違いです。
大変な仕事だからこそ、僕はスタッフさんに僅かでいいから、せめて大会くらいは交通費と飯代くらいの心付けはしてあげたい
という発想が根底にあります。
(ライブ等はカツカツでやっていて僕自身もそこまでスタッフさんに心付けできていなかったのも事実です)
それは大会成立当初から変わっていません。
大会の規模をより大きく、賞金も上げて、MCさんやイラストレーターさんともお仕事をさせてもらう、それにスタッフさんには心付けをしてあげたい。
それを実現するために、演者の皆様には大変御負担をおかけして恐縮ですが、昨年から1500円というエントリーフィーをご負担していただいております。
勘違いして欲しくないのが
僕は今も昔も大学芸会のやり方を否定しているわけではないということです。
ただ、別のやり方もあるって事を証明したかった。
その結果、僕は大学芸会に思ったことを、大学芸会自体に持ち込むのではなく自分の思う理想の大会を制作しました。
だから、反対にアルレクに対して大学芸会はこうですよって言われても困ってしまいます。
そもそもが違っている二つのイベントです。
エントリーフィーが高いなあ、と思うのも好きな言葉で発信するのも全くもってとやかくいうつもりはありません。また皆様に出場を強制しているものでもありません。
ただ不当な利益を上げているという全く事実と異なるご意見を賜ったのでそこは訂正しておきたいと思って文章を書かせてもらいました。
今後もより良い環境作りに力を注がせていただかせていただきます。
それでも僕達スタッフ陣が不当な利益を得ているという人は
初回と2回目の僕の赤字を全て肩代わりしてからものを言ってくださいね。
僕自身、大学生M-1やNOROSHIの敗者復活戦など大学お笑いを楽しんだ身分です。
皆様にとって出て良かったと思えるような決勝にするよう注力いたしますのでこれからも何卒アルティメットレクリエーションフェスティバルをよろしくお願いいたします。
さて、それはそれとして。
後継者を募集しています。
僕ももう26です、再来年アルレク5周年を見届けて、主催を次世代の誰かに任せたいと思っています。
条件はたった3つです。
全てのネタに目を通してレポートを書くこと。
より良い大会にするため尽力すること。
頃合いを見て新たな後継者を取ること。
です。
連絡お待ちしています。
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