人生の地面に引かれたスタートラインを越える〜挑戦〜
徒競走の、ただの地面に石灰で引かれた、ただの平面のスタートラインが、私の前にあった。
いつからあったのだろう?
見えたのは、つい半月前。
生まれた時から、いや、生まれる前から、、
もしかしたら、そのラインを越えるために生まれて来たのかもしれない。
今朝、私の爪先まで来ていたそのラインを、
越えた。
私一人で越えたのではない。大切な友人が、私を運ぶように、一緒に越えてくれた。
このラインは、私の人生に与えられたテーマだった
「信じる」
私は、自分を否定して来た。
自分を信じていなかった。
全然。
信じてそうな顔をして。
ここ最近は、すべての巡り合わせを私に信じさせるような出来事に次々と囲まれ、世界は動き、信じざるを得ない方へ動かされていた。
それが、私をスタートラインに運んでくれたのかもしれない。
最後まで握りしめていた「自己不信」を手放す時が来た。
ただの平面に引いたラインなのに、、、
風が吹けば消えるのに、、
私にとってはとてつもない存在感だった。
私を動かしたのは「本心」という軸だった。
「本心で生きたい私」を「私の本心」が脚を動かし、手を動かし、背中を押した。
ラインの向こうで待っていてくれた友人…
私のその「勇気」と「本心」を見た友人が、手を引いてくれた。
とても優しく、敬意をも示して。
・
起業の対象者を探していた私。
様々な人たちに会い、その友人を対象者にしたいと
心の奥深くで感じてしまった。
私にとって、彼女は憧れの、いつも私に惜しみなく愛をくれる人。私は彼女を見上げていたから、私から彼女に何かを提供して力になるなんて、自分が上になるようで、畏れ多くて、恐くて仕方なかった。
と同時に、彼女がより良く生きる力になれたなら、こんなに嬉しいことはないと、魂の震えるような喜びも感じた。
だから、
わたしは、その本心を、勇気をもって、彼女に伝えたのだ。
私は本当は知っていた。もともと、人に上も下も無い、ってこと。知ってるのに、信じられなかった。
それを信じたかった。信じる世界へ行きたかった。
彼女への、昔からの複雑な気持ちも感謝の気持ちもすべてそのまま伝えた。
その彼女の反応は、私を、「信じる世界」へ誘(いざな)ってくれたのです。
第一号のお客さんにもなってくれることになりました。そうして、私の起業を形にするお手伝いをしてくれます。
・
こんな場面が人生に来るなんて。
脱皮です。
新しい世界へ入ります。
50歳10ヶ月。きっとこれがスタートライン。
まだまだ、別の恐さがやって来ています。
それを越えるのは、
その扉を一枚一枚開けて行くのは、
やはり、私の「本心」だろう。
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