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【ロシア語】滑舌↑、外国語↑には軟口蓋(なんこうがい)を上げる!
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ボイストレーニング、ロシア語を学び始めて、その共通点が「軟口蓋を上げる」でした。
日本語は、この軟口蓋が下がったままでも発音できます。ですが外国語はそうはいかない!
アメリカ留学中は「音」で発音を学びましたが、もっと早くこの「軟口蓋を上げる」を知っておきたかった!
軟口蓋部分が上がっていると、舌がスムースに動くようになるので、英語の「L」も「R」も発音しやすくなります。
私がロシア語で苦労しているのは「い」。ロシア語には「日本語のい」に近い発音がたくさんあり、全部音を出している場所(調音点)が異なるのだそうです。
例えば、ロシア語の「De」は「じ」と発音しますが、英語の「D」を発音するように「じぃ」と言えばOK。それは軟口蓋が上がっているから。
でも日本語の「じ」と発音するとダメ。なぜなら軟口蓋が上がっていないから。
東京外大のロシア語の先生からは「喉の奥を丸く開けて発音する」と教わりました。
日本人がよく「日本人は文法ができるけど話すことができない(英語)」と言われるのは、文法ばかり勉強しているからではなく、おそらく、この軟口蓋が下がっているからだと思いました。英語はphonicsからと聞いたことがありますが、まずはこの「軟口蓋を上げるんだよ!」ということが広まってほしいと思います。