「コロナ前」と「コロナ後」の先

 私は推し(アイドル)のライブに行くことがとても好きで、「コロナ前」までは推しが東京でライブするものなら15時台だろうがなんだろうが観に行っていた。しかし「コロナ後」ではライブ自体がなくなり、心にポッカリと穴が開いてしまった様な無気力感と共に過ごしている。

 まず、私の推しとは誰なのかということだがnoteに写真を投稿している富山の青い彗星こと空野青空 a.k.a あおにゃんだ。

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 彼女は今年から秋葉原にコンセプトカフェがあるディアステージに所属しているソロアイドルであり、ARCANA PROJECTのメンバーでもある。彼女のライブステージはとてもエネルギッシュであり、MC中は言葉巧みにユーモアを混ぜたトークをして戦場(フロアの例え)を一体とする事が出来る稀有なアイドルだと思う。

 ステージ中には曲ごとに変わる声色・ダンス・表情などで魅了する一方、ライブ後の特典会では満面の笑顔で迎えてくれるとても暖かみのある子だと個人的に思っている。特にいつもいる戦士(あおにゃんのオタクの総称)だけでなく新規の戦士にも同じ対応をしているから新規の戦士も入りやすい現場だなと。

 そんな彼女のステージを観られなくなりもう1ヵ月以上を経とうとしている。こんなに観られなくなるのって彼女が東京に来始めた時以来な気がしてならない。2月までは毎週、もしくは2週に1回はライブかトークライブがあり、あんなにも足繁く通っていたものがパッと目の前からなくなってしまった。こんなにも呆気なく日常がなくなってしまう程、コロナは怖いものだと再確認させられた。

 彼女はライブ活動の他にshowroomでの配信や、最近ではfaniconにてファンコミュニティを発足した。

 このコミュニティでは毎月500円、もしくは3000円課金(払うの意)すると彼女とチャットが出来たり、3000円のコースでは今入会すると本人デザインのTシャツがもれなくもらえるキャンペーン中とのこと。実質無料でTシャツが手に入るとても懐にも優しいサービスだ。

 ライブのない今は配信番組だったりにゃんこみゅでコミュニケーションを取れるので、そこについつい依存してしまう。



 私は結婚もしており、妻がいる。では、どうしてアイドルオタクをしているのか?という疑問も生まれるのだが私自身、元々バンドマンだったこともありライブを観ることがとても好きだった。

 ライブハウスで友達と酒飲んで飯食って、終電ギリギリの電車で帰るのが好きだった。そういうこともあり観に行く対象がバンドからアイドルに変わったものの、未だにライブを観に行っている。

 妻も声優さんが好きでオタク文化に理解があるので、ライブを観に行くことを許してくれている。とてもありがたいことだ。

 だがしかし、「コロナ後」の生活を過ごしている中で今までの様にまたライブを観に行けるのか。はたまたそれがいつなのか分からない現状に絶望感を抱いているのもまた事実。

 生粋のライブ厨なのでライブがこんなにも観れないのは辛いものがあり、動画などを観てそれが補填されるかと言うと話がまた違ってしまう。

 要は「コロナ前」と「コロナ後」では自分が今までに感じていたものが再び感じることが出来ないのではないのかという不安が強いのだ。

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