ワンダーウェーブ始動

3月7日（火）に、新しい会社を起業します。
会社名は、株式会社ワンダーウェーブです。

これまで、弊社ワールドエッグスのイチ事業部だった、
ワンダーウェーブ事業部が分社化し、
高知に本籍を置く企業として、
webtoonをはじめ、自社オリジナル作品を創り出す、
物語カンパニーとして船出します。

ここから、5月は「燈の守り人」、
6月は「Blue Hunter～真夏と時のカイリュウ～」
7月は、「ラトニアサーガ」、
さらに新作も次々と発表していく予定で、
20数年の時を経て、波房の積年の夢を乗せた
エンターテインメント特化の企業を始動します。

そこで、以下は、自分自身、
そして同時代を生きる方々へのお手紙です。

かつて少年だったあなたへ。

大人になると、夢見る気持ちを忘れてしまうというが、
果たして、本当にそうだろうか。

否、私たちは今も尚、ファンタジーを生きている。

たとえば、ビジネスシーンにおいても、
新しい挑戦や困難に立ち向かうとき、
ボクたちは、それらを試練た捉え、
心の中では一握の覚悟と共に、
勇気という名の剣をかざしている。

現実世界の自分は、剣も魔法も使えないけど、
人生の困難に立ち向かう唯一の武器は、
勇気と覚悟だということを、
幾多の物語が教えてくれた。

あの世界でも、この世界でも、
心の底から強く願い、
夢見る気持ちこそが、絶望を打ち砕き、
人生を変え、世界を変える力になるということを、
幾多の主人公たちから学んだ。

ボクたちは、昔も今も、心にファンタジーを宿し、
人生という名の物語を生きている。

＜翼＞
想像という名の【翼】を無限に広げよう。
夢を描くことは、人生に意味と豊かさをもたらす。

＜地図＞
心の中に【地図】を携え、まずは歩み出そう。
その一歩こそ、人生を素晴らしい冒険にかえる。

＜剣＞
新しい挑戦に恐怖はつきものである。
未知に挑むため、勇気という名の【剣】をかざせ。

＜魔法＞
何度も何度も困難や絶望は襲い来る。
最後まで諦めず、心折れない覚悟こそ【魔法】だ。

今もなお、その胸に宿る衝動はウソじゃないはずだ。
ボクたちには、そういう物語が必要だと思う。

ただ、気がつくと、昔読んだ、
懐かしい物語を繰り返し鑑賞している。

銀河英雄伝説、機動戦士ガンダム、
キン肉マン、北斗の拳、キャプテン翼、聖闘士星矢…etc

異世界転生ものなど、決して、
流行りの物語が悪いと言ってるわけではない。
エンターテインメントには、常に時代性があり、
同時代を生きる若者たちの感性を反映している。

たとえば、フル3DのRPGが
素晴らしいことは言うまでもないが、
2Dのドット絵キャラで、世界を旅をするRPGの方が、
安心して物語に没入できる、と力強く言い張れるのは、

ファミコン・ジャンプ世代の"思い出補正"された
"ガラパゴス化した感性"なのかもしれない。

ただただ、過去を消費したいのではない。

そんなボクたちが安心して没入できる、
心を刃に変えるような、覚悟と生き様を携えた
人たちによる、壮大な群像劇、英雄活劇が欲しいのだ。

作品を描くボクたち自身も、
最敬礼できる英雄たちの物語が必要だと
心から願ったのだ。

なので、ボクたちの作品は、
友情・努力・勝利を携え、
日々、ビジネスや人生を切り拓く戦いに挑む
かつて少年だった大人たちこそ、体験して欲しい。

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人の感情を徹底的に揺さぶり、
この物語に出会ってよかった、
これ、絶対に読んだ方がいい、
と誰かに薦めたくなる、
後世に残る物語をつくる。

命と天秤にかけても
譲れない矜持や生きざまに
殉じていく登場人物たち。

彼らの人生に自分の人生を重ねて、
心を揺さぶられる。

そういう作品を創りたい、
そのように心から願う。