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【安室奈美恵】低迷期からの復活劇についてセールス・ライブ動員数メインで語る①(2001年~2006年)

2017年9月20日以降、さまざまなメディアで安室ちゃんの引退が取り上げられた。しかし安室ちゃんついての紹介はどれも90年代の事ばかりで、
小室さんから離れた2001年以降の事があまり取り上げられなかった。
ファンからすると、2001年以降をもっと紹介してよとなるのです。
このブログ主はオリコンチャート大好き&数字大好きなので、
数字中心に2001年以降の低迷期からの復活をメインに安室ちゃんについて語ろうと思います。

今日は以下3つの時期について語ります。
・セルフプロデュース開始(2001年~)
・本格的R&B・HIPPOPへ路線変更(2003年~)
・人気回復の兆しが見え始める(2004年末~)

※「売上売上ってうるせええ!」っていうクレームは受け付けませんので悪しからず。
※勝手に解釈している部分もあるので、違うだろと思ったらコメントください
※下線が引いてある部分はそれにまつわるリンクが張ってあります。順位の部分のリンクはその当時のチャートが見れます。

●セルフプロデュース開始(2001年~)

2001年8月8日発売のシングル「Say the word」から小室さんから離れセルフプロデュースが始まります。セルフプロデュースするにあたり、このシングルと次のシングルのI WILLで安室ちゃんは作詞に挑戦してます。

2001.01.24発売 think of me/no more tears 初動5.5万枚 累計112,670枚(初登場7位
2001.08.08発売 Say the word 初動6.4万枚 累計183,840枚(初登場3位

小室期最後のシングルのthink of me/no more tearsと比べると、Say the wordは売れているのでセルフプロデュースはまずまずのスタートといった所でしょうか。
がしかし!!
次のI WILLWishing On The Same Starは売上がSay the wordの半分になります。売上は以下の通り。

2002.02.14発売 I WILL 初動3.7万枚 累計95,120枚(初登場7位
2002.09.11発売 Wishing On The Same Star 初動3.7万枚 累計97,253枚(初登場2位

この頃がNHK特番で語っていた一番悩んでいて誰にも相談できなかった時期なのかな?と思われます。

そして、悩んだ末に始まったのが、SUITE CHICです。
安室ちゃんをあまり知らない人が見ている可能性もあるので、動画のリンクも載せときます。

2002.12.18発売 GOOD LIFE/Just Say So 累計2.6万枚(初登場35位)
2003.2.5発売 "Uh Uh,,,,,,"feat.AI/baby be mine 累計3.0万枚(初登場22位)2003.2.26発売 WHEN POP HITS THE FAN 初動6.8万枚 累計189,335枚(初登場4位・年間80位)

セールスは少ないですね。
まぁ安室奈美恵名義ではないので、当たり前か。
このプロジェクトはセールス面から見ると成功とは言えなかったけど、安室ちゃんの新たな面を引き出し、この後の安室奈美恵としての活動に大きく影響を与えることになります。


●本格的R&B・HIPPOPへ路線変更(2003年~)

SUITE CHICの活動を経て、やりたい音楽が明確に見えた安室ちゃんは2003年から、J-POPの音楽性から離れて、本格的なR&B・HIPPOPへ大きく路線変更します。そこでリリースされたのが、「shine more」「Put 'Em Up」「SO CRAZY/Come」の3部作。

2003.03.05発売 shine more 初動2.8万枚 累計52,268枚(初登場8位
2003.07.16発売 Put 'Em Up 初動2.1万枚 累計41,149枚(初登場7位
2003.10.16発売 SO CRAZY/Come 初動1.8万枚 累計48,969枚(初登場8位

Put 'Em Up以降、一般受けが良くない音楽ということもあり、売上がさらに低下。低迷期って言われているのはこの頃からかな?
売上もブレイクしてから一番低いし、シングルの初動売上も1.7~1.8万枚とかで、初登場10位以内にギリギリ入れていた時期ですね。
そういえば、奈美恵さんも10位以内が一定のラインだったと言ってましたね。これ以上売れなくなったら、「消えた」って言われる所まで来てたと思う。


またこの頃に開催されたツアーは、事務所からアリーナを埋めることができない言われ、ホールツアーをすることになります。
ただこのホールツアーが最強なので、見たことない人がいたら、絶対に見て!
いや見なさい!!!
セールス面についてだけど、初動1万代で累計7.0万枚は神推移だと思う。
CDは売れてなかったけど、映像作品はこの頃から結構強い。CDの売上が下がったとはいえ、DVDは女性アーティストの中で売れている方であった
(普通のアーテイストはCDよりDVDの方が売れることはまずないけど、安室ちゃんはDVDの方が売れてる)

2004.9.23発売 namie amuro SO CRAZY tour featuring BEST singles 2003-2004 
初動1.7万枚 累計7.0万枚

そして、2003年末に「shine more」「Put 'Em Up」「SO CRAZY/Come」の3部作を収録したアルバム「STYLE」発売。
内容は最高だけれども、今までのようにめちゃめちゃ売れるわけでもなく。(がしかし、今は音楽市場がさらに縮小し_genicの24.6万枚とさほど変わらない売上)

2003.12.10発売 STYLE 初動9.3万枚 累計221,874枚(初登場4位

同時期にリリースされた「STYLE」より売れている女性アーティストのアルバムがこちらの13作品

1.Tommy February6 Tommy Airline 累計22.4万枚 
2.MISIA MARS & ROSES 累計24.9万枚 
3.Crystal Kay 4REAL  累計24.6万枚
4.一青窈 一青想 累計25.9万枚
5.Every Little Thingcommonplace 累計31.3万枚
6.DREAMS COME TRUEDREAMAGE 累計36.8万枚
7.矢井田瞳 Single Collection 累計40.2万枚
8.大塚愛 LOVE PUNCH 累計51.9万枚
9.BoA LOVE&HONESTY 累計64.9万枚
10.中島美嘉 LOVE 累計69.6万枚
11.倉木麻衣 Wish You The Best 累計94.8万枚
12.浜崎あゆみ Memorial Address 累計105.9万枚
13.宇多田ヒカル  SINGLE COLLECTION VOL.1 累計249.5万枚

90年代はトップだった安室ちゃんが、2004年には女性アーティストの中で14番目くらいになったということになります。
さらに2004年始めにリリースしたシングル「ALARM」が初登場11位になり、
低迷期にさらなる追い打ちをかけることに。

2004.03.17発売 ALARM 初動2.1万枚 累計50,262枚(初登場11位

安室ちゃんが言っていたTOP10のラインを超えてしまい、
この頃が一番崖っぷちだったと言える。

キャッチーなメロディ・聴きやすいアレンジの曲が売れるJ-POP市場で、こんなにも攻めた曲達をシングルで出し続けたら、そりゃそうなるよねと思う(笑)

補足として、順位は11位だけど、売上は「Put 'Em Up」「SO CRAZY/Come」よりも売れてます。だから、徐々に新規ファンを獲得してたんじゃないかと思うよ。


●人気回復の兆しが見え始める(2004年末~)

2004.07.22発売 ALL FOR YOU 初動2.8万枚 累計112,558枚(初登場6位

ALARMが初登場11位がヤバイと思ったのか、
バラード+ドラマ主題歌という売れやすい曲をリリース。
めっちゃ守りに入ってる(笑)
それのおかげもあって、初動2.6万にも関わらず累計11万超えというロングセールスに。当時のオリコンチャートでTOP20位以内に何週もランクインし続けてたしね。前作のALARMが5万枚しか売れてなかったことを考えると本当によかったー!!!

そして、秋にGIRL TALK/the SPEED STARの両A面シングルがリリース
ここから安室ちゃんの復活劇がスタートを切りますよ!!!!!

2004.10.14発売 GIRL TALK/the SPEED STAR 初動4.1万枚  累計106,804枚(初登場2位

みなさん、ALARMとの売り上げを比較してみてください。
なんと、売り上げがほぼ倍に!!!!しかも!!!!!
ちょー守りに入ったシングルALL FOR YOUの累計とほぼ同じ!!!!
え、明らかに今までと違って売れてる!!!!!!!!!
しかも、このシングルは初日にデイリーで1位になります!!!!
11位にだった安室ちゃんが1位ですよ!!やばくないですかー!!!!!
そして週間でも2位に!!!(平井堅の2週目に負けたのほんと残念)

このシングルが売れたのは大きく2つあると思っている
①J-POPとR&Bの良い所どりが出来ていて、J-POPしか聴いてない人も聴きやすかった(後にアルバム名になるHipPop的な)
②初めてCD+DVDとCDのみの2形態でリリース

そしてタイトルと全く関係ないけど、これを書いている主もこのタイミングでファンになります。主は完全に①に該当してます。
きっかけは、GIRL TALKがデイリー1位になっているのを見て、
「え?あの落ち目の安室ちゃんがデイリー1位!?何事!?」
(ファンのみなさんごめんなさい)
と思って、ミーハー心が働き、興味を持ちました。
当時はYahooミュージックってページにそれぞれのCDのページがあり、GIRL TALKのページのコメント欄にプロモーションビデオの映像のリンクが貼ってあって、そこでプロモーションビデオを見たのがきっかけで好きになりました。

そして翌年の4月に新しいシングルが発売になります。
GIRLTAIKみたいなJPOPとR&Bのいい所取りのシングルが来るのかと思いきや...

2005.04.06発売 WANT ME, WANT ME 初動4.8万枚 累計102,733枚(初登場2位

めっちゃ攻めてますやーん!!(笑)
初めて聞いた時、お経にしか聞こえませんでした(笑)
このシングルは事務所の反対を押し切って発売したシングルらしい。
攻めすぎてて、売り上げが下がるのを事務所が不安に思ったためか
①CD(1曲のみ、カップリングなし)+DVD 
②CDのみ(2曲・カップリングあり)
のように2枚買わないと、全部揃わないような形態でリリースされた。
(これは安室ちゃん史上初めてで、この時だけである)
その複数商法おかげもあり、GIRLTAIKよりも高い初動4.8万枚を記録した。
累計も10万枚を超えており、安室ちゃんが反対を押し切ってリリースして良かった結果となった。
「ALL FOR YOU」「GIRL TALK/the SPEED STAR」「WANT ME, WANT ME」
3枚連続で10万枚を超えたのである。
安室ちゃんに追い風が吹き始めたのである。

そして2005年夏、2年ぶりのアルバム「Queen of Hip-Pop」がリリース。

2005.7.13発売 Queen of Hip-Pop 初動20.1万枚 累計450,359枚(初登場2位年間27位

前作STYLEの初動9.3万枚 累計221,874枚から大幅にUP!
当時、ALL FOR YOU、GIRL TALK/the SPEED STAR、WANT ME, WANT MEが売れたから、STYLEよりは絶対に売れるとは思っていたけど、初動20万を超えてめっちゃビックリしたのを覚えてる。

1.aiko 夢の中のまっすぐな道 累計46.6万枚
2.LOVE PSYCHEDELICO Early Times 累計46.7万枚
3.中島美嘉 MUSIC 累計54.5万枚
4.BoA BEST OF SOUL 累計106.0万枚
5.浜崎あゆみ MY STORY 累計113.1万枚
6.倖田來未 BEST~first things~ 累計120.7万枚

STYLEの時は安室ちゃんより売れている女性アーティストが13組いたが、
Queen of Hip-Popでは、6組となった。これは完全に人気が回復しつつあると言えるだろう。

このアルバムはファンになって初めてのアルバムだから、思い入れがあるしPLAYが発売するまでの2年間本当によく聞いてた。


Queen of Hip-Pop後、発売されたシングルが以下2作品。

2005.11.16発売 White Light/Violet Sauce 初動3.1万枚 累計72,652枚(初登場7位
2006.05.17発売 CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK/人魚 初動4.3万枚 累計79,525枚(初登場2位

White Light/Violet Sauceの初動売上がWANT ME, WANT MEより低くなっているのは、CDのみの1形態しか発売してないからだと思われる。
CDのみで発売されたALL FOR YOUよりは初動売上が高い数字であるから、純粋にファンが増えてるといえる。
でCAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK/人魚で2形態(CDのみ、CD+DVD)に戻ったため、初動売上がWhite Light/Violet Sauceよりも増えている。

映像作品が以下2作品

2005.12.7発売 FILMOGRAPHY 2001-2005 初動3.7万枚 累計13.0万枚(初登場1位年間10位
2006.3.15発売 Space of Hip-Pop~tour 2005~ 初動2.9万枚 累計8.2万枚(初登場2位年間19位

FILMOGRAPHY 2001-2005がかなり高推移だった印象。その証拠に同じ時期に発売したWhite Light/Violet Sauceよりも初動・累計共に高い。
さらに累計はALL FOR YOU、GIRL TALK/the SPEED STAR、WANT ME, WANT MEも超えているのである!!!!!やっぱり安室ちゃんは映像が強い!!
シングルよりDVDが売れるのは本当に珍しいことなのである!!!!!
しかも初登場1位、そして年間10位!!!
2006年年間音楽DVDランキングを見たらわかるが、安室ちゃんより売れている女性アーティストは倖田來未のみである。

2008年リリースの60s70s80sとBEST FICTONで再びトップになる前の
この期間に安室ちゃんはコツコツとファン層を拡大していってたのである。


2007年以降は次の記事で語ります。

つづく


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