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「拠点をひらく」 ー8/4拠点開きー

こんにちは、メンバーの星です。

4日間の「つくる」合宿(?)期間を経て、8/3-4の2日間にわたって実施した
"家を「解凍する」ワークショップ"
ここでは、2日目8/4に行った拠点開きについてレポートしていきます!

準備

拠点開き当日、まだ施工が完全に終わっておらず、メンバー全員が残りの施工につきっきりの状況から1日が始まりました。
朝早くから拠点に集まり、デッキを張り、足場を組み…
拠点開きまでに間に合うのか…?と思いつつもひたすら作業を進め、
なんとか開会式直前に一旦おしまい!という段階まで施工することができました。

現場での施工管理(スケジューリングや人員配置等)の重要性を、身をもって知りました。

ぎりぎりまで作業は続く

並行して担当メンバーで買い出しや会場準備を進め、みんながデッキに揃ったところで、いよいよ拠点開きのスタートです。

拠点開きの流れ(※当日変更あり)

開会式〜自由歓談

代表の冨井さん・副代表の石田さんの挨拶で開会。
空き家となってから今に至るまでインフラが接続されていないままのこの家で、集まってくださった皆さんの前で電力開通式を行いました。
冨井さんがコードを電気自動車につなぎ、ライトが点灯する様子を
拍手で見届けました。

そのあとは一度家の中に入り、プロジェクトに込められた思いやここに至るまでの経緯、ロゴデザイン制作の裏側についてひと通りお話しました。
皆さん真剣な表情で、頷きながらお話を聞いてくださいました。
W家の皆さんにも改めて思いを伝えながら、参加者の皆さんの様子もお見せすることができてよかったと感じています。

「あの日」の記憶と重ねる形で、当時のままの棚と向かい合うように投影

こちらからの発表の後は、またデッキに出て自由に話をする時間をとりました。軽食の提供は、
「おむすび えん」さん(Instagram:@omsubi_en_fukushima)のおむすび
「haccoba」さん(https://haccoba.com/)の日本酒
に加えて、その場で調理する手作り浪江焼きそばを準備しました。

*他にも参加者の皆さんからいろいろな差し入れをいただきました、ありがとうございました!

焼きそばについては、足場の少し高いところに取り付けた板をキッチンにすることで、ライブキッチン形式で提供することができました。
自由で柔軟な足場のポテンシャルを感じます。

調理にちょうどいい高さ

研究者ミニプレゼン・語り合う会

そのままの流れで、単管を使ってスクリーンを張り、
3人の研究者の方からそれぞれ研究について短いプレゼンをしていただきました。

浪江に関わる研究者の皆さん

デッキの1階部分にセットしたベンチだけでなく、
上の足場にも座って見ていただき、さながら学会のようでした(笑)
とはいえ雰囲気はやわらかく、参加者の皆さんからはいくつも質問が出て時間が足りなくなるほどでした。

研究学園都市を目指す浪江町には今後も多くの研究機関が立地していくことと思います。
この日のように、住民や浪江に関わる人たちと研究者との間で、互いに顔が見える関係性が築けたらいいなと感じました。

半屋外だからこそ、堅苦しくならなくてちょうどいい

発表の後も自由に話す時間を準備しましたが、
研究者の方にもっと聞きたいことを話しに行ったり、
「この拠点でいつかこんなことがしてみたい」という話が出たり、
プレゼンを経てさらに会話が盛り上がりました。

暗くなってきても話は尽きない

閉会式

最後に閉会の挨拶をして、ゆるく拠点開きは幕を閉じました。
閉会式の後も残って話をしたり、お隣さんのお子さんが持ってきてくれたSwitchをスクリーンに映してゲーム大会をしたり…
夜が更けるまで思い思いにW家での時間を楽しみました。

おわりに

準備はバタバタで、当日も時間がおしたり皆さんの様子を見ながらプログラムを変更したりと決してスムーズな運営ではありませんでしたが、
苦労して作ってきた拠点で皆さんが未来を語り合っている姿を見ることができて、本当に感慨深く思いました。頑張ってよかった。

一緒に頑張ってきたメンバーの皆さん、ワークショップに参加してくださった皆さん、そしてイベント実施にあたって協力してくださった全ての方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

継続的な運用やさらなる展開に向けて、試行錯誤を続けていきたいと思いますので、これからも見守っていただけたら幸いです。

さて、次回以降のnote記事では、実際の制作過程を紹介していきます。お楽しみに!


おまけ:メンバーから寄せられた感想


拠点開きイベントで、参加者がビール瓶の蓋を空けようと試みた場面があった。そこで用いられたのがビケ足場の突起だった。このように、私たちの想像のつかない足場の利用が見られてとても驚いた。

末永
拠点開きイベントでは、集まった人の多様さ、特に子供も居ることが印象に残った。「あの日」から13年。震災後の浪江で育つ子にとっては、震災後の浪江が「ふるさと」になるのだと思うと、なんだか不思議な気分になる。
 震災を直接知る人も知らない人も、地元の人も他所から来た人も、違和感無く集まれる場所を皆で作っていきたい。

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