GA文庫7月刊『不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で』(著・零雫)へ感想文を寄稿した経緯につきまして
表題の件につきましてご連絡申し上げます。
今月中旬のこと、「GA文庫さんから来月出る新作ラノベが特殊設定ミステリらしい」と風の噂に聞きました。
なみあとはミステリ好きではありますが、まぁラノベの『ミステリ』とは種々様々であるわけで(婉曲表現)、Twitterで、
「いやでもミステリラノベってぶっちゃけ当たり外れ激しいじゃろ覚えてたら読むわ」
とか失礼千万ぶっこいていたところGA文庫編集部の『不死探偵・冷堂紅葉』ご担当編集さんから、
「初めましてツイート見ましたゲラ読んでください」
「アッハイ」
とお声がけいただき有り難くも責了前の玉稿を読ませていただくことになりましたみんなマジでSNSでの発言には気をつけような!(関係者だいたい見てるよ!)(なみあとは昔からろくでもない発言をしてはしょっちゅう関係各位に捕捉されています)(いつもメールかLINEか直電でツッコミが来ます)(今回も初っ端に「ド失礼なツイートして誠に申し訳ございませんでした」って頭下げたよ)(基本学ばないんだね)(そうだね)
さて、実際読んでみてどうだったのかという話。
基本わたしはどんな本でも、可能な限り初読は「一介の本読み」としての立場で読みます。で、二度目三度目で作家としての目線で読むようにしています。
で、これはあまりに上から目線すぎるのでお渡しした感想文にも書かなかったのですが、読み終えたときに感じた本当の本当に正直な第一声は、
「やるじゃん」
でした何様だ。
いえ、ライトノベルの『ミステリ』煽りって、たまにロジックで解くことを目的としていない物語もあり(いやそれはそれで物語として面白ければ全然おいしくいただくのですが!)、ミステリとして楽しむには少し……というものに出会うことがあるのですが、こちらの作品はちゃんとしっかりミステリやっていらっしゃいました。
あ、ミステリというと「小難しい」イメージがどうしてもついて回るかと思うのですが、こちらの作品は個性豊かなキャラクターばかりで、ライトノベルとしても面白かったです。
ちなみにミステリ書きのお友達各位に対しては「あっでもあの話ってここのトリックはゴニョゴニョゴニョでだったらここゴニョゴニョゴニョゴニョですからだったらここらへんゴニョでもそもそもいっそ……」とまた別の面倒くさい感想ご用意してますのでいつか聞いてほしい。です。
しかしゲラいただいた際に「もしよかったら感想聞かせてください」と言われていたとはいえ、お言葉に甘えてたった半日でバカみたいな量の感想を書き上げ送りつけたことは大変反省している。
その場の熱量でそのまま送りつけるんじゃなくて、もうちょっとちゃんと量減らして整えて送るべきだった……読むの大変だったろうな……零雫先生もよく知らん小説家からいきなり大量の感想寄せられて怖かっただろうな……すまんな……
GA文庫さんの特設ページにて全文公開してくださるそうですので、ぜひそちらでご確認いただけますと幸いです。
でも担当編集さんに「もしよかったらいただいたご感想、告知に使ってもいいですか」って聞かれたとき、なみあとはちゃんと「あっいいですけど長すぎると思うしネタバレいっぱい書いちゃったから冒頭のあたりいい感じにまとめて使ってください……」って言ったよ! 言ったんだよ!! ほんとだよ!!!!!
そんなこんなで公開いただいたなみあとの感想画像ですが、あれらはTwitter公開前に編集さんから確認用資料としてデータが届いており、また、しっかり「Twitterアイコン使っても大丈夫ですか?」とのご確認もいただいておりました。
Twitterアイコン……?
いいんじゃね……?
とは思いましたがアレもいちおうみんなだいすきイラストレーター猫月ユキ先生がお描きになったものですのでいちおう猫月先生に著作権がある……あるんだよな……いらないかもしれんな……でも「著作権フリーです」って言われたらそれはそれで悲しいな……
ちょっとよくわからなくなりましたので、朝っぱらから猫月さんに「なんかGA文庫編集部から新刊販促になみあとのTwitterアイコン使いたいって言われたんだけどいい!?」って聞いたら即答で「草」って返ってきました。大丈夫みたいでした。
氏には「別になみあとの新作じゃねえ」って言ってなかったことにいま気づきました。まぁいいか。
▲仕事絵も貼ってあげる心やさしいなみあと。
とはいえ、なみあとはあくまで小説家であって、感想文とか紹介とかは苦手な部類の人間です。
餅は餅屋、ラノベ感想はラノベ読者にということで、ここから先はラノベ読者諸氏にバトンを渡したいと思います。ラノベ読みの皆様にはぜひバトンを受け取っていただき、買って読んでいい感じの紹介文&感想文&読了ツイートして、ラノベ界の未来を背負う新人作家さんの門出をたくさんたくさんお祝いしてください。
どうぞよしなに!!
余談。
この案件をいただいてからしばらく、「なんか誰かと最近GA文庫編集部の話したんだよな……誰としたんだったかな……」と悩んでいたんですがはっと思い出しまして、
「あっGA文庫さんって、このあいだ某社編集さんが打ち合わせで『GA文庫編集部は配属になった編集者全員が【自主規制】を【自主規制】するらしいですよすごいですよね』って言ってた噂のGA文庫さんですね!?」
「はいそのGA文庫です!」
ってやり取りがありました。
例の噂は本当だそうです。
(※別に悪い噂ではないです。)