工事現場_紺色ライオンさん

災害復興の難しさ と これからのまちづくり

ファイナンシャルプランナーの吉岡奈美です。
週明けの台風の被害による停電や断水、そして、昨日・一昨日の暑さのため熱中症で亡くなる人がいらっしゃいました。

現代の暮らしは電力に頼っている部分が多いため、電気が止まっているから水道が使えない、水が出ないからトイレが流せない、シャワーも浴びられない。となり、普段 私たちの快適で便利な日常を支えてくれている電力が一転して生活を脅かす元凶になってしまうことを突き付けられます。

そのため、東京電力の対応について「送電投資の抑制が響いている」「(全面復旧の)見通しが甘かった」など、いろいろ書かれていますが、広範囲に渡って物理的に倒れてしまった電柱を即座に直すことは 魔法でも使えない限り不可能でしょうし、現場の作業員さんも連日の暑さの中、できる限りのことをしてくださっていると思うと、何もできない自分が悔しくて情けなくて、気持ちがぐちゃぐちゃしてきます。

東日本大震災の時とは違うはずなのに
今回の台風は 勢力が大きく風もかつてないほどに強くて、千葉県だけでなく、都内や神奈川県などでも停電や構造物の倒壊などの被害が出ました。

だけど、東日本大震災の時のようにずっと高速道路が使えなかったりするようなことはなくて、台風が過ぎ去った後には、千葉から東京まで、または、東京から千葉までなど移動することも、トラックやタンクローリーで物資を運ぶこともできるはずなのに、「被災地ではガソリンの販売制限がかかっている」とか、「食料品が足りない」とか、どうしてそんなことになってしまっているのでしょう?

東京など被災地近郊のバス会社からバスを向かわせて、エアコンの効いた車内で休ませてあげるとか、都内の空いているホテルを電気・水道が復旧するまでの数日間利用してもらうとか、被災自治体任せではない 周辺自治体や民間企業も巻き込んだ災害対応策を講じる必要性を感じます。

災害に強いまちづくり
電線を地中に埋めてしまえば台風の被害は受けずに済むかもしれないけれど、メンテナンスが難しくなるのでしょうか。更地に1から都市を築こうとしているわけではないので 簡単なことではありません。それでも、本気で災害に強いまちづくりに取り組まなければいけません。

こちらの在外ジャーナリスト 安部かすみさんによる記事からも インバウンド客に向けての対応改善についてのヒントが得られるように思いました。


ひとりの力は小さいけれど。みんなを同時に救うなんてこともできないけれど。それでも、きっともっといい方法があるはずと思いながら、実際には何もできず、何の抜本的な解決策も思いつくことのできない無力さを抱えて モヤモヤ オロオロしてしまうのでした。

今夜は気温も下がり 涼しい風が吹いています。
少しでも多くの人がゆっくり眠れますように。


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