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私が徳島へ行く理由

こんにちは、なみです。
今回は前2回のnoteとは違う話になります。


そもそもなぜ徳島?

私のTwitter(Xって書くのまだ違和感しかない)やInstagramでは前からプロフィールに書いていますが、FC東京の他にずっと応援しているクラブとして徳島ヴォルティスがあります。
そもそものきっかけは2012年、FC東京から鈴木達也選手が完全移籍で徳島に加入したことからでした。
それまでずっと東京を応援してきて、徳島に移籍というニュースにかなり動揺しましたが、暫し悩んで1つの結論に達しました。
「応援しているクラブは簡単に変えられないけど、増やすことは出来る」
そう決断してからはまず徳島ヴォルティスというクラブの情報を集め、東京の試合と並行して徳島の試合に行くことが増えました。

2012年アウェイでの四国ダービー
2012年の等々力での天皇杯

実際に徳島の試合に行くようになって感じたのは、待機列で入場待ちしているときにあちこちから聞こえる阿波弁が新鮮だったこと。
そして私のような新参者を徳島サポーターさんが優しく迎えてくれたこと。
国立でのJ1プレーオフを現地で見て、昇格が決まったときは本当に嬉しかったです。

徳島の試合に行く回数が増えた理由

J1昇格が決まった翌年、鈴木選手はクラブを離れました。
でも選手が入れ替わっても、徳島ヴォルティスは気になるクラブでした。
頻度は少なめでしたが、タイミングが合えば関東アウェイの試合にも行っていました。

特にリカルド・ロドリゲス監督が就任してからのサッカーが楽しくて楽しくて。
あと少しで昇格逃した時は現地で見てとにかく悔しくて。
J1昇格が決まった時のリカと岩尾の抱擁をDAZNで見て一緒に泣いて。
J1昇格してもコロナ禍の影響でダニがなかなか合流出来なくて、甲本さんが代行で指揮していた時に勝った時は喜んで。
それでも降格が決まった時は悲しくて。
私のような距離感で応援している立場でも、やはり徳島が試合で勝つと嬉しいんですよね。
クラブに愛着があったから、ここまで応援してきたのかなと思います。

そして去年、タイミングが合ってやっと行けたアウェイ町田戦である1人の選手のプレーに釘付けになりました。

その選手は児玉駿斗選手でした。
彼からのワンタッチで繰り出すパスが色気があってエグかったんです。
よく「なみさんならこういう選手気に入るんじゃないかな」とオススメの選手を教えてもらうのですが、だいたいがドリブラーで。
いや、ドリブラーは嫌いじゃないしむしろ好きな方なんですけど、「なんか足りないんだよなあ」と感じることが多くてですね。
「なんか翔哉くんのポルトガルでのプレーを思い出すなあ…!」
そう思いながら、ただカメラのシャッター押しまくってました。

そこから徳島の試合では彼に注目して見るようになりました。
関東アウェイで行ける試合はなるべく行くようにして、行けない時はなるだけDAZNで中継を見るようにして。
単純に彼がどんなサッカー人生を歩んで来たのか知りたいと思い、ざっくりと調べて参考になったのはこの記事でした。

この記事に出てくる「楽しむ」というワード。
初めて彼のプレーを見た時の感覚そのものでした。とにかく見ていて楽しかったんですよ。
サッカーのワクワク感ってこんな感じだったよね。

すれ違いや廻り道を

2022年最終節、アウェイ山形戦での敗戦でプレーオフ進出はなりませんでした。
現地まで観戦した後、トボトボと辿り着いた天童南駅でこう決意しました。
「私来年もっと徳島の試合行くわ!
しゅんぴー(児玉選手の愛称)のプレーを見られる時に見ないと後悔する!」

そんな感じで今年は徳島の試合に行く回数が増えました。
でも、今年の徳島はご存知の通り初勝利までかなり時間がかかりました。
アウェイのいわき戦で何も出来ないまま3失点完敗した時は速攻で駅までのバスに乗りましたよね…。
3バックにしてやっと初勝利した時は嬉しかったけれど、そこから彼の出場機会が減って。
今年2回ポカスタまで行きましたが、2試合ともベンチ外の時はさすがにちょっと凹みました…。
はるばる来たのに、なかなか彼のプレーをリアルで観られないこのすれ違い感。
でも行った後の後悔と行かないことでの後悔、どちらを選べと聞かれたら行った後の後悔を取ると思います。

ホーム町田戦。たぶん今季のベストゲームかな
アウェイ仙台戦。
前節ベンチ外だったので思い切って弾丸で行って良かった
アウェイ水戸戦。スタメン!
アウェイ群馬戦

まだ試合は残っているので戦術についてあれこれは言えませんが、今年実際にスタジアムで観て感じたのは「徳島のサッカーって何だろう?」でした。
上手く表現出来ませんが、ここ数年最も強みを見せていた「ゴールに辿り着くまでのパス」や「相手を翻弄させるボール廻し」の場面が減っているような気がしました。なんと言うか、それまで良かった所が削ぎ落とされていくような感覚と言ったら分かりやすいかもしれません。

初めて徳島のファン感に行く

東京に住んでいるので、徳島の試合に行くのは関東アウェイが中心になります。あとは元々FC東京の関西方面の遠征のタイミングで試合があればハシゴで通う形に。
10月の連休はFC東京が天皇杯敗退したので「徳島の試合行けるわ!」と切り替えることにしましたが、熊本が天皇杯を勝ち進んだ影響で試合日が変更になりました…。
これはさすがに凹みましたよね…。
でも!その代わりにファン感が開催されることになり、「行くわ!!」と即決しました(笑)

いつもスタジアムで掲げられている幟
存在感強めな新エンブレム

あすたむらんどは初めて行く場所でした。
何度も徳島は行っているけれど、意外と行ったことのない場所も多くて。
徳島に行ったことのある方ならわかるかと思いますが、思った以上に車が無いと移動が大変なのです。
一応汽車の他にバスもありますが、バスの路線が無い場所や一本バスを逃すとタクシーを使うしかないという。
普段東京で暮らしていると車無しでも全く不便は感じませんが、今回の旅で「これがクルマ社会か…!」と痛感しました。

ティスちゃんは今日も可愛い
相変わらず芸が細かいヴォルタ

今回のファン感、いくつかイベントがある中で最優先にしたかったのが「推しの選手からサインを貰う」でした。
遠方サポなので普段TSVまでなかなか行けないし、これを逃すと年内貰うのは難しい気がして。
他にもサイン欲しい選手もいたけど、3グループに分かれてのイベント参加なのである程度優先順位をつける必要がありました。

初めてちゃんと貰えました😭

ちなみにこの後バスに乗り遅れました←

初めてのイベント

徳島のファン感を終えたあと、とある海岸に来ました。

海を近くで見たのは久しぶり

今回この場所に来たのには理由がありまして。
1時間みんなでワイワイしながら歩いてゴミを拾ってきました。
はじめはゴミあるかな?と思いましたが、燃えないゴミだと人工の色なのでだんだん分かるようになるんですよね。

なれてくるとゴミが分かるようになる
1時間で燃えないゴミがこんなに

以前からの知り合いの他に初めて会う人もいて。
「なみさんですか?遠くからわざわざ来て大変だったでしょう」と労われたり。
そこにいた人たちがみんな楽しく笑顔で参加していたのが印象的でした。
そして、主催者の彼はものすごく子供に懐かれて、徳島という街に愛着を持っているのがよく分かりました。

そこにあったのは優しい場所

今までも私が徳島に行くたびに「何で徳島なの?」とよく聞かれました。
その度に「徳島ヴォルティスの試合が見たいから」と答えてきましたが、今回の旅でそれだけでは無いことに気が付きました。
徳島ヴォルティスがきっかけで知り合った人達に会うと不思議と元気を貰うことが多くて。
それまで縁もゆかりも無い場所だったけれど、何回もスタジアムに行くと阿波弁が心地よく聞こえてくるのです。
高速バスで淡路島を渡ってポカリスウェットの看板が見えてくると、不思議とほっとしている自分がいます。

来シーズンの動向によっては徳島に行く回数が増えるのか減るのか分からないところがあります。
でも、徳島は本当にいい所なのでタイミングが合えばまた行きたいなと思います。
そして、彼がこれからどんなサッカー人生を送るのか、後ろから静かに見守って行きたいなと。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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