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お盆をご先祖と家族で楽しく過ごそう~子どもにもわかるお盆とご先祖の話✨

こんにちは✨
エディーです👦🐬
みなさん暑い中、ご家族とまたはおひとりで元気にお過ごしでしょうか☺️

今日、ナミエドハウスもお盆でご先祖をお迎えしています。

この記事は私たちが所属するワンネスのオンラインサロン「ワンネスプラネット」の中でお盆についてシェアさせて頂いた投稿です。

お盆についてみんなで理解を深め「お盆をご先祖と家族で楽しく過ごして頂きたいな〜」という願いを込めてシェアさせてください🙏

では

🔴お盆について改めて考えてみましょう
この地球で魂の受け皿であるこの肉体は、私たちのご先祖が子孫を残してきた結果であって、今の私達がこうして、食べたいものを食べたり、飲んだり、好きなことや好きな場所に遊びに行けるわけです。

みなさんの暮らしている地域によりますが、昔と今の暦(こよみ)の数え方によって7月の13日から16日まで、もしくは8月の13日から16日までを一般的にお盆と言っています。

いずれにしても、お盆とは13日に迎え火を炊いて、そして16日に送り火を炊いて、この間、亡くなったご先祖の魂を家にお迎えして、帰っていただく日本人のご先祖に対しての思いを込めた行事と、仏教のお経から出てきた行事を合わせた行事と言えます。


🔴お盆の由来は
仏教でいう「盂蘭盆会(うらぼんえ)」「盂蘭盆(うらぼん)」という 語源は、サンスクリット語の「ウランバーナ=逆さに吊り下げられた苦しみ」という意味です。

人が死んで悪いことをした人が地獄で苦しんでいる状態がこの逆さづりの盂蘭盆会(うらぼんえ)ということで、そのような物語が盂蘭盆経(うらぼんきょう)というお経の中に書いてあります。

その昔、お釈迦さまの弟子に今で言う霊能力を持つ木蓮尊者(もくれんそんじゃ)という人がいたのですが、自身の母親が亡くなってとても悲しまれていたそうで、そこでお母さんはあの世でどうしているかと心配になって霊視したそうです。

はじめは極楽、つまりは天国の方を見たけれど、そこにお母さんの姿は見つからなかったので、地獄を探したところ、お母さんがいたのだそうです。

木蓮さんのお母さんの生前は欲張りで、思いやりのない「自分さえよい思いをすればといい」というところがあって、地獄に落ちたのですが、お腹が減って食べようとすると食べ物がボワッと熱い火に変わってしまい、喉が渇いて水を飲もうとすれば水がボワッと火に変わってしまって、ものすごく苦しんでたんです。

このお母さんは確かに勝手で欲深い人でしたが、木蓮さんは何とか苦しんでいるお母さんを地獄から救ってあげたいと、居ても立ってもいられなくなってお釈迦様に相談をしたんです。

インドではもともと日本の梅雨(つゆ)以上に雨が大量に降る雨季があって、溢(あふ)れた水で自然界の虫や小さな生き物がたくさん道路に出てくるので、お坊さんたちは歩いた時に踏み潰して命を殺めてしまわないようにと、3ヶ月ほどお寺にこもって修行するという期間があったそうです。

ちょうどこの8月の16日ぐらいにこの修行の期間が終わるので、お釈迦様からのアドバイスで、お母さんの救いになるようにとこの時期に人々がお坊さんたちの教えを聞いたり、お防さんたちに食べ物を差し上げたり、お布施をしたりと法要を営(いとな)んだということです。
これがが盂蘭盆(うらぼん)の行事の始まりと言われています。


🔴お盆の意味は
この盂蘭盆(うらぼん)の行事と日本人の習慣として亡くなった代々のご先祖に対しての日本人の感謝の信仰が結びついたのが、日本のお盆です。

お盆は漢字で、お皿の上に分けると書きますが、それは一つのお皿の上に食べ物を並べて、ご先祖と家族みんなが一緒に仲良く分け合って食べるという意味が込められています。

普段は家族一緒にご飯を食べていると思いますが、そこにお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんのそのまたお父さんお母さんのそのまたお父さんお母さんのそのまたお父さんお母さんと、お会いしたことがないご先祖たち全ての魂に「来てください」と13日にお迎えをして、そして16日までの3日間を一緒に過ごして、そしてまたお帰りいただくということです。
3日間家族もご先祖も一緒になってご飯を食べて、仲良く明るく、楽しく過ごすのがこのお盆です。

法事と聞くと亡くなったおじいちゃんやおばあちゃんに対して3回忌とか、13回忌とか33回忌とかと、特定を言いますが、お盆は会ったことのないご先祖を含め全てのご先祖に感謝する行事だということを、改めて私たちが認識して、ぜひ子どもたちにも伝えて行って欲しいと思います。


🔴ご先祖への感謝についてシェアしたいこと
いろいろなお寺にある過去帳で先祖の記録を調べたところ、同じ時期に一度に大量の人が亡くなっていることに気づきた人がいました。
与那嶺正勝さんという方で、ご本人著書の「家計の科学」の中で、この時期に何が起きていたのか?について書かれています。
それは飢饉だったというのです。

残念ながら現代も能登半島や熊本、新潟、東北や神戸の震災で多くの方々が命を落とされたり、食べ物がなかったりという悲しいことが起きていますが、今は災害時には警察、消防、自衛隊の方が救援に来てくれて、飛行機やトラック、高速道路があって、いろいろな物資が届けられ、ボランティアの人たちが世界中から駆けつけてくれます。

しかし昔の日本ではそのような交通網も発達してなければ、医療機関も宅配便のような流通システムもなかったので、飢饉や天災が起きると大変な数の方が苦しんで亡くなられたわけです。

数百年遡るだけで何度も日本全土で多くの人が亡くなる大飢饉がありました。
今の日本は人口1億2000万ぐらいですが、明治維新前の江戸時代は4000万人ほどの人口だったと言われています。
この時代、赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃん、ひおじいちゃん、ひいおばあちゃんまで一緒に暮らしてた大家族が、飢饉のときに亡くなっていく順番のパターンというのがあると言うのですが、みなさんは一番最初に亡くなる家族は誰だと思いますか?

歳をとったおじいちゃん、おばあちゃんでしょうか?
幼い赤ちゃんや子どもでしょうか?

実は、その家に嫁いできたお嫁さん、お母さんだそうです。

与那嶺さんは過去帳を調べみて、飢饉のとき一番最初に亡くなっていたのは、、その家のお嫁さんだと分かりました。

今に生きるみなさんも思いは同じと思いますが、特に昔の日本のお嫁さんは男性中心の暮らしの中で夫を立て、子どもを守り、年寄りも大事にして自分が食べる分を減らして子どもや夫を優先し、年老いた義父母に食べさせていたのです。
一番にお母さん(お嫁さん)が亡くなって、次に年寄りが力尽きて、そして大黒柱の夫が倒れ、最後に「どうかこの子をお願いします」と生き残った人に託したのでしょう。

死者の記録でもある過去帳から飢饉で日本全土が食糧難になったとき、一番最初に自分の命を削ってお嫁さんが倒れ、お年寄りが倒れ、最後にお父さんが倒れて子どもたちを残してきたことが分かったのです。

会ったことがない私たちのご先祖にも大飢饉を経験した人たちが大勢いたはずです。
ご先祖は自分のことを差し置いて犠牲にして、食べたいものを食べず、飲みたいものを飲まず、自分の命と引き換えに子孫を残してくれました。

このようなご先祖がいてくださったことで、今の私たちはいつでも食べたいもの飲みたいものを食べて飲んで、温かな布団に包まってYoutubeやAmazonプライムを楽しみ、好きなところに自由に行き、こうして平和に過ごせていることに心から感謝いたします。

とはっても今もご先祖は私の耳元で「お盆の間ずっと仏壇の前に座って、足を痺れさせることはないんだよ」と伝えてきます。

たとえ仏壇がなくても、私は会ったことがないご先祖に対してお盆の間の1日5分でも10分でも、かつて命と引き換えに私たち子孫を残してくれたことに感謝したいと思います。
みなさんも一緒にどうでしょう。


🔴家族でお盆について語り合うことの大切さ
何でお盆はご先祖様のお墓参りをするのかな?と疑問に思って子どもさんがいるかもしれません。

日本のお盆という習慣は、お会いしたことないご先祖に思いをはせて、その方々に感謝を申し上げ、そして、自分が今生きていることのありがたさというのをかみしめ、受け継いだこの貴重な命をまた次の世代に受け継いでいく、1年に1回のとても大切な行事であり、チャンスです。

このお盆の間にぜひお子さんたちとご先祖について、話し合ってみてはどうでしょう。
私たちの両親、祖父母、そのまた祖父母のお父さんお母さん、そのまたお父さんのお母さん....と繋がっていて、その人たちのおかげで、今私たちがこうして生きていること。
お会いしたことないけれどもそういうご先祖のおかげで今の私たちが在ること。
私たちは感謝して、精一杯自分の命を使って幸せになって、また次の世代にこのお盆の意味を受け継いで伝えていくことを、このお盆の間に子どもたちと語り合ってみてはいかがでしょうか。

そのためにも私たちがお盆の意味を理解して、家族みんなでお盆を過ごし、ご先祖に思いをはせて、感謝して手を合わせれば、ご先祖たちは凄く喜んでくれるはずです。

「お盆をご先祖と家族で楽しく過ごそう~子どもにもわかるお盆とご先祖の話~」はここまでです。

感謝と共に私たちみんなで幸せになりましょう。

どうか素敵なお盆をご家族とご先祖のみなさんとお過ごしください。


愛と感謝を込めて

エディー