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5・12 カムフロムアウェイ

高崎芸術劇場で行われた大千穐楽へ。 
本当は東京公演も行きたかったのだけど、いつ行こうか迷っている間に麻疹の流行があって感染怖くて辞めちゃった。
他地方も予定立たなくて唯一行けたのが大千穐楽の高崎。
結果を言えば他公演も無理してでも行けばよかった。
良い作品すぎて1度きりしか見られなかったのが悔しいと未だに思っています⁝( ;ᾥ; )⁝

あらすじ

2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロ事件が発生した。アメリカ領空に入れなくなった38機の飛行機は、ガンダー国際空港に急遽降り立つことになる。

飛行機を受け入れることになった島の人々、約7,000人の小さな町は一夜にして人口が倍増した。不安に満ち溢れていた乗客たちは島の人々の温かさに触れ、文化も言葉も違う者同士でお互いを認め合い、困難な状況での助け合いを通じて、真の絆が生まれ始める。

他者を受け入れることの大切さ、そして難しさ…。

スピーディーに伝えられる5日間の物語は、小さな町の物語で終わることのない、人種、国、宗教、言語を越えて生まれる希望の光となる。

※あらすじはこちらのサイトから引用させて頂きました。

9.11が起きた時は小学生だった。事件のニュースを見て大変なことが起きているんだという事は認識しても何処か他人事でね。
ましてやテロを起こした飛行機以外の飛行機がどうなったかなんて考える由も無くて。
だから、この作品が日本で初公演って話を聞いた時からずっと気になっていて絶対見に行かないと!と思っていました。

公演前は撮影可だったので。ステージの様子です。

細かいことは上手く言葉に出来ないので割愛しますが、とにかくノンストップの100分があっという間に感じるくらいスゴくて。
急に人口の倍以上の他国民を受け入れることになったガンダーの人達の優しさに感動したし、突然の事件にこころ乱しながらもガンダーの人たちの優しさに触れ心開いていくカムフロムアウェイズたちの言動にも感動。

正直こんな事件が起きなければ、ガンダーの人達も飛行機の乗客も何も変わらない日常を過ごせていたはず。
けれど、テロをきっかけに芽生えた街の人と乗客との絆はとても暖かくて素敵だなって思えました。

全ての場面が心に残ったけれど、特に舞台の終盤、ガンダーを離れる事になった乗客達が街の人達にお礼がしたいと言った時、街の人達が"同じ様な困難に遭遇したらあなたも私達と同じことをするでしょう?"って支援を断った場面が特に印象的で。
街の人達だって突然の出来事で大変だったろうに、見返りを求め無いなんて優しい人たちだなぁと。

生きていればいつどんな困難に出会うか分からないけれど、もし自分がこの作品と同じような境遇にたたされる事になった時は相手に思いやりを持てる様な行動が出来たらなぁって思いました。

後お話の内容も去ることながら、役者さんたちの演技力や音楽も素晴らしすぎて…。
本当は何回も見ることが出来ていれば、もっと色々な見方が出来て楽しかっただろうなぁって思いました。

本当はもっと深いお話だったけれど、語彙力の無い私の感想だと安っぽく聞こえてしまうの悔しい…。

とにかく素敵なお話で沢山の人に見て欲しいし、私もまた見たいと思ったので、近いうちに再演して欲しいなぁと切に願っています。

とりあえず再演されるまでは、AppleTVでブロードウェイ版が放映されているのを見て楽しもうと思います(笑)

とにかく素敵な公演でした。
1度でも見ることが出来て良かった(*^_^*)