薬が嫌いな人の話
風邪をひいた子どもを、病院につれて行って薬をもらい、ご飯の後に薬を飲ませる。
嫌がる子ども。
「お母さん、僕はひとりで薬が飲めるから、台所で飲んでくるから、見に来ないでね。」
そう言って、毎食後台所で薬を飲む。
何日かしているうちに風邪は治っていく。
風邪をひくたびにそうしていた男の子がいました。
ある日、その家では冷蔵庫を買い換えることになり、古い冷蔵庫は運び出されました。
そうしたら。
冷蔵庫と流しのあいだの隙間から、大量の薬が…!!
「な~に、これ?!」
と大笑いになりましたとさ。
この男の子、ひとりで薬を飲む振りをして、こっそり冷蔵庫とシンクの隙間に落としていたのでした!
これは、夫が子どもの頃の本当の話。
そして、そんなことがあってから何十年も経っているのに
「そうそう、薬といえば、」
という家族の話のタネになっています。
私の夫は薬嫌いで、体調が悪くても薬を飲みたくない人です。
それは今も変わらず、風邪をひいても大抵は病院に行かずに自力でなんとかするタイプです。
あまりにも長引いたりして病院に行くことになったとしても、もらってきた薬を飲むのに大騒ぎ。
ごく小さい粒のお薬はほとんどなくて、大抵は7,8ミリくらいの直径だったり、カプセルだったりしますからね。
「こんな挽肉より大きいのは飲めない!」
などと言ってみたりして、子どもから
「子どもじゃないんだから!」
なんて言われたりするのです。
そんな夫が何年前からか、花粉症になりまして。
初めのうちは気のせいだとかなんとか言ってごまかしていたのですが、近年はごまかせなくなり、シーズン中はお騒がせタイムを経過してやっとこさっとこ薬を飲んで出勤する日々を過ごしていたんです。
そこで登場!
ミックスジェモエッセンス「アレルゴリス」
お薬いやだったら試してみる?と言ったら
「うん、そうだねえ。」
というので、朝晩15滴ずつお茶に入れて出しました。
これは、大騒ぎにならずに淡々と。
飲み初めの頃は、
「ちょっといつもと違う味になってる」
と文句を言っていましたが、粒のお薬を飲むよりは抵抗感がないらしく、私が黙って出していても黙って飲むようになりました。
そのうち、お茶を飲んだときに
「これってポトポト(ジェモエッセンスのこと)入っている?」
と聞くようになりました。すでに違和感が全くなくなっていたんですね。
さらにその後、まだ花粉シーズンの途中でちょっとお休みをしてみたら…
「なんか、大丈夫だね。」
鼻がズルズル言わなくなっていました。
バンザ~イ!
そうして花粉シーズンが終了する前にジェモエッセンスを飲むのをやめることができました。
来年の春はどうなるでしょうか、楽しみです。