ぼくが感じた芹沢あさひが齎す崩壊の危険性とそこから生まれる景色
みなさんはアイドルマスターシャイニーカラーズ(以下シャニマス表記)、やっているだろうか。
まあ、やってるだろうかもなにも、これは第三回シャニマス投稿祭にむけて書いているものなので、そんなことは聞くまでもないのだが。
ぼくは所謂「キャラクターはなんとなく知っているしプレイもしているが、より深層へいくことはしていない」、つまりはカジュアルプレイヤー(この表現あっているのだろうか)です。そのくせに生意気にシャニマス関連の動画やらこういった文章やらを創っている。ごめんなさい。ただカジュアルにも優しい界隈なのでとても楽しいです。
話を戻します。
今回は、みなさんご存じ(のはずである)芹沢あさひについて、ぼくが感じたことを書こうと思う。所詮ぼくが感じたことでしかないただの書き殴りだし、プロフィールをぱっと見て得た印象なので、また怪文書かこわれるなあ程度に流してほしい。
芹沢あさひ。14歳。人間観察と他者に話しかけることを趣味という少女。自身が秀でていると思うは記憶力のよさらしい。
朝起きてすぐに誰かに見られていないかを必ず確認するような杞憂人間のぼくから見たら、この時点で相当危ういと思う。人間観察。他者へ話しかける。他人を観察してなにをするのだろう。話しかけるのだろうか。そこから展開されるのはどんな世界なのか。彼女は何を見ているのだろうか。
自分とあまりにも見ている世界が違う彼女。いったい彼女はどんな世界に住んでいるのか。とても気になる。ただ、彼女のようになったら自分は気を狂わせて自殺しかねないと思う。だって怖いもん。人間観察していると自分は変なんじゃないかという考えが頭をよぎってしまう。怖い。他者に話しかける。デメリットしか浮かばない。
けれど、芹沢あさひはそんなこと気にしないんだろうな、と思う。きっと彼女は世界を楽しんでいるんだろうなあ、と。さっきwikiを見て知ったのだが、なんでも街中のモニターに映っていたダンスをコピーしていたところをスカウトされたそうな。ぼくがそんなことをしようものなら車道へ投身すると思う。ますます彼女は何者なんだ。恐怖がないのだろうか。
そう、ぼくが感じたのはそこである。さっきから気持ちの悪い謎の人間の自分語りを聞かされてなんだこいつとなっていただろうが、わたしだって好きで自分が弱い人間であると暴露しているわけじゃない。
ぼくという生きること全てに怯えながら生きている人間と、常に世界を楽しんでいるような少女芹沢あさひは、まさしく対局の位置にいるのだ。
つまり、ぼくという存在が「事象Aが怖い」といえば、芹沢あさひは「事象Aすら楽しむ」という対の行動をとるはずである。
ぼくは街中人混みの中を歩くことすら気が引ける。
つまり芹沢あさひは人混みの中を歩くことに対して、普通は不満を覚えることはない。
ぼくは食事が嫌いである。なぜなら、咀嚼ひとつすら人に見られている気がしてならないからだ。
よって、芹沢あさひは食事を楽しめる人間である。
ぼくは行楽施設が嫌いだ。自分が存在することでそこにマイナスななにかを与えてしまいそうだからだ。
芹沢あさひはそうじゃない。きっと彼女が楽しむ姿は、周りの客を明るい気持ちにするだろう。
ぼくは生きるのが楽しいとはあまり思えない。もちろん楽しいことは僕のような人間にも存在する。けれどそれを差し引いても、楽しいってなんだろうと考えてしまえば一瞬でお釈迦になってしまう。
ならば、芹沢あさひは生命を謳歌しているだろう。楽しいことを常に見つけようとしているくらいなんだから、よっぽど楽しいのだろう。
ぼくは煌めいた人間が苦手だ。いち人間としてこうして社会に溶け込ませてもらう身としては、アイドルなんかみたいなのは特に苦手だ。自分がいかに劣等かが分かってしまう。
芹沢あさひはアイドルである。僕と正反対であるからそのはずだ。
僕は死ぬのが怖い。死ぬという過程をクリアするために恐怖に食われてしまいそうだからだ。
なら彼女は死ぬのは怖くないはずだ。なぜなら私の逆なんだから。
そうか、分かった。彼女になるには僕が感じたことと反対のことをすればいいのだ。彼女の見る景色に近づくためには逆になればいい、簡単なことだったのだ。
つまり、芹沢あさひを目指せばぼくは怖いものがなくなる。生きていて楽しいことがいっぱいになるし、明日を迎えるたびに怯える生活は終わるのだ。
なんて素晴らしいんだろうか。なるほど彼女の人生は楽しいわけである。
ということで手始めに、ぼくが最も怖かったものを怖くなくしよう。
ぼくは何を考えてもマイナスに及ぶ死んでいるのか生きているのかも分からないような人間が一番嫌いだ。同族嫌悪だろうか。
なので手始めに、ちゃんと自分を好きになってあげようと思う。芹沢あさひはきっと、ちゃんと自分が好きだろう。なら僕も、それを真似しようと思う。芹沢あさひのように、わくわくした世界を生きれるように。
ありがとう、芹沢あさひ。
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