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日向坂46・正源司陽子さんと藤嶌果歩さんに感じる思考特性の違い

以前、以下の記事で「藤嶌果歩さんえらい知的な考え方しはるなぁ」ということを書きました。

知的なイメージの四期生といえば、藤嶌果歩さんと並んで正源司陽子さんを思い浮かべる方も多いかと思います。個人的にはこの2人は結構正反対な考え方で物事に対応していくイメージがあるので、どんなイメージなのかについて述べたのがこの記事です。いつも以上に、とってもふわふわした記事になっています。

もちろん、どっちがいいとか悪いとか、他の子がアホとかいうことではありません。


藤嶌果歩さんのイメージ

一言でいうと「しなり」のイメージがあります。

藤嶌果歩さんの思考特性のイメージ

図で表すとこんな感じでしょうか。細くゆるく、草というか葦というか、そんな感じです。風でも揺れますが、だからこそ困難という名の大玉が横から来てもうまく受け流し、元に戻れるようなイメージです。

しなりがあるので、見たことない魔物がぶつかってきても芯は折れない

言うなれば「剛性(変形しにくさ)は低いけど強度(壊れにくさ)は高い」、みたいなことでしょうか。

藤嶌果歩さんは(その心中が実際どうかは置いといて)いろんなことをひょうひょうと、かつ柔軟に対応しているように見えます。先の記事にも書きましたが、内外の環境や状況、およびその変化をうまく受け止めて、「その上で、自分の内からどう答えを出そうか」と思考を巡らせているような印象があります。単に環境に流されるということではなくて、強度が高くしなりのある軸が存在するので、どんな球がぶつかってきてグニャッとなっても、結局最後には「それらを一旦受けた上での藤嶌果歩」に戻る、そんなしなやかな知的体力と思考特性を持っているイメージがあります。

揺れど曲げれど決定的に「折れる」ところまで至らない強さがある人なのかなぁというのが僕の持っている印象です。

正源司陽子さんのイメージ

一言でいうと「頑健」です。

正源司陽子さんの頑健な思考特性のイメージ。硬そうに見えないのは自分のデザイン力不足です。

図で表すとこんな感じで、藤嶌果歩さんとは違い、太くて硬い何かがズシンと立っているようなイメージです。勉強熱心だからか教養もあるように、あらゆる知や工夫で強さを身につけていくような、「どうすればもっと強くなれるか?」を常に考えているような印象があります。たいていの事であればぶつかっても揺れず、壊れず、跳ね返せるような、知性の剛性が非常に高いイメージです。「何が来たって跳ね返してやっぞ!」みたいな、少年漫画のヒーローっぽい雰囲気がします。

たいていの魔物なら跳ね返せる

一方で、剛性を超える負荷がかかったときや、「そこは盲点だった」というような試練が訪れたときに、意外と脆いイメージもあります。剛性は高いけど強度は案外低い感じでしょうか。

左「いやそんなデカい球来るんかい」 右「いや上から来んのは想定外やわい」

セルフドキュメンタリーで「自分ってこんな脆いんだ、って割と思ったかも」と発言していたことからも伺えるように、一定の予測範囲内の生活だった加入前の生活では、日々の鍛錬で獲得した剛性でたいていの事を跳ね返せていたものの、加入後の一変した生活にはその剛性を持ってしても跳ね返せず、はらんでいる脆さを本人も自覚するに至ったのかなぁと思ったりします。手震えなどの普段見せる不器用さもやその脆さの一面でしょうか。
セルフドキュメンタリーで話した自己分析の件を見ても、自分をより強くするために頭を使って「方法論」や「仕組み」を導き出すタイプなのかもしれません。自分の剛性を超えるような困難や課題にぶつかったとしても、次までにはトレーニングや準備を重ねて「より鍛えた外壁」とか「鉄壁の盾」なんかを用意して跳ね返せるようにしていくような、真正面から魔物に向き合う「漢くささ」を持っている気がします。

左「横強くしたったわ」 右「盾持ってみましたわ」

修行や鍛錬で強くなろうとする感じと、少年のような無邪気さを持つ性格とで、やっぱり少年漫画の主人公っぽさを感じます。

イメージの違いまとめ

冒頭の記事の例でいうと、100%頑張れないことに対して藤嶌さんは、思考の論理を変えて「物事の捉え方を変える」という自分の内にあることで対応したのに対して、もし正源司さんが同じ課題にぶつかったとしたら違う方法を取る気がします。考えを変えるというよりは、なんらかの仕組みを工夫することで100%出せる環境を作ったりするようなアプローチを取るんじゃないかなぁとなんとなく思います。端的に言うと、

藤嶌さんは「弱さは弱さとして認めた上で強くいられるようにする」、
正源司さんは「弱さを覆せるほどに強くなれる方法を探ろうとする」、

みたいなイメージですかね。皆さんにはどう見えてますでしょうか。

おいちゃんのお気持ち

この二人を含め、四期生には「この子、いつか表題曲のフロントに立つんやろうな」と感じる子が多いと思います。中でも正源司陽子さんは、最初にお披露目された瞬間に「あ、いつかセンターになる子や」と感じた方も多かったのではないでしょうか。実際、Mステスーパーライブで初見の人の視線を(プルプル震えていたので保護者的な気持ちも含めて)奪っていったあの引力は凄まじいと思います。

この、初見から「あ、いつかセンターになる子や」と確信する感覚は、上村ひなのさんが2018年のお見立て会で初めてファンの面前に登場した時と同じような感覚でした。その後、松田好花さんが「ガラパゴスケータイみたいにカチコチだった」と表したほどの硬さが取れて本来の柔和な魅力が存分に出るようになったのは(同期の加入が遅かったとはいえ)3年後の2021年でした。そして実際にセンターに立つのはさらに2年後の2023年、初登場から5年後のことです。

上村さんは先輩からの寵愛を受けながら本当にじっくり、本当に素敵に育って、ソロ曲やユニットへの抜擢は早かったもののフォーメーションとしては徐々にフロントなどを経験させてもらいながら、今の上村さんなら間違いなく出来るというタイミングでセンターに抜擢されました。個人的にはめちゃくちゃいい塩梅で育成できた良い事例に感じています。

一方、正源司さんは Happy Train Tour 2023 や Mステスーパーライブ2023 で One choice の代理センターを経験したように、目立つポジションを足早に経験していく道に立っているようにも見えます(あくまで今のところですけどね)。

おいちゃんの自分としては、せっかく頼もしくて温かい先輩たちに囲まれてるのだから、上村さんみたいにいっぱい甘えて、数年かけてじっくりゆっくりすくすく育ってもらうのもええんちゃうかしらね、頑健さの中に脆さも感じますしね、と思ったりもします。間違いなく今後グループを背負って立つ人だろうというのは揺るぎないので、「あんまり急ぐと壊れちゃわないかしら」という老婆心が込み上げないこともないです。

もちろん、合宿期も含めれば加入して1年半ほど経ったので、四期生としては「そろそろ自分たちもグループの中軸を担ったり、推進する立場にならねば(なりたい)」という気持ちが強くなってきてるかと思います。自分も就職して同じくらいでそんな気持ちになりましたし、ずっとフォロワーのままでいてもつまらなく感じる気持ちもわかります。なのでいい塩梅の、ギリギリ超えれる高い負荷でいい感じに成長していけるといいような気はします。たとえば宮地すみれさんは諸々の状況も相まって、個人的にはかなりいい塩梅の負荷に見えています。

昨今のアイドルグループを見ていると、グループに一人突出した人気・知名度を誇った人がいたとしても、その一人によってグループ自体の形勢も一気に変わるようなことは期待しづらいように思います。なので個人をあまりにもグループの救世主的に扱ってプレッシャーをかけるのも、本人がしんどくないかなぁと勝手に不安に思わなくもありません。

といってもこの辺は、運営の中の人のほうが解像度高く見えてるはずなので、いちファンとしては見守ってニコニコするほかないですけどね。出来ることといえば、「大丈夫だよ〜怖くないよ〜関係者も見てる人もみんな味方だよ〜」って祈ってあげることくらいでしょうか。これは一人のおいちゃんのただのお気持ちなので、どんな形になっても、こちらとしてはニコニコ見守るのみではあります。

まとめ

藤嶌果歩さんと正源司陽子さんは、その思考特性においてわりと対照的なイメージがあるなぁ、ということを述べました。

藤嶌さんのしなり感や正源司さんの頑健さは、まさに補完し合うというか、柔と剛みたいな関係なので、なんだか漫画みたいでワクワクするなぁと思います。みなさんはお二人にどんな印象を持っていますでしょうか?

二人に限らず四期生は楽しみな子ばかりですし、2024年は四期生も含めて日向坂がどう展開していくか、期待に胸が膨らみますね(小学生並みの感想)。

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