スプラトゥーン3が出ますよ
少し前のニンテンドーダイレクトで発表されたスプラトゥーン3。
朝ニンダイのために早起きしてこれが発表された時は信じられなくて俺だけをターゲットにしたカスドッキリかと思った。嬉しすぎて画面を見ながらずっと一人で拍手してた。
スプラトゥーン2は自分にとって間違いなく人生で一番ハマったゲームだと思う。3,450時間。公認会計士、司法書士、弁理士の資格取得の目安が大体3,000時間らしい。嫌な気持ちになってきた。
とはいえ楽しみで仕方ないので、経験と限られた情報からどのようなゲームになっていくかを推測したいと思う。
スプラトゥーン3はどのようなゲームになるか。
その前にスプラトゥーン1及び2のゲーム性について言及したい。僕はスプラトゥーン2から始めたので1については完全ににわかです。それを踏まえた上でお読みください。ちょっとスプラトゥーンに触れたことのある人向けです。
スプラトゥーン1は塗った面積で勝敗が決まるという斬新なゲーム性で話題になった。「人を殺すのとかはちょっと…」とシューティングゲームを敬遠していたライトユーザーに対して「塗っていれば味方に貢献できるんだ」「塗るだけでも楽しそう」「イカちゃんかわいー」と思わせて拾い上げることに成功した。スプラから入って他のシューティングゲームに触れた人も多いのではないか。そう言う意味ではゲーム業界全体への貢献度の高い作品かもしれない。
しかし肝心のゲーム内容については、顧客がライトユーザーと言うこともあってか大味な部分も見受けられた。ざっくり言うとダイオウ強すぎスパショ強すぎ疑似確強すぎゾンステ強すぎって感じ。
要はめちゃくちゃ強いブキがいくつかあって、それらをぶつけ合うお祭りゲーと言ったゲーム性に落ち着いてしまった。それぞれのブキが強くて何が悪いんだって思うかもしれないけど、これってつまり強い人が一人居たら勝てちゃうよねって言うゲームなんね。4人vs4人のチーム戦だからこそ「味方と連携して勝てた!」って言うのがカタルシスに繋がるんだと思う。「何か味方の一人が強くて勝った」「敵の一人が無双してて負けた」って面白いのか?っていう。俺関係なくない?っていう。
それを踏まえてリリースされたスプラトゥーン2。おそらく運営側も同じことを思ったんだと思う。1との大きな変更点がいくつかあった。
①攻撃を受けてから回復するまでの時間が長くなった
②復活短縮ギア、ステルスジャンプギアのナーフ
③スペシャルウェポンの一新(前作ほどの破壊力がなくなった)
他にも色々あるがパッと思いついたのはこのへん。これだけでも運営側が1よりもガチ寄りなゲームにしようとしたことは見てとれるはず。一つ一つ見ていくと、
①…ダメージが入っている状態が長く続くため、1人倒して次にもう1人倒すということが難しくなった。逆の目線から言うと、味方が交戦している時にカバーを入れやすくなった。
②…デスの重みが増したため、適当に突っ込んで何人か倒せたらいーやという立ち回りが通用しなくなった。
③…1人で無双出来るスペシャルでないため、味方とタイミングを合わせて使うことが求められるようになった。
これらの変更により、チームで息を合わせないと勝てない仕様へと変更された。これで緻密な連携がモノを言う面白いゲームになるだろう。
と思いきやそうはならなかった。
ユーザー(主に上位勢)はデスの重みが増した事に加えて前線でダメージを出してもすぐにカバーされてやられてしまうために、リスクを恐れて前に出なくなった。長射程を持つ、もしくは遠くからボムを投げまくるのが強い戦術となり、インファイトがなくなってしまった。クイックボムを3つ投げてスーパーチャクチを使ってクイックボムを3つ投げるのが最強という環境すらあった。最悪。
長射程が強い環境というのも問題で、普通チームに1人いれば良いようなブキなのに2人3人と当たり前にマッチングするようになった。
こうして全員が前に出ない立ち回りをすることでゲームスピードが遅くなり、肝心な爽快感が失われるという結果になった。
そしてスプラ2はアプデにアプデを重ね、1の仕様にどんどん近付いていくという悲劇的な展開となった。
そこでスプラトゥーン3だ。
スプラ3のこの世界観には2のファイナルフェスの結果が反映されている。
このお題に混沌が勝利したことによってスプラ3の世界観が決定した。荒廃した大地に九龍城のようなごちゃついた街並みは明らかに混沌を意識している。めちゃくちゃ良い。
しかしこのお題は本当に世界観についてのみ問われたものだろうか。
進む道は自分自身で切り開く混沌、敷かれた道の先に約束された未来が待っている秩序、これはそれぞれスプラトゥーン1と2を指しているように思えてならない。
スプラ2で運営が提案したスプラトゥーンの遊び方を否定したユーザーに対し、もう一度投げかけてみたんじゃないだろうか。
「1と2どっちが良かった?」と。
↑スプラ3では1のぶっ壊れ代表スペシャル、スーパーショットが復活
混沌が選ばれたことにより、恐らくスプラトゥーン3は1に似た爽快感溢れるお祭りのようなゲームになるだろうと推測する。しかし2で得たゲームバランスについても上手く落とし込んでくれるだろうと期待している。
というのも終わり際の挨拶だからではなく、公開されている情報にこのようなものがあったからだ。
スプラ3には新アクションとして、「イカロール」と「イカノボリ」が採用されている。敵の攻撃を避けたり、高台に登って飛び上がったりするアクションだが、これらは明らかに短射程ブキの活躍を期待するものだ。チャージャーの射線を躱したり、高台に居座る長射程を刺しにいくことを想定しているのだろう。
スプラトゥーン1では復活短縮によって、2では救うことが出来なかった短射程を、3ではこれらのアクションによって救済しようとしている。原点回帰しながらも別のアプローチによって新しいゲーム性をユーザーに提供しようとしてくれているのだ。この時点でもうスプラトゥーン3には期待しかない。楽しみすぎる。待てね〜〜〜〜
以上でスプラトゥーン3についての私見を終わります。
詳しい人から見たら「全然違うだろ‼‼️️」みたいな意見も出ると思います。そういう意見については一切無視しようと思ってます。
ちなみに自分はファイナルフェスでは秩序に投票しました。近未来的でディストピア的な世界もいつか描いて欲しいなと思います。おしまい。