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"[V]: バニラ"①(14 Minesweeper Variants攻略1)

今回から、14 Minesweeper Variantsの攻略の仕方を紹介します。
14 Minesweeper Variantsの上達のコツは、前回の記事で紹介しました。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。


マスを確定させる方法

攻略に入る前に、安全マスや地雷マスを確定させるための主な3つの方法を説明します。
①論理的に導く
②背理法を使う
③場合分けする

①論理的に導く

一番楽で確実な方法は、論理的にマスを確定させる方法です。
これから定石を紹介する際は、なぜそうなるかまで必ず説明します。
定石は必ず理由まで理解し、応用がきくようにしましょう

②背理法を使う

次に楽で確実な方法は、背理法を使うことです。
背理法とは、「〜だ」ということを証明するために、一旦「〜でない」と仮定して話を進めて矛盾を導くことで、「〜でない」と仮定したのが間違い、すなわち「〜だ」というのは正しい、とする方法です。
マインスイーパーでは、「このマスが地雷マスだとすると、数字やルールなどに反するので、このマスは安全マスだ」や、「このマスが安全マスだとすると、数字やルールなどに反するので、このマスは地雷マスだ」のように使います。
まとめると、安全マスになりそうなマスには地雷を置いて矛盾を導く。地雷マスになりそうなマスは安全マスだとして矛盾を導く。これによりマスを確定させることができます。

③場合分けする

この方法はなるべく避けましょう。
頭をあまり使わなくて済むのですが、時間がかかりやすく、ミスもしやすいので、お勧めしません。
①でも②でも対応できなかった際の最終兵器だと思ってください。

絶対にやってはいけない方法

マスを確定させる3つの方法をお伝えしましたが、次に「絶対にやってはいけない方法」をお伝えします。それは、「あり得る地雷の配置を列挙する」という方法です。
なぜこの方法がいけないのかというと、我々も人間ですから、「他にあり得る地雷の配置を見逃す」ということがあり得るからです。
しかし「場合分けしても確定するマスが分からない…」という場合には、この方法が少しだけ役立ちます。
あり得そうな地雷の配置を列挙して、どの場合でも安全マスになるマスがあったとします。ここですぐに開けてしまうのは、先ほど述べたようによくありません。しかし、②の背理法を使って、そのマスが安全マスだと証明できれば問題ありません。つまりそのマスを地雷マスだと仮定して、矛盾を導けば良いのです。

[V]5x5は論理的に解けるようにしよう

この記事で紹介する考え方を使えば、わざわざ背理法を使ったり場合分けしなくても、[V]5x5が解けるようになります。
皆さんも、[V]5x5は論理的に解けるようになりましょう!

"[V] バニラ"のルール

解き方を説明する前に、まずはルールを理解しましょう。

数字は周りにある8マスの中に埋まっている地雷数を表す。

これは、前々回の記事で紹介した、マインスイーパーのルールそのものですね。しかし…

数字がはてなマークに置き換えられて、表示されないことがあります。

これは普通のマインスイーパーにはないことですね。
14 Minesweeper Variantsでは、「解く上で必要のない数字」は"?"にされてしまうことがあるのです!
数字が全て書かれていたら逆に簡単になってしまうので、こうして難易度を調整しているのですね。

さて、"[V] バニラ"のルールが分かったところで、解き方を見ていきましょう。

問題1([V]5x5-10-11192①)

下の盤面では、どのマスが確定するでしょうか?
※E5に書かれているのは、アルファベットのO(オー)ではなく、数字の0です。

ヒント1(確定するマスの数)
 ↓
 ↓
 ↓
安全マスが3マス確定します。

ヒント2(着目する箇所)
 ↓
 ↓
 ↓
E5の"0"に着目しましょう。

解答
 ↓
 ↓
 ↓
E5の"0"から、「E5の周り8マス(今回はD4・D5・E4の3マス)には、地雷が0個ある」ということが分かります。
つまりD4・D5・E4の3マスには地雷がないということなので、これら3マスを開けることができます。

問題2([V]5x5-10-8779)

先ほどとは別のステージです。下の盤面では、どのマスが確定するでしょうか?
※B1に書かれている"?"は、安全マスだけど数字を教えてくれないのでしたね。

ヒント1(確定するマスの数)
 ↓
 ↓
 ↓
地雷マスが4マス、安全マスが2マス確定します。

ヒント2(着目する箇所)
 ↓
 ↓
 ↓
まずはB5の"4"に着目しましょう。
その後、C5の"2"に着目しましょう。

解答
 ↓
 ↓
 ↓
B5の"4"から、「B5の周り8マス(今回はA4・A5・B4・C4の4マス)には、地雷が4個ある」ということが分かります。
これを満たすには、A4・A5・B4・C4の4マス全てに地雷がないといけませんね。A4・A5・B4・C4の4マスが地雷マスで確定します。(解答は、画像の下に続く)

次にC5の"2"から、「C5の周り8マス(今回はB4・C4・D4・D5の4マス)には、地雷が2個ある」ということが分かります。
すでにB4・C4の2マスに2つ地雷があるので、これ以上地雷を置くことはできませんね。
よって残りの2マスD4・D5が安全マスで確定します。

ここまで紹介したような、数字1つだけで決まるマスは、その数字をクリックするだけで自動で旗を立てたり開けたりしてくれます。

「地雷総数」について

画像には載せていませんが、実際の画面の左上には「地雷総数」が書かれています。その名の通り、「地雷が全部で何個あるか」です。
ほとんどの場合、地雷総数は終盤でしか使いません。逆に言えば、よほどのことがない限り、序盤は地雷総数を気にする必要がありません

また、地雷総数から「残りのマスが全て安全マスか、全て地雷マスである」と分かる場合、画面の右上にある「スキップボタン」がチェックマークに変わります。
チェックマークをクリックするかスペースキーを押すと、残りのマスを全て自動で埋めてくれて、すぐにステージクリアできます。

ただしステージによっては、「地雷総数を使ってさらに考える」ということが必要な場合もあります。
そのようなステージは、次回扱います。

最後に

さて、今回は1要素しか使わない簡単な考え方しか紹介できませんでしたが、少し長くなってしまったので今回はここで終わりにします。
次回は、「数字2つ」もしくは「数字1つ+地雷総数」のように、2要素を使った少し難しい考え方を紹介します。お楽しみに!


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