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"[V]: バニラ"②(14 Minesweeper Variants攻略2)

前回の"[V]: バニラ"攻略の続きです。
前回の記事はこちら↓

前回は1要素のみで確定する考え方を紹介しました。今回は少し難しくなって、2要素を使う考え方を紹介します。


問題1([V]5x5-10-11192②)

前回の問題1の続きです。D4・D5・E4の3マスを開けたところ、下の画像のようになりました。次はどのマスが確定するでしょうか?

ヒント1(確定するマスの数)
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地雷マスが1マス、安全マスが1マス確定します。

ヒント2(着目する箇所)
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まずはD5の"1"に着目しましょう。
その後、D4の"2"とE4の"1"に着目しましょう。

解答
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前回の問題2のように考えると、D5の"1"から、C5が地雷マスであることが分かります。
そしてここからが少し難しくなります。
次はD4の"2"とE4の"1"を同時に考えます。
E4の"1"から、D3・E3の2マス(下の画像の緑の部分)には地雷が1つあることが分かります。その地雷がD3とE3のどちらにあるかは重要ではありません。

そして、すでにC5に地雷があることも踏まえると、D4の"2"の周りにはもう地雷が2つあることになります。よって、残りのC3は安全マスとなります。
このように、地雷がどのマスにあるのかを必死に考えるのではなく、数個のマスをまとまりで見ることが重要です。

また、数式を使って以下のように考えることもできます。
D4の"2"から、C3+C5+D3+E3=2
E4の"1"から、D3+E3=1
上の式の両辺から、下の式の両辺を引いて、
(C3+C5+D3+E3)−(D3+E3)=2−1
C3+C5=1
そしてすでにC5に地雷があるので、C3は安全マス。

数式を使わずとも、「D4の"2"とE4の"1"の差は、範囲の差であるC3とC5から生まれているので、C3とC5には2−1=1つの地雷がある」と考えられるようにしましょう。
このように考えれば、場合分けしなくても解けますね?

問題2([V]5x5-10-7232)

今度は新しい盤面です。どのマスが確定するでしょうか?

ヒント1(確定するマスの数)
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 ↓
安全マスが3マス確定します。

ヒント2(着目する箇所)
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B1の"2"とB2の"2"に着目しましょう。

解答
先ほどの問題1の考え方を参考にして、場合分けせずに解けましたか?
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B1の"2"から、A1・A2・C1・C2の4マスには地雷が2つあることが分かります。その地雷がA1・A2・C1・C2のどこにあるかは重要ではありません。
これでB2の"2"の周りにはもう地雷が2つあることになるので、残りのA3・B3・C3の3マスは、安全マスとなります。

数式を使って考えると以下のようになります。
B2の"2"から、A1+A2+A3+B3+C1+C2+C3=2
B1の"2"から、A1+A2+C1+C2=2
上の式の両辺から、下の式の両辺を引いて、
A1+A2+A3+B3+C1+C2+C3)−(A1+A2+C1+C2)=2−2
A3+B3+C3=0
よって、A3・B3・C3の3マスは安全マス。

ここでも数式を使わずに、「B1の"2"とB2の"2"の差は、範囲の差であるA3・B3・C3の3マスから生まれているので、A3・B3・C3の3マスには2−2=0個の地雷がある、すなわち全て安全マス」と考えられるようにしましょう。

問題3([V]5x5-10-9077)

ステージの終盤です。どのマスが確定するか分かりますか?
今回は地雷総数も使います。
地雷総数: 10(残り: 2)

ヒント1(確定するマスの数)
 ↓
 ↓
 ↓
安全マスが1マス、地雷マスが2マス確定します。

ヒント2(着目する箇所)
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 ↓
以下の3通りのどの考え方でも解くことができます。
①B1の"3"と地雷総数 → C2の"2"かD2の"4" → B1の"3"
②C2の"2"と地雷総数 → B1の"3" → C2の"2"かD2の"4"
③D2の"4"と地雷総数 → B1の"3" → C2の"2"かD2の"4"

解答
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 ↓
B1の"3"から、A1・A2・B2・C1の4マスには地雷が3つあることが分かります。A2・B2に2つ地雷があるので、A1・C1に地雷が1つあることになりますね。その地雷がA1・C1のどちらにあるかは重要ではありません。
地雷総数から、まだ1つ地雷が残っていることが分かるので、残りのD1に地雷があることが分かります。
これでC2の"2"の周りにはもう地雷が2つあることになるので、残りのC1は安全マスとなります。D2の"4"で考えても同じです。
するとB1の"3"から、A1は地雷マスとなります。
まとめると、C1は安全マス、A1・D1は地雷マスとなります。
(最初をB1の"3"ではなく、C2の"2"やD2の"4"から考えても解けます。考え方はほぼ同じなので省略します。)

数式を使って考えると以下のようになります。
地雷総数から、A1+C1+D1=2
B1の"3"から、A1+C1=1
上の式の両辺から、下の式の両辺を引いて、
A1+C1+D1)−(A1+C1)=2−1
D1=1
よって、D1は地雷マス。(以下略)

最後に

今回扱った問題では、1つの数字の範囲が、別の数字の範囲の中に完全に含まれていました。(地雷総数は盤面全体の地雷の数を表しているので、問題3もそうです。)
しかし次回はそうではなく、今回よりも難しくなっています。
とはいえ、そのレベルがスラスラ解けないようでは、特殊ルールに挑む資格はないと言っても過言ではありません。確実にマスターしましょう。
次回もお楽しみに!


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