Developers Summit 2022を振り返る~学生視点での感想とこれからの展望~
私は、先日行われたDeveloper Summit 2022にオンラインで参加した。今回が初めての参加である。まず結論から述べると、前線で活躍する開発者の体験や新しい技術に触れることができ非常に貴重な体験だった。
(下のツイート参照)
今回の記事では、Developer Summit 2022(以下、「デブサミ」)を内容を詳細に説明していく。単に内容を説明するだけではなく、それに加えての自分の意見や今後の展望も述べていく。
デブサミに参加した人も時間の都合上参加できなかった人も、本記事を通して何らかの気づきや学びを得られたら幸いである。それでは早速、本題に入ろう。
全体の感想
まずはデブサミの全体の感想を簡潔に述べる。これは前にも述べたとおりで、最前線で活躍するプログラマーの経験や新しい技術に触れることができ非常に貴重な体験だった。技術書やYouTubeでは決して手に入らない学びを得られた。
全部は紹介しないが、
🤔「この技術を自分の開発で使ってみようかな」
😮「こんな考え方があったなんてすごいな」
😄「この人のプレゼン面白いな」
上に挙げたような様々な驚きや新たな気づき、未知の知識が満載の二日間だった。
きっかけは翔泳社が運営しているCodeZineで宣伝があったから「なんとなく面白そうだし、ちょっとお話を聞いてみようかな」という軽いノリだった。実際参加してみると、自分の予想を何百倍も上回るレベルで面白さや新たな発見があった。今振り返ると、きっかけはどうであれデブサミに参加できたのは本当に良かったと思っている。
参加したセミナー
今回のデブサミで私が参加したセミナーは以下の通りである。
今回の記事では、これらの中から参加してよかったセミナーを3つ厳選してそれぞれの内容と自分が得られた学びを中心に話していく。(分量の関係で全部は説明できないので)
私が選ぶBEST3のセミナー
本章では、私がデブサミに参加して個人的に良かったセミナーを3つピックアップする。
第3位:Deno~モダンなJavaScriptやTypeScript開発環境~
内容
✅JavaScriptやTypeScriptの開発環境のDenoの概要、メリット/デメリットの説明
✅Node.jsの問題点
✅DenoとNode.jsの比較
✅発表者がDeno本社で働いた経験
自分の学び
Node.jsについてはなんとなく知っていた。しかし、Web開発で必要不可欠なNode.jsにも問題点があることには驚いた。従来の言語の問題点を解決した言語(フレームワーク)、という観点においてはDenoとTypeScriptは類似していると考えた。
私は普段の開発でNode.jsは使わない(とは言ってもReactやVueのインストール時に使う程度)が、Denoを知ってNode.jsやDenoを使った開発にますます興味が湧いた。そして、Denoをバックエンドで構築した簡単なアプリを開発してみたいと考えた。(まずはNode.jsについて理解する必要はあるが…)
Node.jsの問題点を解決した新しい技術に出会えたのは本当に貴重な経験だった。まだ発展途上でそこまで技術のリソースはないが、Denoを積極的に開発で使ってみたいと考えた。
▼Deno公式サイト
第2位:GitLabで見つけた最高の働き方
内容
✅世界有数のフルリモート企業であるGitLabで実際に働いている二人の経験
✅発表者自身がGitLabでの労働経験から得られた学び、私たちに向けての具体的なアクションプラン
自分の学び
大前提として、働き方やコミュニケーションはより良い開発や最高のパフォーマンスの発揮には必要不可欠である。労働環境が生産性や開発に多大な影響を与えることを痛感してくれる学びの深いセミナーだった。GitLab独自の労働環境が面白かった。特に、同期と非同期を使い分けてコミュニケーションを考えているのがユニークで面白かった。同期と非同期の考え方をベースに、使用するツールやアプリを行うコミュニケーションで別々にしていたのが興味深かった。
あくまでGitLabで採用されているコミュニケーションや働き方ではあるが、これからの働き方やコミュニケーションを再検討する上では有意義なセミナーだった。そして、自分の個人事業にGitLabのリモートワークを生かしてみようと考えた。
第1位:「あなたの技術力が”ワクワクするサービス”に変わる未来」
内容
✅ゲーミフィケーションを実際のサービス開発に活かす方法を詳細に解説
✅開発を行う上で必要不可欠な「ものづくり」の視点を共有
自分の学び
クライアントのニーズに応え、かつ長期に渡って「ワクワク」して利用してもらえるサービス開発を行う上でのエッセンスをより深く学べた。
サービスを開発する上で、
✅サービスそのものに集中させること
✅ユーザ側やサービス側の「段階的な目標」の関連を理解し、設計や開発を進めること
これらの2つのことが非常に重要だと考えた。クライアントの立場になってサービス開発を進めることは重要かつ見落としやすい視点なので、開発を行う上での重要なマインドセットを学べた。この学びを起業に活かし、クライアントが長期に渡って使ってくれるWebサービスを開発したいと考えた。
将来の展望
デブサミで得られた学びを糧に、今後の展望を簡潔に紹介する。
今回のデブサミで得られた学びを踏まえて、新しい技術に関する情報収集を怠らず、たくさん勉強して自分の市場価値を上げていくのが現時点での目標だ。これからも学びと行動を継続し、今年の個人事業の開業に向けて開発に全力投球する。さらに、今自分が使っている言語やフレームワークが今後も需要が高く求められているものなのかを検討して、一人のプログラマーとしてアップデートし質の高い開発を継続する。
まとめ
今回の記事では、学生視点でDevelopers Summit 2022の振り返りと自分の学び、今後の展開を詳細に話した。デブサミで得られた新たな学びを生かして、今後の開発に積極的に活かしていきたい。
学生時代にデブサミに出会えて本当に良かった。この貴重な経験は自分の人生にとって貴重な財産になるだろう。