私が助産の院進学を勧めない理由part1
こんにちは!助産学生のなめ子です。私は修士になんとなく憧れを抱いていて助産の院に進学しました。でも助産の院生をやっていく中で、助産の院進学はもっと真剣に考えるべきだったなと思うようになりました。なので今から助産の院進学のを勧めない理由を上げていこうと思います。
最近の助産の教育現場の動向
最近の助産教育は看護師と同時に資格取得ができる大学教育から看護師資格を持った学生を教育する大学の専攻科・別科や大学院への教育にシフトしています。この情勢に伴い、大学の専攻科・別科や大学院の養成所は増加しています。そのため、令和の時代の看護学生は助産の院の選択を視野に考える方たちが多いのではないかと予想します。しかし、そんな今だからこそ、なんとなく大学院に行くのではなく、自分に合った学校(助産学校・専攻科・大学院)を選択してほしいなと私は思います。
私が助産の院を勧めない理由
これから、私が助産の院を勧めない理由を説明します。ここからは私の意見なので進路選択の参考程度にしていただけたら嬉しいです。
①助産の大学院がまだまだ新しいから
先ほども説明しましたが、助産の大学院に教育がシフトしている最中なので大学院になってから歴史が浅い学校が多いと思います。そのため、教育方法や学生の受け入れ体制がしっかりと統一されておらず、教員によてバラバラだったりする可能性があります。
※これは新設の専攻科や助産学校でも言えることなので大学院だけではないです。
②助産の大学院は閉鎖的で逃げ場が少ない
現在少子高齢化で分娩介助の件数を確保するのが難しい状況にあります。そうなると学生の募集人数は少人数化します。コロナが流行してからさらに募集人数が減ったところもあります。特に大学院は助産学校よりも募集人数が大幅に少ないことが多いです。
そうなると、学生の人数が少ないので教員の人数も少ないことが多く、研究室も場所によっては1つしかないことがあります。メリットとしては、教員と学生の距離がとても近いことですが、デメリットとしては教員や同期の学生と上手くいかない場合とてもしんどい状況になり、孤立する可能性があります。
③院生生活は2年間で長い…✨
院生生活の2年間は大学生の時の2年間より長いです。理由は三つあります。一つは、大学の時よりも充実した過密なスケジュールを過ごすことです。充実しすぎていて、あっという間を通り越して「体感2年間なのにまだ1年しかたっていない」という風に感じるようになります。ちなみに私は入学して1週間で、体感1か月分でした。絶望です
二つ目は、卒業しても1年制の助産学校や専攻科と同じ給料なことです。2年間頑張って修士を取得しても、1年制の学生と同じ給料なことがほとんどです。また、看護師と比較してもお給料に大して差がありません(´;ω;`)。院生になってから1年経った時、1年制の同期が学校を卒業し助産師になっている姿をインスタで見てとても羨ましかったし、「あと1年辛抱しなきゃいけないんだ」とより一層感じてしましました。
三つ目は、理解者が少ないことです。看護の分野で大学院進学する人は少なく、大多数が看護師資格取得後就職する形になります。そのため周りが働いている中、学生をすることになります。
周りは社会人になり金銭的にも余裕が出てきているため、大学のころの友人と遊びに行くと金銭感覚のズレが出てきます。
また大学院に行ったことがない人は「大学院生=学生=大学の時と同じくらいの大変さ」という考えがどこかあり、学生だから社会人よりも楽と思っている人がいます。学生の大変さと社会人の大変さはベクトルが違うので比較する必要はないです。しかし、大多数の友人が院に行ったことがない人なのでやっぱり理解はされていない孤独感があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?助産のネガキャンみたいで本当はマイナスなことを書きたくないのですが、この記事を通して院進学について一度考え直し、自分に合った進学場所は何なのか再度考えるきっかけとなったらとても嬉しいです。
ここまでが「私が助産の院を勧めない理由Part1」です。長くなるのでPart2(まだ掲載していない)に続きます~