[MTGA]Don't you like Agent?[裏切りのヴィリス]
※本記事にはかなり偏った考え方が掲載されています。予めご了承下さい。
※また、あくまでもエンターテイメントとして意見を述べているので、特定のデッキ及びカードの使用者に対して人格を否定しているものではありません。
現在、2020年5月30日。あともう数日でスタンダードとヒストリックの禁止改訂となるのだが、その前にどうしてもこのデッキだけ紹介しようと思う。
デッキ紹介の前に１つだけ解いておきたい。貴方は《裏切りの工作員》についてどう思いますか？
現在、ウィノータやルーカで踏み倒してキャストされ、タッサやヨーリオン、魅力的な王子によってちらつきパーマネントをごっそりと持っていく。
好意的にしろ、非好意的にしろ現在の環境は彼を中心に回っていると言うことも出来なくはない。（テフェリーもであるが）
右をみたら工作員、左を見ても工作員…多すぎやしないか？
特にネタデッキ愛好家にとってはコンボの肝となる土地や数少ないキーカードを詰められる事が多く、何度も煮え湯を飲まされた。
80枚デッキって60枚よりよく回るんだっけか…
6月1日から工作員自身の禁止、もしくは何らかしらのパーツの禁止がされることはまず間違いないだろう。
仮に工作員が禁止されるとしたらそれはもう勝ち逃げである。
そんな事は断じて許せない。
他のデッキには負けてもいいから、環境最後に（もう最期のつもり）ギャフンと言わせてやろうじゃないか。工作員の使用を後悔するくらいに…
1.裏切りのヴィリス
デッキ
2 ヴァントレス城 (ELD) 242
7 島 (UND) 90
2 永遠神の投入 (WAR) 196
4 中和 (IKO) 59
3 寓話の小道 (ELD) 244
2 ロークスワイン城 (ELD) 241
2 大いなる創造者、カーン (WAR) 1
7 沼 (UND) 92
2 軍団の最期 (M20) 106
2 地獄界の夢 (THB) 121
2 絶滅の契機 (IKO) 88
3 憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス (WAR) 100
4 血の取引者、ヴィリス (M20) 122
2 湿った墓 (GRN) 259
1 欺瞞の神殿 (THB) 245
4 思考消去 (GRN) 206
4 秘本綴じのリッチ (M20) 219
2 夢を引き裂く者、アショク (WAR) 228
2 肉儀場の叫び (RNA) 70
3 詭謀 // 奇策 (GRN) 222
サイドボード
2 墓掘りの檻 (M20) 227
1 永遠の大釜 (ELD) 82
2 ジンジャーブルート (ELD) 219
1 トラバサミ (IKO) 241
1 魂標ランタン (THB) 237
3 魔術遠眼鏡 (ELD) 233
1 王神の立像 (WAR) 238
1 隕石ゴーレム (M20) 232
2 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
1 黄金の卵 (ELD) 220
2.デッキ構築までの思考
デッキは一見すると、ハンデス、接死、追放除去をベースに盤面をロックし、薄くなった手札は《血の取引者、ヴィリス》で補充するという特に珍しくもない、さほど強そうなギミックも見えない、アショクとカーンをメインに投入し、マジックやり初めのプレイヤーが作りそうな「何でも対応できる！（ｷﾘｯ）」コントロールである。
無論、そんな都合の良いものは存在せず、「何でも対応できる。」=「引きが噛み合わなければ何も出来ない。」と言うことははっきりとしている。
端的言うと弱いデッキの特徴である。
そう、普通のデッキが相手なら
今回は《地獄界の夢》と《憎悪に歪むもの、オブ・ニクシリス》が採用されている。このカードこそ、一見すると採用理由が不明のカードである。
この二種類が一撃必殺のキーカードになっている。
このデッキの中で中心となっているある意味「強い」パーマネントは《血の取引者、ヴィリス》しか存在しない。
最初に述べたが、現環境は《裏切りの工作員》によって回っていて、そんな物は格好の的である。取られたら機能停止が目に見えている。
しかし、それが罠だ。今回はあえて奪わせる。
地獄界の夢とオブ・ニクシリスのどちらかがヴィリスと合わさると、ヴィリスは永遠にドローを続けるのである。
ドロー→ダメージ→ヴィリス誘発→ドロー
まさに死に誘う無限ループである。
他のカードを奪われても相手の勝ちには近づかないので、《裏切りの工作員》を勝ち筋の中心においているデッキには滅法強いのである。
3.回し方
１つだけ事前に頭に入れておくことがある。《裏切りの工作員》の⑦マナに対してヴィリスは⑧マナであるという点だ。そのため、そこまで耐えることが大切である。ルーカから踏み倒されることも出来る限り避けるようにプレイしていく。
ここで活躍するのが《大いなる創造者、カーン》だ。リアニメイトの形をとってはいるが、場合においては《墓堀りの檻》を設置する。
そんなこんなで盤面を整えながらヴィリスをプレイした後は工作員を奪わせて地獄界の夢かオブ・ニクシリスで蓋をすればggだ。
工作員デッキはインスタントでヴィリス自身を退かすのが難しい。貴方の対戦相手はヴィリスのコントロールを奪ったことを後悔するだろう。
なお、相手がヴィリスコンボを知っていて警戒してくることもある。《エルズペス死に打ち勝つ》で処理されたら素直に相手を讃えよう。
4.メタゲーム
基本的にはあまり強くない重コントロールなので、基本的なデッキにはあまり強くない。（アグロは捌けるようにはなっている。）
《裏切りの工作員》が勝ち筋の中心となっているデッキには面白いように決まる。（勿論相手が無警戒ならば）相手は切り札を取って勝った気になっているので逆転しよう。
筆者の総合的な勝率はミシックランクのBO1で50％程度である。
5.最後に
果たして工作員の運命はいかに…
環境変化前に工作員への恨みがあるプレイヤーはぜひ一度使ってみては。（なお、工作員デッキに当たらなかった場合は…）
※なお、筆者は４色ウィノータやジェスカイルーカをラダーで使ってミシックランクに到達しました。お世話にもなっているカードです。最初にも書きましたが、環境に蔓延して来たことでのネタとなります。
それでは素人の駄文をここまでお読み頂きありがとうございました。
次は環境変化後に投稿しようかなと思います。