VRC映画 Fork感想
どうも、なめです。
先日、VRC内で撮影された映画、Forkの試写会に参加してきたので、その感想をnoteに書いてみました〜〜。
記事内に物語のネタバレを含んでいるので、まっさらな気持ちで映画を楽しみたい方はこちらのリンクからご覧ください!
youtu.be/ozEqmhB5Jak
シンプル3つ、良かったところ!
等身大な絵作り
物語や舞台設定は、VRCの世界をオマージュしたものであり、登場するアバターやワールドも馴染みあるものであることから、私は親しみやすさを感じました。
ドラマやアニメ、映画、ゲームとかで自分が知っている場所がモチーフになっていたときにニヤリとするアレ。
アバターの中には、Unityがまだへたっぴで、周りとライティングの差が生まれている子がいたり、改変つよつよで、そのまとう雰囲気でカリスマ性を発揮する子がいたりと、そういう統一性がないところを出しているのはVRCっぽくて面白い。
一見するとこだわっていないように見えるところがこだわりであり、こういう演出から身近にありそうな等身大な物語を映像で表現しようとしてたのかな〜〜と思いそこが良きでした。
伝えたいことは何もないストーリー
映像を見終わった後に思ったのは、面白かったけど、よく分からなかったなぁと。
物事を表現するときって、みんなに喜んでほしいだとか、脳破壊したいだとか、何かしら作者の想いはのると思うのですが、主人公二人の物語は大きな起伏もなく……ひょうひょうと流されゆくまま進んでいき、非常に淡々と終わります。
題材が分かりやすいので、主人公たちの成長物語にしたりとか、爽快バトルアクションだとか、ドラマチックにウケが良くなるようなやり方はいくらでもあるはずなのに、なんでこんな作りなのかと。
私の解釈としては、そこに強いメッセージ性はなく、観客にゆだねようなものだろうなと思いました。
たとえば、結局のところVRCは現実世界の延長線上に過ぎず、ログアウトしたらほとんどはそれで終わりのドライな関係なんだよだとか、1ユーザーにドラマチックな物語なんて早々起こるはずがないだとか……。
あえてストーリーにドラマ性をなくしドライな感じにすることで、VRCっぽさを演出しているというところが私には感じとれて、そこが良きでした。
作者と観客の距離が非常に近い
試写会イベントに参加して思ったのですが、作者に直接対面して感想を言えるのって面白いし、素敵。
よく処女作で、1時間も及ぶ大作を形として出せたなぁだとか何気ない感想も気軽に伝えられます。そういうお疲れ様の一言もうれしいと私は思います。
私は、誰でも見れて形として残ってしまう場所に作品のツッコミどころとか悪評を書くのに抵抗があるのですが、記憶でしか残らない中で気になったところを対面という形で言葉を選びながら伝えられるのっていいよなぁと……まぁなにより作者本人から色々聞けるのは面白いですよね。
VRC、表現者さんを陰ながら応援する必要はなく、ガンガン直接応援できるのって素敵。みんなもどんどん感想を伝えて直接喜んだり悲しんだりする姿を見よう!
願わくばこの記事が、コップさん作品作りのモチベーションにならんことを!次回作も楽しみよ〜〜。
お読みいただき、ありがとうございました。
おわり
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