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【MHXX】部位耐久値と部位破壊
破壊王とか重撃の刃薬についても触れるよ。
・部位耐久値とは
大型モンスターには、身体の部位ごとにそれぞれ耐久値が定められている。これを部位耐久値と呼ぶ。
部位耐久値はダメージを与えることで減らすことができ、0になると怯みが発生する。
怯むたびに耐久値はリセットされ(繰り越しはしない)、またダメージを与えれば、何度でも怯ませることができる。
モンスターの怯ませる部位と条件によっては、ダウンさせて大きな隙を作ることができる。(脚でダウンするモンスターが多い)
ちなみに、部位の区分けと肉質の区分けは異なる。
例えばブラキディオスは、肉質では角(切断20)と頭(切断70)で分かれているが、部位としてはどちらも頭となる。
そのため、角と頭のどちらを(あるいは両方)攻撃しても、耐久値が0になれば頭の怯みとして起こる。
・部位破壊とは
特定の部位を、特定の回数怯ませることで起こる。破壊された部位は見た目や状態が変わり、部位破壊報酬が手に入ることもある。
部位破壊報酬の条件は部位とモンスターにより様々である。
例として、アカムトルムで見てみる。
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下の報酬が出る条件が、要するにおおよそ部位破壊の条件である。
少し変わっているのが牙と前脚。
まず牙の方は、頭の部位耐久値を2回0にして左牙が折れ、更にもう2回部位耐久値を0にすることで右牙が折れて、ようやくそれで報酬が出る。
つまり、報酬を得るためには怯み4回(部位破壊2回)が必要になる、ということである。
前脚は、部位の区分けとしては左右で別(=それぞれで怯む)だが、前脚の部位破壊報酬はどちらか片方の前脚を破壊するだけで良い。
あくまで合計で2回怯ませるのではないので、右と左で1回ずつ怯ませるのでは報酬は出ない。
左右で部位が分かれているほとんどのモンスターは、どちらか片方の破壊で報酬が出る。(ショウグンギザミ、ダイミョウザザミ、矛砕の爪は例外)
また、特定の攻撃系統(切断属性や打撃属性)のダメージを一定以上与えることで、身体の一部を切り離せる部位破壊もある。(鏖魔の角とドボルベルクの尻尾は攻撃系統に関わらず破壊可能)
代表的なのは、多くのモンスターで可能な尻尾の切断である。
特定の攻撃系統で破壊できる部位の場合、その攻撃系統での部位破壊用の部位耐久値が設定されている。普通の耐久値とは数値が異なる場合もある。
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頭と尻尾の[ ]内の耐久値が、部位破壊用のもの
ちなみに頭は打撃、尻尾は切断である
このタイプの部位破壊は、部位破壊報酬が出ない代わりに、切り離された部位から個別に剥ぎ取ることができる。
部位破壊することのメリット↓
・部位破壊報酬が手に入る(報酬が出ない部位もある)
例:ゴア・マガラの触角(部位破壊か捕獲報酬でのみ入手可能)
・肉質が柔らかくなる(硬くなる部位も稀にある)
例:ウラガンキンの顎(切断肉質20→55)
・攻撃が弱体化(無効化)する
例:ゲリョスのトサカ(閃光攻撃で気絶しなくなる)
・攻撃のリーチが短くなる
例:ガムートの雪装甲(鼻叩きつけや踏みつけ)
大半のモンスターの尻尾(尻尾を使った攻撃)
・空中にいるモンスターが閃光玉で撃墜可能になる
例:黒炎王と紫毒姫の翼、青電主のトサカ
特定の回数怯ませると言うのは、特定の回数だけ部位耐久値を0にするということである。
つまり、効率良く部位耐久値を減らせれば、それだけ部位破壊がしやすくなる。
ちなみに、部位破壊の条件が複数回怯ませることだった場合、怯み複数回分のダメージを一撃で与えても部位破壊はできない。(一撃でどんなに大きなダメージを与えても、部位耐久値を0にするのが1回しか起こらないため)
一方、他の部位での怯みやダウン、拘束などと重なって怯みが起こらなかったとしても、部位耐久値が0になったなら、怯み1回分としてカウントされる。
重要なのは"怯ませること"ではなく、"部位耐久値を0にすること"である。
・部位耐久値を効率良く減らす手段
部位耐久値を減らすとはダメージを与えることである。ただし、一部のスキルや狩技などには、HPへのダメージは増やさないものの、部位耐久値を多く減らすものもあるので、それの紹介をしていく。
・スキル
破壊王(重撃)
…部位破壊可能な部位に対して、部位耐久値へのダメージが1.3倍になる。部位破壊が完了すると、その部位への効果は無くなる。
あくまで部位破壊可能な部位限定だが、かなり効率良く減らすことができるようになる。
また、スキルで発動できるため、全ての武器種で使える唯一の手段となる。
モンスターのHPを減らすダメージは増えないものの、部位破壊で弱体化、肉質軟化が起こるモンスターは多いため、そのようなモンスターには実質火力スキルかつ生存スキルとなる。
ちなみにオストガロアの触腕の骨や、ボルボロスの泥など、破壊可能部位が回復するタイプは、回復するたびに効果が発動する。
また、テオ・テスカトルやクシャルダオラ、オオナズチの角のような、HPが一定以下になるまで部位破壊できない部位は、かなり長い間怯ませやすくなる。
・アイテム(刃薬)
重撃の刃薬(交易のポイント交換で入手可能)
…2分間、部位耐久値へのダメージが1.15倍になる。混沌の刃薬Ⅲの効果中は、1.3倍になる。
刃薬なので片手剣専用。
破壊王と違い、部位破壊可能かどうかに関わらず効果がある。
つまり、破壊できない脚を攻撃して転倒させ、普段は届かない部位を殴りやすくする、なんてことも可能。もちろん弱点をボコるのもヨシ。
部位耐久値へのダメージだけで言えば、会心の刃薬を大きく超える効果がある。もちろんHPを多く減らせるわけじゃないので、
会心70%までスキルで盛って、普段は会心の刃薬→混沌溜まったら重撃の刃薬
のような使い方もオススメ。
・狩技
種類が多いので、武器種ごとにわける。効果も最低限の説明で、部位耐久値への補正の説明をメインとする。
※ 複数のサイトを調べて掲載したものの、具体的な補正が載っていなかったり、そもそも本当に補正があるのか不明なものもある。
情報量が少ない狩技には(?)を付けた。
・大剣
地衝斬
…大剣を斬り上げて衝撃波を放つ。
衝撃波部分は部位耐久値へのダメージが2倍。
ムーンブレイク
…大剣を振り回し空中に飛び上がって斬りつける。
部位耐久値へのダメージは、Ⅰが1.5倍、Ⅱが0.9倍+2.0倍、Ⅲが0.9倍+0.9倍+2.5倍。
・太刀
鏡花の構え(?)
…攻撃に対して単発のカウンターをする。
部位耐久値へのダメージは、Ⅱが1.5倍、Ⅲが2倍。
・片手剣
混沌の刃薬
…一定時間、4種類の刃薬の効果を得る(Ⅰ,ⅡとⅢは効果量と効果時間が異なる)。
部位耐久値へのダメージは、ⅠとⅡは1.1倍、Ⅲは1.15倍。重撃の刃薬の効果中は、それぞれ1.2倍と1.3倍になる。
・双剣
天翔空破断(?)
…段差や崖で跳び上がり、落下して攻撃。
部位耐久値への補正量は不明。
ラセンザン(?)
…肉質40以上の部位に対して、回転しながら斬りつける。
フィニッシュの2ヒットは部位耐久値へのダメージが2倍。
・ガンランス
AAフレア
…上方に向けてフルバーストと竜撃砲を放つ。(普通のフルバと違い、オーバーヒートは発生しない)
フルバースト部分は空中にいるモンスターに対して、部位耐久値へのダメージが3倍。
・チャージアックス
エネルギーブレイド
…ビンの数に応じて威力の上がる光の刃で斬り上げる。
部位耐久値へのダメージが2倍。
・ライトボウガン
チャージショット(?)
…一定弾数、Lv1通常弾を溜めて威力を上げて撃つことができる。
溜め3は部位耐久値へのダメージが増えるが、補正量は不明。
・ヘビィボウガン
射突型裂孔弾
…前方に切断属性の杭を撃ち込んで攻撃。
部位耐久値へのダメージは、Ⅰが1.1倍、Ⅱが1.15倍、Ⅲが1.2倍。
・重撃弾と重射矢
重撃弾(Lv1,2)
…強い放物線を描きながら飛ぶ武器内蔵弾。クリ距離で当てると、部位耐久値へのダメージが増える。
重射矢
…強い放物線を描きながら飛ぶ矢。落下が始まった辺りからクリ距離となる。部位耐久値へのダメージが増える。
いずれも部位耐久値への補正量は不明。弾道が独特で狙った部位に当てるには慣れが必要なので、部位破壊目的で使われることは少ない。
簡単に検証したところ、Lv2重撃弾の補正は3.64倍前後。クリ距離と弾強化を考慮した部位耐久値に対するモーション値は72相当とかなり高い。
弾の少なさと扱いにさえ慣れれば実用性はある…かも。
ちなみにツブテ弾も破壊可能な部位に対して部位耐久値へのダメージに補正ある
・まとめ
部位耐久値と部位破壊の解説でした。
部位破壊は、要は条件が揃った時に怯みの代わりに起こるものなので、本質的には怯みと変わらない。特別な怯み、とでも考えてもらえば。
いわゆる怯み値計算とは、ダメージをどのくらい与えれば怯むか、を管理することで、モンスターの動きをより正確に把握して攻撃をするための技術である。
もちろん普段の狩りで気にする必要は無い。TAやるレベルの人くらいである。
破壊王は、XXではドスファンゴ以外の全ての大型モンスターに効果があるためほぼ腐らないが、それでも破壊可能部位が少ないモンスターには微妙である。
説明した通り、HPを多く減らせるわけでは無いので、使い方は見極めよう。