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オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム@映画館ライブビューイング


2023年3月19日。
その日は前日に某バンドのライブに行っていた余韻で寝れず、いつものTFではなくリアルタイムでradikoから聞いていた。

冒頭から何やらいつものとは違う雰囲気。今日は有楽町にいないの?ロケ?何やっとんの?
と笑いながら聞いてた。そして目隠しを取られた春日さんが、電光掲示板に映る文字を読み上げる声。

「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム開催決定!?」
「そうなのよ」

その瞬間から東京ドームへの道は始まった。

第四次まであった東京ドームのチケット先行は全て外れてしまった。
んー!ここまで取れないのか!と正直思った。それからややあって映画館でライブビューイングをしますというお知らせが公式がなされる。

この地方田舎の映画館でも上映があるのだろうか…。と不安に思いながら詳細発表を待つ日々。
いざ発表となり上映場所を見ると、自宅から二番目に近い映画館が入っている!距離は車で一時間弱。これは嬉しい。どうか当選しますようにと祈るように応募。

そして見事当選し、チケットを得た私は無事に2月18日を迎えることになった。

当日は自宅にいてもそわそわして、いても立ってもいれず、気づいたら開演二時間前に映画館の入っている商業施設に着いていた。早すぎる。

とりあえずお店を徘徊するも、頭の中はドームの事でいっぱいだった。
一年かけて作り上げてきたドーム公演はいったいどんな内容なのだろうか?

ラジオでは冗談でB級グルメ大会でも文句言えないよねなんて話していたが、本当にそうだったらどうしよう?
まぁそれはそれで面白そうだけどね?
なんて考えながら専門店を歩く。

そのまま入った本屋でいつもの様に小説売り場と新書売り場をチェックするものの、情報が入ってこない。

諦めてその施設内に入っているカフェに入りカフェオレを注文し席に座る。
カップの蓋を開けて冷めるのを待ちつつ、スマホでX(旧Twitter)を開く。
するとおすすめトレンドに#オードリーANN東京ドームの文字が。
押して見ると、そこには現地にいる人達の写真がたくさん上がっていた。

放送でも話に上がっていたオードリーの二人とチーム付け焼き刃の幟の写真を見ることができた。
一般社会人の幟が見れるのはannkwだけ!という言葉が脳内をカットインする。
身内にしか分からない幟。愛すべき内輪ネタ。最高じゃないか。

あと私の地方では雨が降っていたので、現地は風は強そうではあったが晴れて良かった!とも思った。

そしてたくさんのリトルトゥースが東京ドームに集まっている写真を見て、その人数の多さに感動すると同時に、本当にラジオで繋がった人達が今から集まるんだなという高揚感があった。 

入場の時刻になりドキドキしながら映画館へ。入り口でライブビューイングの人達だけが貰えるリストバンドを貰い、重いドアを開けて中に入る。

若林さんが「ラジオのイベントなんだから一人でも気にせず来て欲しい」と言ってくれていたので、リトルトゥースの友人がいない私は気にせず一人で行ったが、多少は大丈夫かな?という思いはあった。

もちろん夫婦やカップル、友人同士で来ている人も多かったが、一人で来ている人も沢山いた。と同時にほぼ埋まっている映画館を見て、地元にもこんなに沢山リトルトゥースがいたのか…!という感動があった。

後方の真ん中通路側という良い席に座らせて頂き開演を待つ。
ライブビューイングの人達限定だというオードリー二人の前説動画があり、(配慮がとても嬉しかったです)いよいよドーム公演が始まった。

始まるまでがなげぇな!と言う幻聴まで聞こえてきそうだが、とりあえず始まったのである。

暗転後、今回の東京ドーム公演のテーマソングである星野源さんの「おともだち」と共にオープニングムービーが流れる。
この映像がもうとても良くて、泣きそうになるのをなんとか堪える。

その後フィールドオブドリームスの若林さんパロと、メジャーリーグの春日さんパロの映像が流れた。よくオールナイトで言っていたのだな。見てないけど!と思いながら、本当にパロしたんだなと笑いが込み上げる。

そしてついに自転車に乗った若林さんが登場。
気がついたらここで爆泣きしていた。自分でも驚いた。

なんでだろう。
ドームが発表されてからオールナイトもだけど、若林さんのnote、サトミツさんとの3600、そして星野さんとのLIGHT HOUSEをこの一年を通して聞いたり見たりしてきて、彼がこの日を迎えるまでの日々と、ここにかける思いを私になりに受け取ってきた一年だった。

それもあってまず、今日という日を無事に迎えられて本当に良かったという思いと、おめでとう!という思いが混在して気がついたら爆泣きしていた。
まぁ隣の人も泣いていたので良いよね。

そして春日さんも登場。
ここが面白くてやっぱり春日さんだなぁと思って、めちゃくちゃ笑っていたら涙が引っ込んでいった。

そして花道の先にあるラジオブースに辿りついた二人。
ドームでの大きな拍手。映画館でも拍手が起こる。
「今日はラジオをやります」と若林さんが一言。
そして本当に東京ドームのど真ん中でいつものオープニングトークが始まった。
本当にラジオをするんだ!
ドームの音響問題がとても大変だ。という話は聞いていたけど、問題なく聞こえているすごい。

いつものジングルが流れ、若林さんのトークゾーンが始まった。
スクリーン横のトークゾーン【若林さんの顔イラスト】のイラストがかわいい。

自転車に乗っていても行きたい場所がないという話から、まさかのUber eatsの配達員を実際にしていたという所へ話が展開していく。

さよならたりないふたりの解散ライブの後に倒れたこともあり、ドーム公演を無事にやり遂げる為の体力作りの一環として若林さんが始めた自転車。
オールナイトでも沢山自転車の話を聞いた。それに付随して若林さんのYouTubeや、「パンサー向井のチャリで30分」というパンサー向井さんの自転車に特化したラジオ番組まで広がっていった若林さんの自転車話。

それがドームでこのような結末を迎えて花開くなんて。

普段のオールナイトと地続きの馴染み深い自転車の話に、Uber eatsの配達員を実際にしていたというサプライズエッセンスがこのドームでのトークゾーンで付け加えられる。

ほんとに私はこの人のこうゆう所の匙加減というか、こうゆう話のたし方と持って行き方がとても好きだ。

これまでの伏線が回収されて、ドームの真ん中で打ち上げ花火が上がっているのを見ているような感覚。

ずっと聞いてきた話だからこそ、この結末は意外だった。だからこそ面白い。感動すらある。
はぁ面白すぎるこの話!と食い入るように話を聞く。
挨拶が漫才の登場の様になってしまうのも、配達物を置く為に敷物を手作りしたというのもなんともいつもの若林さんらしい。

声を出してたくさん笑いながら聞いた。
映画館でもたくさん笑い声起きててそれもとても良かった。

早く聴き直したいので是非とも円盤化をよろしくお願いします。

そしてこれまたいつものジングルが鳴り出し、鳴り止むまでの二人のオチへの掛け合いも見れて、(ここ個人的に激アツポイントだった)ビトさんを挟み、春日さんのトークゾーンへ。

春日さんは長楽のポークライスを探し求めるという話。
これもまた何回聞いたら分からない長楽のポークライスの話が、東京ドームの真ん中でなされる。

話が進み、当時のポークライスの味に辿りついたという流れぐらいから私は思った。それ是非若林さんにも食べてもらいたいと。
聞いている何人かはそう思っていたのではないだろうか。

「それでね。今日裏で仕上げて貰って、持ってきたのよ。若林さんにも是非食べて貰いたいと思ってね」
と春日さんが復刻長楽ポークライスを持ってくる。
わぁ本当に出てきた!春日さんナイス!
と思っているもの束の間、若林さんの口に運ばれるポークライス。

「…わぁ。正直に言おうとしたけど、これそのまんまの味だわ」
「よっしゃ!!!」

というなんとも微笑ましいやりとり。

高校のアメフトの練習終わりに長楽に行ってたという話はもうオールナイトの定番の話で古典だ。

コロナ初期の緊急事態宣言中にも長楽の味のを求めて町中華再現料理をしている。という話を聞いたような気がする。

そんな二人の思い出がいっぱいたくさん詰まった長楽の味。それが長い時を得て東京ドームの真ん中で、ポークライスを挟みながらお互いに向いあってトークをしている。

なんて地続きで、なんて特別な瞬間なんだろう。

そんな感傷モードを吹き飛ばす如く、チェ・ひろしのコーナーが始まる。

いつもの軽快な音楽と共に登場したのは、メルセデスベンツGクラスゲレンデ。
春日さんの愛車だ!と分かると同時に一瞬でこれの運命が理解できる。
そうかこれ今から若林さんにぼこぼこに遊ばれるんだ!と。

映画館でもどよめきと大きな笑い声起こる。
私はピカピカの黒ゲレンデが満を持して登場して来た時点で、もうお腹が痛くなっていた。

いつものひろしさん構文と共に、広瀬香美よろしく春日さんがウィッグを被る。
気持ち悪くて最高。

相当重いと思われるゲレンデを一生懸命引っ張る春日さん。それに対し初めは雪玉を投げる若林さん。
しかし最後にはバレーボールが出てくる。
それを若林さんが思いっきり投げつけだした辺りの春日さんの絶叫で、もう笑いが止まらなかった。

人が一大決心して買った高級愛車に、バレーボールを何度もぶつける。
ってこの字面だけを見るなら今の世の中では完全アウトだ。笑
でもこれはテレビ番組ではなく、ひろしのコーナーであって、二人がいてリトルトゥースがいる空間だからこそできる最高な遊び。

だからこそこんなに大笑いできる。

あんなに一心不乱でボールを投げつけ、最後の方は蹴っていたのに、最後のゲンコツコツンな平和オチのギャップにも笑った。

終わりよければ全てよしじゃないのよ!

はぁこれぞオードリーだったな。

そして次はフワちゃんが登場。
フワちゃんとても可愛くてキラキラしていた。衣装もすごく可愛かった。

リングが舞台上に出てきて、全身ピンクの春日さんも出てきた時点で、あっプロレスをするのか?という想像はできた。

しかし私はプロレスの知識がほとんどない。
知識としてあるのは、オールナイトで二人が時々話している内容と、アメトーークで若林さんがプロレス芸人として出ていた回ぐらいだ。

これ楽しめるのかな?
フワちゃんのプロレスが凄いのは知っているけど、体格差のある春日さんとの試合を見て笑えるのかな?

と思ったのが正直な気持ちだった。

しかしそれは杞憂に終わる。

なぜなら二人が戦う理由が、味玉は嗜好品問題だったからだ。
(ここの文字起こしの動画も面白かったなぁ)

サトミツさんやクミさんも出てきて、やんややんやと試合を盛り上げる。
サトミツさんの解説司会がとても面白くて、的をいててそれが凄く良かった。流石三人目のオードリーだなぁと。

二人の試合も、技をかけて受け止めて痛そうではあるが、それがあくまでもエンタメの延長線上ということは伝わってくる。

エアコンのリモコンや、グレゴリーボムの小ネタも登場も面白かった。
「グレゴリーボム!」
と言いながらこれも大笑いした。

最後に味玉替え券が舞う中、皆んなで整列してお辞儀をしているのも、春日さんの勝ちで試合が終わっていったのも、なんからしいなと思って楽しめた。
私にプロレスを魅せてくれてありがとう。

プロレスが終わり。暗転。
ということは次は若林さんのコーナーなのかな?何をするんだろう。
と待っているとセンターステージにターンテーブルが。

DJだ!
ノリノリで楽しんでいる若林さん。
若林さんが今一番好きなことを魅せてもらえるんだ。と思って凄く嬉しかった。
名言のチョイスも面白かったなぁ。

そして、ここからだった。

Orangeのイントロが流れてきて、「え?」と思っているとハミングが聞こえてくる。

そして「久しぶりだなぁ」という言葉と共に、オレンジパーカーを着た星野源さんがそこに立っていた。

「源さんだ!」

映画館でもここのどよめきは凄かった。

ドームの真ん中で若林さんと星野さんとで歌われる。Orange。
一瞬で変わっていく空気。凄い。

私はNetflixの番組「LIGHT HOUSE」がとても好きだ。

そのエピソード回のひとつひとつに源さんが作る曲も大好きで、何度も聴いている。

この番組のどこが好きなんだろうと、この日を通して改めて考えた。

勿論私が若林さんと源さんが好きで、二人のもっと深いところを知れたという部分は大いにある。

この番組では二人があることを、本音で語っている。
二人のありのままの言葉で発表されるのは、誰にも言えない悩みだった。

それに共感できる/できないはあれど、理解ができる。
それらは私の心を打った。
私はこのことについてどう考えるだろう。
私の気持ちはどこにあるんだろうと考えるきっかけになった。
違う考え方を知るきっかけでもあった。

まだ番組が発表されるずっと前、この番組を半年かけて撮影している時、この番組の事はまだ知らなかったけど、若林さんの中で何か変化が起こっていることはなんとなく感じとれていた。

有料配信番組なので詳細に内容は触れないが、この番組が発表されて本編を観た時、あぁそうだったんだね。と、とても納得したのだった。

若林さんはこの番組もきっかけで、今回のドーム公演をするという答えに辿り着く。

独りでは辿り着けなかった答えを、源さんと共に共有することで、独りで辿り着いていく過程と結末だった。

例え私がそれを見たところで、私の悩みが全て解決されるわけではない。
悩みがなくなるわけでもない。
日常と生活は続く。

でも、だけど、だからこそ、人は考えるのだろう。
自分の中で何が大切なのか、何を大事にしたいのかを考える。
脳を思考停止しない。

悩みなんてない方がいいのだ。
毎日悩んでいたくない。
悩んでいる事を認められたくなんかない。
でも何も考えずには毎日を送れない。

すぐに答えには辿りつかない。
結論は出ない。
だけど、その考えた末に自分だけが辿り着ける答えがきっとあるのだろう。

そう思わせてくれる番組だった。

まさに灯台だったのだ。

そして、ここまで身を削って自分を示してくれる二人の強さを改めて感じた番組でもあった。

そんな二人がドームの真ん中でフリートークをしている。
この瞬間だけはまさに、「LIGHT HOUSE in 東京ドーム」だった。

そしてもう一曲歌いましょう。
と「Pop Virus」のイントロが流れる。

あぁ本当に嬉しかったし、これを書いている今も、あの瞬間に立ち会えて良かったなぁと心の底から思う。

「Pop Virus」は源さんのオールナイトに、若林さんがゲスト出演した際、ラップパートを作って共に披露したという経緯がある。

その音源は源さんのオールナイトニッポンの公式YouTubeチャンネルで聴く事ができて、私も何度も聴いた。

歌詞も全部覚えている若林さんのラップパートが近づいてきて、脳内再生される瞬間、「東京ドームverでいく」と若林さんが一言。

嬉しい悲鳴と同時にここのパートが凄く刺さる。
その後の源さんも歌詞を東京ドームverにする。

星と若が君を変えるはず
波に乗せて アメーバの様に溶ける
飽きる日々も 愛は混ざるはず(君を愛している)
刻む戻らない一瞬を

星野源「Pop Virus」feat.MC.waka 東京ドームver


アメーバがドームの中だけでなく、映画館にも広がる。
白のライトが揺れる。

人生の中でもなかなか経験のない瞬間だった。

もう一度この「Pop Virus」聞きたいので、是非とも円盤化をよろしくお願いします。(二回目)

そしてしんやめでいつものハガキ職人の名前にみんなで盛り上がり、内容に笑い、エンディングトークへ。

チーム付け焼き刃と二人がドームを一周する。
この案は青銅さんからだと言っていた。
絶対あそこにいる人達は、二人が少しでも近くに来てくれたら嬉しいと思っていただろうから、この提案は良いよぁと思った。

そして本編が終わり暗転後、暗闇を指すのは一筋のスポットライト。
そこにセンターマイクが伸びてくる。

歓声が起こる。

Analogfishの「SHOWがはじまるよ」が流れ、スーツを着た若林さんと、ピンクベストを着た春日さんが出てくる。
映画館でもとても大きな拍手が起こった。

漫才が始まる。

2019年の武道館ライブで披露された、所謂「イタコ漫才」を越す漫才がなかなかできないと、若林さんはよくオールナイトで話していた。
なので、もし東京ドームで漫才を見ることができたのなら、それはどんな内容なのかと楽しみにしていた。

それは劇場版名探偵コナンが、映画の冒頭にテーマソングに合わせてコナンの説明をしていることに習い、我々オードリーもしてみないかというもの。

そう以前オールナイトで話していた内容が漫才になったのだ。

春日さんが汗でいっぱいになりながらも、歌ったり説明を必死でしているのも、若林さんが「俺がテーマソング歌うわ」のくだりでリトルトゥースが笑った時に、キレていたのも面白かった。

あと春日さんが、若林さんに今のままの感謝を述べるくだりで出できたのが「元気でいてくれてありがとう」だったの、これぞTHE春日俊彰で最高だった。

これだけ一緒にいて、出でくるのがそれなの!?とも思ったし、でもそれが春日さんだよなぁとドームで漫才をしているにも関わらず変わらないその姿に安心すら覚えた。

こちらがついエモで捉えてしまいそうな言葉を、全くそうゆう意図で発していないのも全部、THE春日俊彰だったな。

そしてお互いが自分の良いところを言い、尻からバットを絞りだし、ホームランを打つ。

それは弧を描きながら、ドームへ落ちていく。

ラジオでの話が漫才になり、でも漫才は漫才のオードリーでもあり、けれど話している内容はだんだんラジオのオードリーになっていく。そんな漫才だった。

漫才が終わった。

この漫才もう一回みたいので円盤化お願いします!(三回目)

エンディングになり二人からの挨拶。

最後の挨拶で若林さんは、
「これでドームライブは終わりますけど、我々はいつも土曜深夜に話し続けていきますので、気が向いたら聴いてください」
と言った。

私はこれがとても嬉しかった。

私にとってこのドーム公演はいったい何だったんだろうと考えた。

若林さんのYouTubeチャンネル「オードリー若林の東京ドームへの道」では若林さんと青銅さんが対談する回がある。
(だが情の青銅さんシーンで泣いてしまった私にとってこの回は夢の様な回だった)
そこで青銅さんは今回の東京ドームのイベントの事をこう話していた。

「ラジオの一番組を聞いているちっぽけな人達が集まることに意味がある。ちっぽけな人達がでっかい事をやることに意味がある。我々も、ちっぽけな番組を送っているちっぽけな存在。聞いている人も多分きっとそう。それが大きなことをやる事がイベントの楽しさで、やる過程も多分楽しいんだよね。やる過程に意味がある」

YouTubeチャンネルオードリー若林の東京ドームへの道 「オードリー若林と二人っきりサシ対談構成作家:藤井青銅の回より」


今回のドームライブ当初は、はたして東京ドームを埋める事ができるのか!?から始まり、宣伝方法をリスナーから募集したり、ステッカーを配布したりしていた。

看板を作ったり、ポスターも販売したりした。

いざチケットの先行がはじまると、倍率が高くなかなか取れない。
SNSでは色んな意見が巻き起こり、それに対して若林さんがnoteを無料公開する事態にもなった。

やる過程に色んなことありすぎないですか?と正直思った。

それに対しても映画館でのライブビューイングの実施、チケットの公式リセールの実施、転売対策、そして最後は配信決定と、できる限りの事をして貰ったと私は思っている。

私自身はドームに行くことは出来なかったけど、あの日リアルタイムでドームの発表を聞いてから、「だが、情熱がある」、「LIGHT HOUSE」、を見たり、「オードリーのオールナイトニッポン」、「佐藤と若林の3600」を聴き、若林さんのnoteを読み、とずっとこの一年ドームへの想いに触れてきた。

どの媒体でもそこへの熱い想いだけは、ずっと変わらず伝わってきた。

私は何もしてないのに、一年間ドームへのお祭り準備に参加させて貰っているみたいだった。

本当に勝手に好きになって、勝手についていって、勝手に聞いてきただけだなぁと思う。

リトルトゥースという名前はつけてもらっているけど、普段から二人と常に意思を交わし合っている、特段繋がっているという実感は正直ないし、本当にただ聞いてきただけ。

私はかなり若林さん寄りのリトルトゥース。
オードリーのオールナイトニッポン経由で色んな人のラジオを聞いてきたけど、やっぱり自分に一番馴染みが良く、ずっと聞き続けているのはこの番組しかないんだよね。

共感できたり出来なかったり、何回同じ話するのと突っ込んでみたり、ただ二人の話が面白くて、好きで、笑いながら聞いているあの二時間が好きなだけ。

そんな私をドームまで連れて行ってもらって、あんな景色を見せてもらって、最後には一緒にこの公演を作ったとまで言ってもらえて、本当に今は感謝の気持ちしかないです。

すごく楽しかった。

2013年にテレビで見た若林さんに、いわゆる一目惚れをするように堕ちてから、聞いてる聞いてない時期はあれど、ずっと側にあったラジオ番組。

二人とも健康に気をつけて、これからも是非よろしくね。


はぁ。
いつもの深い所に潜って息を潜めながら誰にも共有することもなく、一人で若林さんのことを応援してきた様な人間なので、ここまで文字にするのは初めて、二週間以上かかってしまった。

それでもどうしても今回のことだけは残しておきたかった。

二人も二週間たってもまだドームの事をずっと話しているからいいよね。

そう思える夜だ。

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