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22,03,24。Grecoの話。
何回かに分けて書こうと始めた70~80年代の国産エレキギターの話。
最初はやはり自分にもなじみ深くなおかつ知名度抜群にして正真正銘「ジャパンビンテージ」の名に恥じぬ上位機種が存在し、それらの上玉は本家を超える価格でやり取りされるに上にそう簡単にはお目にかかれないGrecoの話から始めようと思います。
エレキギターを初めて手にしたのが忘れもしないKISS初来日の77年という事もあり、当時すでに「エレキギターはグレコ」なるコピーに恥じぬブランドだったGrecoのギターは今まで数本を入手しており、今も1本は手元に残っています。
本来「初めてのエレキギター」として購入予定だった(以前書いた通り楽器屋の兄ちゃんに騙されて○○な物を購入してしまいました)EG500を筆頭にSEシリーズを数本にGO&GO2と入手して弾いてきましたが、現在手元に残っているのはおそらくSE800か600と思われる78年製のストラトキャスターのコピーモデル。
最早オリジナルパーツはほぼボディのみな状態にいじくりまわしようやく好みの一本に仕上がりましたが、そんなGreco好きの自分がハートを撃ち抜かれたのがタイトルバックにUPした77年製のEG700。
ラッカーでリフィニッシュされたルックスはもしも今再び出品されたなら前回落札価格より高くても手に入れるだろうと思わせる素晴らしさ。70年代のモデルゆえの黒々としたエボニーが素敵なネックにバックは単板では無いもののソリッドでラミネイト化粧板無しののメイプルトップに「弾くためのパーツ交換」と正に「俺の欲しい国産レスポールコピー」でした。
もちろんGrecoにはマジでジャパンビンテージな上位機種のレスポールが存在し、そっちが手に入るなら言う事は有りませんが価格と言い市場に出回る球数と言い残念ながらそう簡単に上物には出会えません。
レスポールであればプロジェクトシリーズのフラグシップEG1500(カスタム)
1350(やりすぎトップカービング)1200(スタンダード)のあたりは自分のリペアスキルでは手に負えないであろうジャンク度の物でもヤフオクに登場すればシャレにならない殴り合いが必至です。
比較的ヤフオクで目にする機会の多い70年代製EG900~700の「手の届くジャパンビンテージ」でも作られてから50年近く経過していますから大なり小なり手入れが必要となります。明日はその辺の話と当時の廉価モデルについての話でも書いてみようと思います。