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#キキゾメ_インタビューレポート#03

ひとっていいね。
どうも、なむです!

2025年、「聴く」の第一歩!
#キキゾメという企画をやりました!

企画の内容は…

  1. テーマを決めてお話を伺う。

  2. その方の魅力を引き出す。

  3. その魅力を、皆さんにご紹介する。

…といったものです!

テーマは、
「あなたが追いかけているものは、なんですか?」

こちらについて、お話しを伺いまして
インタビュー記事を、掲載します!

三人目の方は、「紅掛みく」さん!※以下、みくさん
では、いってみましょう!


みくさんのプロフィール

みくさんと知り合ってから、5ヶ月くらいになります。

収束と拡張

絵描きさんとして活動する一方、初音ミクへの愛があふれている…
表現することに対し、懸命に向き合っている方だと思います。

大阪でオフ会をする当日に、九州から東京を経由して現地に向かった笑
とんでもないひとです!

そんなみくさん、事前のフォームで伝えてくださいました。
「わたしは、美しいものを追っています。」

では、その美しさをもっと深堀しましょう!
インタビューの結果をご紹介します!

みくさんが、追いかけているもの

彼女が追いかけているものは...

  • あざやかさ-鮮度と彩度-

  • 感情が揺さぶられる瞬間

「美しいもの」の輪郭。ぼくは、そうとらえました。

お話の中であがってきたのは、推しのライブとか、美術展示の情景。
何を味わっているのか、聞いてみたら…

「その瞬間にしか、ないもの」
「その時、そのアーティストの状態とか、会場の音響とか、色々関係してやっぱり曲の聞こえ方が、変わるんですよ」
「こういう人がノッてるなとか、他と違うノリ方してるけど、でもすごいいきいきしてるなとか、そういうのを見るのが好き」

みくさん

いっとき見れる景色、音。その瞬間に、価値を見出している。
みくさんの作品は、どこかの瞬間を切り取っている。

一方で、ほかの人の楽しみ方も、享受している。
「わたしの楽しみ方も、あなたの楽しみ方も、素敵だね。」
同じ空間で同じものを見ている者同士、受け入れている。

いまあるものを、あるがままに尊重する。
そんな印象を、受ける。

とくに、「いま」というか、瞬間的な部分に力強さを感じた。
なにか、元となる体験があったのでは?それは、なんだろう?

つよく、心動いた体験

話を聞いてみると、1年前の出来事にたどりついた。
大阪で開催された、とある芸術祭の展示に関するお話。

その展示は、楽曲と一緒にMV(ミュージックビデオ)が映されている。
おもしろいのが、参加したみなさんのアクションで、映像が変わること。
観覧したみなさんのコメントを反映して、動画の内容が決まるらしい。

みくさんは、その展示に何度か足をのばした。
午前中に一度見たとき、歌詞をバックに夕焼けが映った。
赤と青のグラデーション。その光景が、すごく印象に残ったそうだ。

時間がたって、にもう一度やってきた。
しばらく眺めて、午前中に夕焼けが映った部分に差し掛かった。
けど。そこに映ったのは、あの夕焼けではなかった。
海のような、青や紫が中心となった、波の光が反射する映像だった。

みくさんは、夜の部で何を見たかったんだろうか?
午前中に見た夕焼けを、心のどっかで期待していたんだと思う。

けど、それは見れなかった。
夜になったら、あの瞬間-歌詞とともに、夕焼けが映ったとき-は、失われてしまった。

失われた「夕焼け」

午前中の夕焼けをみたのは、その瞬間、その場所にいた自分だけ。
その瞬間は、唯一無二のものだった。

他の鑑賞者が同じ時間にその展示を見ていたとしても、夕焼けを見た人は誰もおらず、あの感動を共有できる人はいない。

この体験が、みくさんにとって強烈な印象だった。

自分しか見れないもの、自分が感じたことを大切に。
その瞬間の感情を、作品として閉じ込めたい。

ぼくがそれを聞いて、出てきた言葉がある。

「鮮度と彩度」
「瞬間のきらめき」も、似ているかもしれない。

これが一つのキーワードになっているのかな?と感じた。

あらためて「美しいもの」とは?

ひと段落したかな?と思ったときに、改めて聞いてみた。

「美しいものって、なんだと思いますか?」
感情の連鎖ですね!」

感情の連鎖、どういうことだろうか?
お話を聞いて読み取ったのは…

過去の感情が、時を超えて現代に蘇り、新たな感情を生み出すサイクル

今を生きる人たちが、過去の音楽やアートに触れる。
作者の感情や、当時の社会の空気を感じ取る。
その感情を受け取った人々は、その感動を新たな表現として形にする。
それが、次世代へ繋がっていく。

「感情の連鎖」の要約

この一連の流れを、みくさんは「初音ミク」から読み取っている。
「初音ミク」というメディアを、その時その時の人が表現する。
楽曲、イラスト、動画…
アーティストが想いを込めて、さまざまなかたちで表現する。

とあるプロデューサーの影響を受けて、別のプロデューサーが作曲する。
往時のプロデューサーの彩りが、リフレインされる。リメイクされる。
それらの作品は、どれも素晴らしい、感動する。

その一連の流れが、美しいもの。って、教えてもらいました!

おわりに

みくさんに、「収束と拡張」を描いてもらっているとき
ぼくの気持ち・背景をしっかりと聴いてくださったのが、印象に残っている。
打ち合わせのみならず、後日文面でのやり取りを経て、創作いただいた。

あらためて、収束と拡張

できあがったものは、ぼくの価値観から醸し出る色味をまとっていた。
そして、繰り返されるパターンを切り取って、強調してくださった。
(画像中央左上の、逆三角形)

この文章を書いた後に、あらためて眺めてみる。

一番目に付くのは、フォーカス・トライアングル(逆三角形ね)。
こいつが、問いかけてくる。
「あの時の感覚、忘れていませんか?」
「しゃんとしてますか、キミは?」
最近の自分を顧みて、
「あのときは裏でも表でもなかった部分が、増えたかもな」
って、感じる。
対話や体験を通じて、新しく見えてくる自分の内面。
そこについても、ゆくゆくは「表裏非境」となるべく決意した

2025/1/5の、心の声

みくさんの想い、こちらから是非ご覧になってほしい。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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