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#キキゾメ_インタビューレポート#03
ひとっていいね。
どうも、なむです!
2025年、「聴く」の第一歩!
#キキゾメという企画をやりました!
企画の内容は…
テーマを決めてお話を伺う。
その方の魅力を引き出す。
その魅力を、皆さんにご紹介する。
…といったものです!
新たなテーマ
— なむ|生い立ちを引き出すインタビュアー (@mrkatasyo) December 31, 2024
追いかける...とは?
あけましておめでとうございます!
聞き屋さんとして
活動開始は、ココから始めます!#キキゾメ#彩りインタビュー
お申し込みは、こちらから!👇https://t.co/HTWcXnO2D3
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お話のテーマは...
あなたが、追いかけているものは?
推しですか?… pic.twitter.com/ahHCcawkY2
テーマは、
「あなたが追いかけているものは、なんですか?」
こちらについて、お話しを伺いまして
インタビュー記事を、掲載します!
三人目の方は、「紅掛みく」さん!※以下、みくさん
では、いってみましょう!
みくさんのプロフィール
みくさんと知り合ってから、5ヶ月くらいになります。
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絵描きさんとして活動する一方、初音ミクへの愛があふれている…
表現することに対し、懸命に向き合っている方だと思います。
大阪でオフ会をする当日に、九州から東京を経由して現地に向かった笑
とんでもないひとです!
そんなみくさん、事前のフォームで伝えてくださいました。
「わたしは、美しいものを追っています。」
では、その美しさをもっと深堀しましょう!
インタビューの結果をご紹介します!
みくさんが、追いかけているもの
彼女が追いかけているものは...
あざやかさ-鮮度と彩度-
感情が揺さぶられる瞬間
「美しいもの」の輪郭。ぼくは、そうとらえました。
お話の中であがってきたのは、推しのライブとか、美術展示の情景。
何を味わっているのか、聞いてみたら…
「その瞬間にしか、ないもの」
「その時、そのアーティストの状態とか、会場の音響とか、色々関係してやっぱり曲の聞こえ方が、変わるんですよ」
「こういう人がノッてるなとか、他と違うノリ方してるけど、でもすごいいきいきしてるなとか、そういうのを見るのが好き」
いっとき見れる景色、音。その瞬間に、価値を見出している。
みくさんの作品は、どこかの瞬間を切り取っている。
一方で、ほかの人の楽しみ方も、享受している。
「わたしの楽しみ方も、あなたの楽しみ方も、素敵だね。」
同じ空間で同じものを見ている者同士、受け入れている。
いまあるものを、あるがままに尊重する。
そんな印象を、受ける。
とくに、「いま」というか、瞬間的な部分に力強さを感じた。
なにか、元となる体験があったのでは?それは、なんだろう?
つよく、心動いた体験
話を聞いてみると、1年前の出来事にたどりついた。
大阪で開催された、とある芸術祭の展示に関するお話。
その展示は、楽曲と一緒にMV(ミュージックビデオ)が映されている。
おもしろいのが、参加したみなさんのアクションで、映像が変わること。
観覧したみなさんのコメントを反映して、動画の内容が決まるらしい。
みくさんは、その展示に何度か足をのばした。
午前中に一度見たとき、歌詞をバックに夕焼けが映った。
赤と青のグラデーション。その光景が、すごく印象に残ったそうだ。
時間がたって、夜にもう一度やってきた。
しばらく眺めて、午前中に夕焼けが映った部分に差し掛かった。
けど。そこに映ったのは、あの夕焼けではなかった。
海のような、青や紫が中心となった、波の光が反射する映像だった。
みくさんは、夜の部で何を見たかったんだろうか?
午前中に見た夕焼けを、心のどっかで期待していたんだと思う。
けど、それは見れなかった。
夜になったら、あの瞬間-歌詞とともに、夕焼けが映ったとき-は、失われてしまった。
失われた「夕焼け」
午前中の夕焼けをみたのは、その瞬間、その場所にいた自分だけ。
その瞬間は、唯一無二のものだった。
他の鑑賞者が同じ時間にその展示を見ていたとしても、夕焼けを見た人は誰もおらず、あの感動を共有できる人はいない。
この体験が、みくさんにとって強烈な印象だった。
自分しか見れないもの、自分が感じたことを大切に。
その瞬間の感情を、作品として閉じ込めたい。
ぼくがそれを聞いて、出てきた言葉がある。
「鮮度と彩度」
「瞬間のきらめき」も、似ているかもしれない。
これが一つのキーワードになっているのかな?と感じた。
あらためて「美しいもの」とは?
ひと段落したかな?と思ったときに、改めて聞いてみた。
「美しいものって、なんだと思いますか?」
「感情の連鎖ですね!」
感情の連鎖、どういうことだろうか?
お話を聞いて読み取ったのは…
過去の感情が、時を超えて現代に蘇り、新たな感情を生み出すサイクル
今を生きる人たちが、過去の音楽やアートに触れる。
作者の感情や、当時の社会の空気を感じ取る。
その感情を受け取った人々は、その感動を新たな表現として形にする。
それが、次世代へ繋がっていく。
この一連の流れを、みくさんは「初音ミク」から読み取っている。
「初音ミク」というメディアを、その時その時の人が表現する。
楽曲、イラスト、動画…
アーティストが想いを込めて、さまざまなかたちで表現する。
とあるプロデューサーの影響を受けて、別のプロデューサーが作曲する。
往時のプロデューサーの彩りが、リフレインされる。リメイクされる。
それらの作品は、どれも素晴らしい、感動する。
その一連の流れが、美しいもの。って、教えてもらいました!
おわりに
みくさんに、「収束と拡張」を描いてもらっているとき
ぼくの気持ち・背景をしっかりと聴いてくださったのが、印象に残っている。
打ち合わせのみならず、後日文面でのやり取りを経て、創作いただいた。
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できあがったものは、ぼくの価値観から醸し出る色味をまとっていた。
そして、繰り返されるパターンを切り取って、強調してくださった。
(画像中央左上の、逆三角形)
この文章を書いた後に、あらためて眺めてみる。
一番目に付くのは、フォーカス・トライアングル(逆三角形ね)。
こいつが、問いかけてくる。
「あの時の感覚、忘れていませんか?」
「しゃんとしてますか、キミは?」
最近の自分を顧みて、
「あのときは裏でも表でもなかった部分が、増えたかもな」
って、感じる。
対話や体験を通じて、新しく見えてくる自分の内面。
そこについても、ゆくゆくは「表裏非境」となるべく決意した
みくさんの想い、こちらから是非ご覧になってほしい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!