音MADと法とモラル

今回のテーマは音MADを作る側の立場でもある私としてはなるべく触れたくない部分。触れずにやり過ごしてきた部分。

真面目なテーマ

「著作権」「肖像権」「人権侵害」「違法ダウンロード」「煽りや迷惑行為」「REAPER製品版の立ち上げ時にお布施催促でるけどちょっと待てば使い続けることができることに少しだけ後ろめたさを感じちゃう」

音MADを作るときにこれらの単語が頭をよぎったことが一瞬でもあればあなたは少しだけ常識人かもしれません。

決して悪い意味ではなく、私を含めた全ての音MAD作者は『MAD(狂っている)』であることはまず自覚していた方がいいかもしれません。
もう一度言いますが悪い意味ではありません。(いい意味とも言えません!)

そして私はこの「MAD」という単語に最大級に無理のあるこじつけを施したいのです。
真面目→まじめ→まぢめ(「じ」を「ぢ」に変換したい年頃・キャラクター性の心理を理解する過程を何らかの形で経る)→MADIME

つまり『MAD(真面目)』になるのです。(断言)
何がしたかったかは真面目に分かりません。

<「音MAD」というタイトルの曲>

この記事を書こうとした発端はニコニコ長期メンテからの復活後その日に投稿された「音MAD」というタイトルのボカロ曲。
コメントが賑わっております。

真面目な問題提起曲とも取れるし壮大なネタとしても受け取れる。
活発に議論が交わされたり荒れたり愉快犯が現れたり、動画内外で音MADらしさが渦巻いていて私はこの曲好きです。

<語るべからず>

私が前世で必須アモト酸音MADで一般人を素材としたものもいくつも作っていましたし、転生・復帰後にクッキー☆でも作ってます。
もちろん作曲者・素材元に許可も取っておりません。
まとめて一言「音MADを作っております。」

私は本件についてガチで何も言える立場にございません…!(じゃあこのテーマは何だ!)

そもそもを言えば音MADは技術的・文化的側面で語ることはできても、法的・モラル的にはNG要素がとてつもなくでかすぎる…!
二次創作の在り方とも関係するかもしれませんが、純粋に楽曲と素材を好きだからという理由で作られた音MADは良く言えばファン活動の一環。
実際に愛のある音MADは星の数ほどありますし、視聴者の一人としてもそういった音MADを見て感涙することもあります。
…ここまでが私が語れる限界です。

ダメだ、このテーマは私には荷が重すぎました。
なので以降は私が音MADを作る理由や目的を中心に語っていきます。(結局は自分語りがしたいだけなのです)

<公式>

ビリー兄貴の寛大さ
柴又MADコンテスト
クッキー☆声優(一部)の寛大さ
邪神ちゃんMAD投稿祭
音リビアで実現した過去に素材となった方々の出演という寛大さ
You/VTuber(一部)や芸人(一部)の音MAD化受け入れという寛大さ
寛大さという表現の寛大さ
ボカロ曲作者(一部)の二次創作歓迎宣言
細川たかしのMV発注先
マクドナルドなど企業による公式音MAD

これらはほんの一部ですが、音MAD/MADが公式に受け入れられた実績は確かに存在します。

また、何かの記事で見かけたんですが、音MADの素材に使われた権利者側の見解が興味深かったんです。
MADに使われていることを知っていてもスルーを貫く。
音MADの内容によりけりですが、副次的に宣伝効果もあったりすると。
「容認」ではなく「黙認・非関与」のスタンス。
そんな内容だったと思います。
見つけたら引用しておきます。

それでも音MADは法的/モラル的な面での制約上アンダーグラウンドな文化としてこの先も進展していくのではないかと思います。

たまに地上に顔を出しながら。

<理由と目的>

(理由と目的の違いを調べたけど頭がパーンしてるので良く分からず間違ってても許してください。)

私が音MAD/マッシュアップを作る理由は「作りたいから」というシンプルなものです。
そこに目的を付け足すと「この曲好きだから音MADかマッシュアップを作って他の人に聴いてもらいたい。原曲知らない人は原曲を知ってほしい」というエゴの塊になります。
NamcaPとしては基本的に「曲」をメインにおいております。
だからマッシュアップでは2曲以上同時に目的を達成できるのです。

他には「リスペクト元に認知されてほしい」という叶いにくい願望に近い目的もあります。(叶ったとしても好意的に受け取ってもらえるかの問題は孕んでいます。)

と、改めて自己分析するとそこには前述した法的/モラル的な部分についての考えはうっすらとすら無く、完全に放棄しています。

そう、今この記事を書いているから考えているだけで、音MADを見るときも作るときも基本は「楽しい」という感情だけで動いております。

<すき>

音MADは実写もアニメも、尖ってるものも、雑なやつも超大作も、パンティーテックスもなんでも好きなんですが、意図して個人を強く攻撃したりするタイプの音MADは抵抗があり、自分では作らないとは思います。
(前世でしてきたことの忘却。これも結局は魔法の言葉『解釈次第』で変わることもあります。これが発想の種となることもあるからです。)

いじめっ子の言い訳のように、いじめる方は「遊んでただけ」と思っててもいじめられてる方はそうは感じないのです。
私も音MADを作ったことで誰かを傷付けていると思います。

開き直って(開き直るな)私はそれら負の要素も全てをひっくるめて「音MAD」と思っており、アングラな文化として育ってきたと思っていますし、私がどうこう言える立場ではないのです。(2回目)(なら言うな!)

…普通に淫夢でも丸亀正麺でも楽しんでるからこれまでタラタラと語ってきたことは犬以下な脳みそのやつの妄言と思ってください。(犬に失礼)
元よりMAD(狂っている)なのでそんな奴がなんか語ってる~なにこれ~程度に見てくれた方が楽です。

冒頭紹介したボカロ曲「音MAD」の歌詞を引用して『冷笑』してもらうために記事を書いているのです。

以上、締まらないまま終わり。

<忘れてた>

思いついたことをメモ。
公認素材×二次創作歓迎の曲
は誰も傷付けないか?誰も不快にさせないか?
答えはNOだと思います。

その曲が大好きな人は音MADに使われて嫌な気持ちになる可能性があります。
いわゆる「曲を汚すな」です。
素材側でも同じです。そもそも「素材」と言っちゃうことに不快感を示す方が多いかもしれません。

例えば、
本当に例えば、
珠代姉さんが自らオリジナル曲(二次創作OK)を作ってくれる世界が存在したとします。
そこにパンティーテックスを合わせた音MADは、限りなく誰も傷付けない音MADになるのではないでしょうか?

以上です。