音MADとコミュニケーション
音MADはコミュニケーションによって進化する説を推しているコミュ力難あり音MAD作者の私です。
<コミュニケーション>
端的に言うと音MAD作者間、音MAD作者と他投稿者、音MAD作者と視聴者とのコミュニケーションが、音MAD作者の技術レベルや発想力の向上に大いに影響があるのではないかという当たり前の説です。
<情報の共有>
技術やノウハウ、ソフトの使い方やテクニックなど有用な情報を発信してくださる神々がたくさんいます。
その背景にはこんなコミュニケーションがあったのではないかと勝手にストーリーを作っています。
みたいな。ごめん、記事を成り立たせるための妄想です!
<知識と思想>
コミュニケーションによって単純に知識量が増えることで、発想の幅が広がるということもあります。
個人でネットや本で調べて知識を増やすことももちろんあります。
しかし他者との会話で得られる知識というものは「自分が調べたい」と思ったものとは全く違った方向からやってくる知識もあったり、その人の考えが乗っかったものであったりと、少し違うものが得られる可能性が高いと思うのです。
そして色んな考えの人とコミュニケーションを取ることで「そういった考え方もあるんだな」という認知を得られます。
そこには”良くない”と思う考え方もあるかもしれません。
反面教師としてその考え方も頭の片隅にストックしておきましょう。
いつか自分の考え方が変わったときにそれがマッチしてくる可能性もあります。
<合作と企画>
”合作”においてもコミュニケーションは必要不可欠な要素です。
参加者決め、コンセプト決め、曲/素材決め、パート決め、進捗管理などコミュニケーションがないと破綻してしまいます。
少人数合作ほど密なコミュニケーションで完成度を高めていくものと思っております。
面白い例もあります。
パート決めや素材決めにおけるコミュニケーションを排除するという発想から生まれた”心理戦合作”という存在、これすごいです。検索してみてみてね!
コミュニケーションそのもので遊んでいます。
「音MADスタートダッシュ」という企画もコミュニケーションの企画です。
前述した技術の継承やモチベの高め合いも然り。そして同期という仲間意識。それもコミュニケーション。
<SNS以外のコミュニケーション>
SNSで他者と絡むことだけがコミュニケーションではありません。
実際にSNSやっていない作者もたくさんいるでしょう。そしてそんな人も凄い音MADを作っているのです。
視聴者のコメントとのコミュニケーションや、素材との対話。(何この概念。けどこれが愛にも繋がる最上級のコミュニケーション)
次項の自分語りで触れますが、動画自体でコミュニケーションをとったり。
コミュニケーションに苦手意識があっても音MADを作って投稿している以上何かしらのコミュニケーションをしているのです。
そろそろ”コミュニケーション”という単語がゲシュタルト崩壊してきましたね。
<自分語り>
ここからは自分語りゾーンになります。私の音MAD経歴から語れるテーマ。
まいれぼ時代はツイッターで作者間交流をしていました。
ここまで語ってきた堅苦しい内容が主となるものでは全くなく、本当にただコミュニケーションを取ることが楽しいからやっていたのでした。
そこにはただの挨拶や無意味なやり取り、弄り弄られ、時たま議論したり。
ただ楽しく絡むことがメインでした。
そこに無理矢理メリットを付け加えただけがこの記事です。
ハンターハンターのジンがゴンに語った言葉と少し似ています。
「大切なものはほしいものより先に来た」
いや、全然違うかも。大切なものもほしいものも最初から「誰かと関わりたい」「コミュニティに属したい」という社会的欲求だった気がします。
引退する時に動画だけではなくSNSアカウント等も全て消しました。
引退理由は音MAD・音MAD界隈は全く無関係で単に私の現実世界が嫌になった衝動的行為です。
この衝動的な行為でそれまでに築いてきた大切なコミュニティを自ら破壊してしまい取り返しのつかないことをしたと思っています。
(ポジティブに考えると音MAD作者としての自身を抹消し現実世界で生きるための決別の行為として捉えたとしても、神速で転生しているし今ここにいるので説明できない…何がしたかったんでしょうか当時の私…)
こんな私をまた受け入れてくれた(と勝手に思っている)当時の方達には本当に感謝です。
(こっそり追記)まいれぼ時代に「リアル」という古のSNS(当時のJK御用達)もひっそりやってました。私以外のリアル民のリアルがまだ生き残ってるのか気になって、ネットの海を彷徨ってましたが、chip!ブログ(多分これでやってた気がする…)のサービスが今年終了していたのです。寂しい。サービス終了という、抗えない事情もある事を改めて実感しております。
転生後NamcaPとしてはSNSはやりませんでした。
ですが、当時を思い返すと私は”動画投稿”でコミュニケーションを取っていたように思います。
リスペクト動画であったり、リスペクトいただいたときはキャプションで感謝を伝えたり、それがコミュニケーションと呼べるかは分かりませんが、当時はニコマス界隈に確かに私は存在していて他のPや視聴者と「会話」していた気になっております。
直で連絡が取れない面倒くさい奴だったかもしれません。
でも私にはこの緩いコミュニケーションを包み込んでくれる存在はとても居心地が良く、SNSなくてもやっていけるんだなぁと思っていました。
逆に言うと直接的な作者間交流をしなかったことが私の技術レベルの横ばい化の理由かもしれません。(超!言い訳)
そして11年の休業に入ります。この間は音MAD作者としてのコミュニケーションは皆無となります。当たり前ですが。
復帰後のニコマス界隈は11年の時の流れ上必然的にあの頃の空気とは様変わりしており、前のようなコミュニケーションは取りづらくなりました。
やはり私は常にコミュニケーションを欲していたんです。
復帰すること自体がまさにそうですね。
代わりとなるコミュニケーション手段は用意されておりました。
いいね機能が追加されていたり、ニコニ広告のハードルが下がっており(無料チケット)、それらを活用して私なりにコミュニケーションを取り出しました。
そして今、私はnoteを始めました。
直接的なコミュニケーションを再び取り始めたのです。
一方的な発信だけになるかもと思っていましたが、コメントをいただくこともあり、音MAD作者として久しぶりに”返事をする”という行為をしました。
まだまだ不慣れなところもありますが、これからも緩くコミュニケーションを取っていただければ嬉しいです。
おしまいける。