やりたくない・苦しい仕事を先延ばしてしまう人のための処方箋
どうしても、仕事を先伸ばしにする悪い習慣が
身に付いてしまって、嫌な仕事から目を背けてその納期の前になって、大慌てする経験って誰でもあると思うのです。
やりたくない苦しい仕事をどうするか。
これはあらゆる仕事をする上で誰もが悩む問題ですよね。
先延ばしが招いた恐ろしい事件
先延ばしが招いた事件の一つに、2007年に発覚した年金記録問題があります。
この事件では、日本の社会保険庁(当時)が年金保険料の納付記録の管理を適切に行わず、約5,000万件もの年金記録が「未整理」となっていることが明らかにされました。
これにより、多くの国民が年金受給に必要な正確な記録を確認できなくなり、結果的に受給額が正しく算出されない事態が発生しまったのです。
この事件は日本政府への信頼を大きく損ね、政治的な混乱を引き起こしました。社会保険庁の不手際と問題対応の先延ばしは、政府の年金制度運営能力に対する国民の不信を招き、その後の政治的影響を含めて、年金制度全体の見直しを促すこととなりました。
これにより、社会保障と税の一体改革が進められ、日本の社会保険庁は廃止され、新たに日本年金機構が設立されることになりました。
この事件は長年に渡る仕事の先延ばしが、つもりに積もったもので取り返しのつかない状況にまでなってしまったのです。
恐ろしい習慣だが、誰もが陥ってしまう。でも、ちゃんと解決方法があります。
仕事の捉え方をはっきり二つに分類する
まず、仕事にも2種類あると分けてみます。
当たり前のようでかなり大切なことです。
これは絶対やらなければならない仕事とやり過ごしていい仕事です。
自動車整備の会社なら、エンジンオイルの交換やタイヤの点検、ブレーキの点険などは絶対しなければいけない仕事です。
やり過ごしても良い仕事は、例えば自動車にステッカー貼る仕事や車体の洗浄などがありますよね。
実は…やり過ごして良い仕事を、先伸ばしにして苦しんでいる
という方が、案外多いのです。
それは意味のない事で従労です。この種類分けをしないと、本当にやらなければならない仕事も同じように先延ばしにしてしまう事態に陥ってしまいます。
絶対にやらなければならない仕事に意識を向けていくために雑多な思考
を整理する必要があるのです。
では、絶対にしなければならない仕事に向き合う必要がありますが、これが苦しいのですよね。
嫌で苦しくなってしまう理由は、その仕事に対して恐れとか悲しみなどの負の感情があって、それが深まっていくと、拒絶という感情になるからです。これは自然な事なんです。
嫌な仕事を先延ばしにしない為には、その仕事に対して感情を一旦入れずに
少し向き合ってみることです。嫌だなー。怖いな。また怒られたらどうしよう。苦しいという一旦感情を取って、あるがままその仕事に向き合ってみる意識を持つことが大切です。
そのように感情を入れずに仕事に向き合ってみると、複雑に思ってたものが実は簡単だったり、見えなかったものが見えて、大きな手柄を上げる
こともあってかなりおトクです。
感情というのは私達を突き動かす
情動のエンジンであると同時に、ものごとを真剣に
見るが故に見誤ることがあります。
もし感情のコントロールにお困りの方はコチラの書籍に詳しく
ございますのでご参考頂ければと思います。