「ママって放任だよね」と言われた話。
先日、ライターの仕事で受験のプロを取材した。
「親はどういうスタンスであるべきか」という質問に対して、その先生の答えは、
「『親』という漢字が示すように、木の上から見守る人であるのがベスト」
というものだった。
「ママは何もしないよね」
帰宅して、その話を息子(14)にした。
で、なんだ結局このスタイルが気に入ってるんじゃん、ということになる。
私をあてにせず自力でがんばる息子
息子は小学生の頃から、私が学校のスケジュールなどを把握していなくても、自分でなんとかしている(自分で行きたいと言った習い事をサポったときは、むっちゃムカついて大喧嘩したけど)。
中一でニューヨークから帰国した最初の定期テストは、英語と数学以外、特に副教科はひどい点数だった。
帰宅して、「日本のテストって、むっちゃ覚えないといけないんだね」と。
私は「5教科できれば良いよ。美術とか家庭科の暗記なんて、どうでもいいんだから」とアドバイスした。
が、最初の三者面談で
という会話があってから、口出しをやめた。彼の人生をかき乱したくないからだ。
そこから息子は自分で挽回し、今では全科目で上位一桁の成績になっている。
さらに、高校受験モードのこの一年は、隙間時間ができると「ちょっと図書館で勉強してくる」という感じ。自ら勉強に励んでいる。楽しいらしい。
誰が誰の保護者なのか!?
彼は一方で、「今日は●時まで勉強して帰るから、何か食べるもの用意しといてね」と私を動かす。
そして、いつのまにか、木の上から幼稚な母親を見守る人になっている。
(思えば、彼が6歳ぐらいからその傾向があった。私たち親子の漢字表記は、おかしい)
そうそう、その息子が1年ほど前、
「妹(11)は僕と違うから、もっと勉強見てあげた方がいいと思う」
と言ってきたことがあったっけ。彼は、妹の保護者でもある。
そのお話も、また書いておこうと思います。
なまず美紀でした。
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