HIV/AIDS啓発『RED RIBBON LIVE 2024』で学びと感動を得た話
お世話になっているレモンさん(ラジオDJ山本シュウさん)が総合プロデューサーを務めるHIV/AIDS 啓発イベント『RED RIBBON LIVE 』。
今年で19年目だそうですが、私は初めて観覧してきました。
エイズって一時期とても話題になったけれど、最近は目にしたり耳にしたりする機会もないし、正直「あまり関係ないかな」と思っていたけれど。
「こんなイベントあるよ!」と声をかけていただいて、行ってきて本当によかった。
率直な感想は「無料なのに、豪華で学びが多くて、びっくり」。
(アーティストさんたちも、あんなに本気で何曲も演奏してくれるなんて、思っていなかった…)
■前半パフォーマンス
パフォーマンスは、純烈の皆さんから。
3曲熱唱の間に、メンバー4人が客席を回って、全員と握手してくれるというサービス付き。
そして、ゆうちゃみさんが、歌手デビュー曲『あなたに捧げる応援歌』を熱唱。
■トーク「HIV /エイズ基礎講座」
司会のお二人に加えて純烈メンバー、ゆうちゃみさん、武藤小鱗さんが登場。
医師でエイズ予防財団理事長の白阪琢磨先生とのトークで正しい知識を得る時間。
①の答えは、「HIVはウイルスの名前、エイズはHIVによって病気を発症した状態」
今は医療も発達して、HIVに感染してしまっても、一日一錠のお薬か、1ヶ月に1度程度の注射で発症を抑えられるとか。
②の答えは、3つ。
一番多いのは「性交渉感染」。これにはコンドームが有効。
「血液感染」、出産時の「母子感染」もあるけれど、蚊を媒体にしては感染はしないし、母子感染も帝王切開などの適切な処置で、感染率は1%未満、つまりほとんど感染しないから、感染者も元気な赤ちゃんを産めるそうです。
(握手、キスやお風呂で感染することはない)
③の答えは「保健所や病院」。全国の保健所で、無料&匿名で検査が受けられるそうです。
というわけで、今は「HIV感染=死んじゃう」という時代ではない。だからこそ、早期検査・早期発見が大事!とのことでした。
■当事者の声
■後半パフォーマンス
後半のパフォーマンスは押尾コータローさんのギター。
ギターのソロ演奏で、こんなにも豊かな音色が作れるの!?という衝撃。最後の曲「メリークリスマス・ミスターロレンス」には完全に引き込まれました。
最後に、TERUさん登場。
アリーナツアーの間の休日を使って駆けつけてくれたそうです。比較的コンパクトな会場で、この歌声を直接浴びられるのは、あり得ない贅沢だったと思う…。
そして、TERUさんと押尾コータローさんの豪華なコラボ演奏。
お二人とも『RED RIBBON LIVE 』がスタートした19年前から関わり続けているそうで、「優しさを届けたい」が伝わってきました。
最後はレモンさんからの「偏見や差別は正しい知識がないから」「we are シンセキ!」「とにかくつながろう!」のメッセージ。
■終わりに
会場の様子は、ニコニコ生放送とYouTube LIVEでも流れ、ニコニコ生放送では約4万7千人の視聴があったそうです。これまで19年間の出演者の皆さんの継続の賜物ですよね。l
豪華キャストと共に学べて、愛あるメッセージに感動できる…。毎年楽しみにしている人も多いのでは。
ナマで観覧させていただき感謝(抽選制の無料イベントです)
お土産までいただく。
赤いアームバンドはTERUさんが常に右腕につけているものとお揃いだって。
楽しかったし、安心した。私、エイズを必要以上に恐れていたのかもね。
押尾コータローさんが、19年前からこのLiveにで続けてい理由について、「音楽をする人間としては、音楽で人の役に立ちたい」という趣旨のことを言っていて、「そういうツールがあるっていいなぁ」と思った。
でも、音楽のすばらしさに圧倒されて一瞬忘れていたけれど、そういえば私もライターしているのは、「言葉の力」で人の役に立ちたいからだった。
なのでレポートに残しておきます。
ありがとうございました。