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息子(14)の「男の方が悪いこと考えてる?」をきっかけに、岸田首相発言の考察遊び。
先生あのね。
幼少期から、人物観察や心理学が好き。
趣味の「みきてぃ総合研修所」では、人と社会の研究中です。
今日は息子(14)を揺さぶって遊びました。
先日、岸田首相が「女性ならではの感性や共感力」発言をして、話題になりました。
30年前なら、この発言は問題視されなかったと思うので、社会はゆっくりながらも変化しているとは思います。
とはいえ、令和と、その先の社会を作っていくべき政治家が、昭和の感覚を引きずっているのは残念。
性差とか、国民性は「ない」わけではなく、確かに「ある」。
だから「ある」ことを前提に話をするのは良いと思うけれど、公の場で「女=共感力」と決めつけるのは、多様性とは逆の思考だし、古臭さしかない。
私は、子育てをしている中で、「男だから、女だから」と言ったことは、ないと思う。
それでも子ども達は、自分たちなりに感じることを教えてくれる。
特に、私と同じく、観察&考察好きの息子(14)とは、よくそんな話をして楽しんでいる。
個人的な経験と感想なので自由だし、コミュニケーションを取る上で、属性による傾向を知ることは大事だと思う。
先日も、息子からこんな発言があった。
「女って『悪いことしよう』とかあまり考えないの?
男は常に、何とかズルしようと考えている感じ。
いや、”ズル”というか、”ラク”というか。
女子は、そういうことしないよね。なんか、脳が違う気がする」
その根拠は、学校や塾で、なんとかサボろうとズルをしたり、こっそり回答を見ながらプリントの答案を埋めたりは、「ほぼ男子」だから。
私は、咄嗟にこう返した。
「女子はもっと賢くズルしてるから、君が気づかないだけじゃない?」
秒でこの発言が出てくる私自身にも驚いたけれど、「みきてぃ総合研究所」には、私が幼稚園児の頃から集めた、これを裏付けるデータがあることも事実。
私は続ける。
「まあ、確かに一般的に女子は真面目と言われるよね。
ママもすごく真面目で、親や先生に言われたことは守らないといけないし、さぼったらダメだと思っていた(だから悪いことは隠れてしてしまう)。
でも今考えると、真面目ってムダも多いよね。だから、ラクしようと考えることは悪いことではないよね」
息子「うん。確かに、僕もサボったりラクするというか、効率的にしようと考えてる感じ」
私「そうだよ。自分のためになることをサボるのは賢くないけれど、やらなくていいことまで、真面目にやるのも賢くないよね。だから、サボる人と真面目な人と、どっちが賢いかはわからない」
私「で、女子の方が賢くて、気づかれないように、したたかに悪いことしているかもよってこと。
しかも、男子がずっと『どうやって…』と悪いことを考えている間に、考えることもなく、息をするように当たり前にやってるかもね」
息子「そうなの!?」
私「さあ」。
内輪の会話は言いたい放題で楽しい。
公の場で、あのような発言をしてしまうのは、バカ正直で賢くないけれど、それを公の場で「おじさんならではの愚かさ」と言ってはいけない。
女子観察とおじさん分析は、飽きない。
「みきてぃ総合研究所」では、皆さんのご意見も募集中です。
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