私が教員免許する為に、母校がある地元を訪れたのは2000年の夏でした。教員や地元の友人の目に映ったのは、懐かしさより『驚き』でした。
『おまえが教員に!?』
あちこちから、耐えきれなくなった思いを、
嘲笑するかのようにあびせられました。
私は、それに反論するでもなく、
むしろ嬉しさを持って聞きました。
私が教壇に立って、人に物事を教える日がくるなんて、、
自分自身もおそらく信じられてなかったのだと思います。
『そうなんだよ。教員免許取るんだよ。』
自分で言ったくせに、なぜか恥ずかしくなり、笑ってしまいました。あの何もできなかった私が、人に物事を教える?
あの私が…?
あのタクちゃんが…!?
実は、周りがこれほどのリアクションを見せたのには、納得させるだけの理由があったんです。
私は幼い時から、変な子供でした。
今の言い方でいうとADHD (注意欠陥多動性疾患)の傾向があらわれていたようです。
他にもいろいろ疾患があったのかもしれません。
当時は、定まった疾患名や、対処法、周囲の理解などは
ほとんど理解されておらず、私はただただ変な子供。
何を言っても理解しない子供。
目を離したら危ない子供。
一人では何もできない子。
過剰な言い方をすれば、私は『アホな子』でした。。
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