J1第4節 vsFC東京 2-0 win(Home/ 2025.3.1@DAZN)
スタメン
連勝中の鹿島はスタメンを1人変更。岳に代えて舩橋を抜擢しますがそれ以外は変更なし。中2日と言えど、良いときは変えない!の格言を実践します。
一方のFC東京は前節からはスタメンを7人変更。今シーズンは毎節ちょこちょことメンバーを入れ替えて戦っているようですが、特に前節が大幅にターンオーバーしたようなメンバーだったようで、前々節と比べるとスタメンの変更は3人と、主力のメンバーに戻してきた印象です。
(※細かいフォーメーションなどはJ公式又はスポナビ参照下さい↓)
試合概要
中2日という厳しい日程ですが、鹿島は変わらず前線からの積極的なプレスを敢行します。FC東京は試合開始こそ事故を嫌ってかロングボールを主体に攻撃をしますが、10分が経過する頃から徐々にボールを繋いでビルドアップを試みるようになり、今季からの指揮を執る松橋監督の色を見せ始めます。試合は保持するFC東京と守る鹿島、という構図で進みますが、コンディションの影響か鹿島の選手の身体は若干重そうで、プレスにいつもの鋭さが無く、FC東京に押し込まれる時間が長く、我慢の続く展開となります。FC東京の仲川輝人にバーを掠めるシュートを打たれるなどピンチもありましたがなんとか凌ぎ、0-0で試合を折り返します。
後半に入ると鹿島は更にプレスの強度を高め、相手陣内でボールを奪って攻撃に繋げる頻度を高め、徐々にペースを引き寄せます。すると74分、右サイドの公人のクロスをPA内で受けようとブロックした優磨が森重に後ろから蹴られPKを獲得。このPKをキッチリと決めきり先制する事に成功します。鹿島はその後も引いて守るのではなくあくまでも前線からの積極的なプレスを敢行。90+1分にはその前プレから公人が高い位置でボールを奪取するとFC東京の岡が堪らずファール。これで得たFKから樋口が鋭いクロスを蹴り込むとモロがニアで擦らしたボールにFC東京DFがクリアしきれずに自陣ゴールに蹴り込んでしまい、土壇場で鹿島に追加点が生まれます。直後にテテを投入して5バックとした鹿島は9分に及ぶアディショナルタイムを守りきり2-0で試合終了。ホーム3連戦を3連勝という最高の結果で終えることができました。
感想
1.勝ったことが全て
いやー、正直に言って今日の試合は苦しかったですね。スタメン紹介では「良いときは変えない」と言いましたが、チームが始動したばかりでチームとしての戦い方のベースを構築中のためにスタメンを「代えられない」側面もあるのだと思いますが、とにかく中2日という日程で選手は身体も頭も相当疲労していたのではないでしょうか?取り組んているビルドアップも上手くいかず、プレスにもいつもの鋭さを出すのも難しい中、よく我慢し、後半プレスの強度を一段上げ、短い鹿島ペースの時間帯にゴールがVARで取り消されるなど嫌な空気が流れかねない状況でも気持ちを切らさずにすぐにまたゴールを挙げ、試合終了間際にはセットプレーから追加点で突き放して勝利してくれたと思います。正直に言って、内容はあまり良くなかったと思います。しかし、今日の試合は苦しい中でも勝ちきったのが全てだと思いますし、選手を称賛したいと思います。
2.良かった選手
松村
今日の試合の前半、鹿島は苦しい時間を過ごしましたが、数少ないチャンスはほとんどマツが作っていたのではないでしょうか?前半は1人気を吐いていたと思います。肩を痛めた影響もありHTで交代となってしまいましたが、軽傷である事を祈っています。
3.ホーム連戦を終えて
まだ4試合しか戦っていないので序盤戦の総括と言うと早すぎるのですが、先ずはオニさん流の「奪う守備」がチームの共通認識として浸透してきているように見えて安心しています。攻撃で多くのチャレンジをするためには失敗してもすぐにまたマイボールにしなくてはなりません。逆に言えば、失敗してもすぐにマイボールにできる自信があるからこそ、リスクの高いプレーにも失敗を恐れずにチャレンジできるのだと思います。
オニさんの示す守備の形は決して(肉体的な意味で)楽なものではないと思いますが、選手は積極的に実践しようとしていると思います。恐らく、ボールを奪った後の攻撃の絵が選手にとって非常に魅力的なんだと思います。今シーズンはその魅力的なサッカー、相手を圧倒するサッカーに至るために1歩ずつ進んでいく姿を楽しませて貰おうと思います。
まとめ
試合内容は苦しいものでしたが短いながらも鹿島の時間を作り、その間に畳みかけての先制点とセットプレーからの追加点で2-0の勝利。非常に勝負強い姿を見せてくれました。
次は1週間後にアウェイで好調の柏との対戦です。こちらも一筋縄ではいかない厳しい試合となるでしょうが、今日のように粘り強く勝負どころを逃さない、逞しい姿を見せて欲しいと思います。
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