「かいけつ!猫足乙女ちゃん」感想。
「タオルケットをもう一度」シリーズを一気に全作品プレイしたので公開順に全作品の感想をいいます。現在非公開の作品含めて全部です。
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かいけつ!猫足乙女ちゃん
めっちゃ好き!!!!!!!!
ろっぺんちゅの娘が主人公ということもあり、タオル5同様にギャグもシリアスも面白い名作でした。
ギャグが面白くて、序盤の軍隊の生活がもうプレイしてて最高に笑えます。ポンが雑魚すぎる…。道中も無茶苦茶な下ネタが多くて、ずっと笑ってられます。
タオル5のようにギャグに見せかけた伏線が張られててのが巧いです。変態ポンのお婿さんが「またたび症候群」の診察と言って服を脱がせるのが伏線なんて、そんな作品あるか?
猫足乙女というキャラが本当にバカで可愛いです。萌え~
と思ったらバカなのは話の根幹でした。また騙された!こういうキャラなのかと思ったら、またたび症候群で成長が遅い、そのせいで苦労してきた、かいけつ猫足乙女というゲームのキャラを真似ている…という事情があったのでした。プレイヤー目線を裏切る構造が本当に鮮やかです。タオルケットに慣れているプレイヤーからすると、これくらいの変な口調のバカキャラはいてもおかしくないと思ってしまうので、完全に騙されました。
また、猫舌=猫頭巾の成長譚としてもかなり熱いです。猫舌という存在が、迷い、そして成長していく姿は、もはや猫舌が主人公だ!といっても遜色ないレベルでよかったです。実際ダブル主人公までありますね。
ポンのお婿さんにデレるコンチェルもいいです。「もーちゃすのヒロインなんだからデレてほしくないかもな…」と考えていましたが、ポンのお婿さんの魅力がプレイ中どんどん出てきて、「これならデレてもいいな…」まで行きました。そもそも男の子がほぼいなくて、ポンが7割のあの世界のことを考えると、ポンのお婿さんってスパダリ寄りの存在かもしれません。変態だけど…。
女もかも可愛いです。もかが一番輝くのってもーちゃすといる時かもしれん…。そもそもタオルケットの世界は女に見える男が多すぎる!
ラストシーン前の戦艦では、乙女爆弾の情報が一気に公開されて、考察厨としてかなり楽しい場所でした。乙女爆弾とはタオル5における「目覚めるもの」を改造した存在でした。ろっぺんちゅと猫足乙女は親子ともに目覚めるものと縁があるということですね。また、緑茶云々師匠が「乙女爆弾」の一人であり、猫舌のママを殺したのも実は司令を受けた緑茶云々師匠だったというかなり衝撃の事実も語られています。
そして何より、2人だけ戦艦に残った猫舌とポンのお婿さんがかっこよすぎる!!!タオルケット史上でも随一の男の子がかっこいいシーンだと思います。死ぬと分かっていながらそれを選び取れるの…最高。
そして、ラストシーン…。本当に大好きです。猫舌が死んでしまった事実を受け入れられず、かいけつ猫足乙女としての仮面が剥がれて、ただの猫足乙女として「起きなさいよ!馬鹿馬鹿」と叫ぶとこ、超泣いちゃう。セリフなしで泣きグラフィックだけあるコンチェルでもっかい泣いちゃう。
こんなに明るい物語なのに、ビターエンドなのも心苦しくて、でも美しいです。猫舌が侍として残したものが、猫足乙女の中で今も生きているんだ…。
「わたし頑張るし・・・頑張ってる」
↑
ぎゃっっっっ!!!!!!!!!!
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