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プログラマーの独り言- 日常インフラに対する危機管理

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(今日は先日ツイートしたものを整理しておく)

auの通信障害の件だけど,「輻輳」の発生が混乱を拡大させた原因らしい.「VoLTE」の機器の不具合で輻輳を正常に管理できなかったのだろうか.

私はかつてNTTで輻輳監視システムの開発に携わったが,輻輳が起きれば致命的ダウンになるから,携帯各社にしても対策を用意しているはずだ.

ところで我々顧客も不意のトラブルに対し,ふだんからの心構えが重要だと感じる.昨日まで心配なく使えたものが今日も同じようにあるのは,誰もが当然のように思っているだろうが,現実は決してそうではないと肝に銘じるべきだ.

現代社会のインフラは進歩するに連れて,信頼度も向上しているのは間違いないけれど,システムが複雑になるに従い,予期せぬトラブル発生の確率が高くなるのは当然だろう.

市民生活において重要となるインフラである電気,ガス,水道,交通機関,そしてメディアも,当然変わりなく享受できるものと信じていることを考え直す必要があるのではないだろうか.

さて昨今の電力危機に関して思ったのだが,我々の生活は非常に危うい綱渡りをしているのではないか.だからこそ携帯一社の通信トラブルでこんなにも社会が混乱してしまう.

電気が来なくなれば生活はどうなるのか?水は?交通は?

極論すれば携帯電話なんてどうでもかまわない(別のキャリアがあり通信手段も用意されているので).もっと人々の正死にかかわるようなインフラについて,最悪のケースをひとりひとりがまじめに考えておきたい.

要は明日も今日と変わらない生活が続いていくというものでは,決してないということだ.

最後になったが,不眠不休でトラブルに対処されたエンジニアの方々に,心より感謝する.

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