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シグマさん,こんなカメラ作りませんか?(6)

shot with SONY DSC-RX0
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前回まではわりと常識的な形のカメラとして話を進めてきた.しかし今回はかなり遊んでいる.

私は従来からウェストレベルでファインダーを覗いてじっくり撮りたい派.だからHasselblad 500CM愛用者でもあった.それをデジカメでも実現させたい,こんなふうに!

アサヒフレックス(1952年)

小型の液晶画面をボディーの上部に設けて,それをルーペで拡大して構図を決める.上のカメラのルーペは折りたたみ式だが,別に固定式でもかまわないだろう.キヤノンやニコンからはそんなルーペが販売されていた.

キヤノン ウエストレベルファインダーFNとニコン高倍率ファインダーDW-4

現在SIGMAのLVFは,背面の液晶画面に対応させるため,かなりの大きさがある.けれど3x2センチ程度の画面を拡大するのであれば,かつて35mm一眼レフ用に使われていたウェストレベルファインダー程度の大きさで問題ないと思う.

じゃあ背面の液晶はどうする?

HDMI出力端子を設けることにして,いっそなくしてもかまわないんじゃないかなと思う.コスト的にも助かるし.

それともうひとつ言っておきたいのは,シャッターレリーズボタンは一般的な上下に押す形式じゃなくて,前後に押すタイプも検討してもらいたい.

トプコン スーパーDM

このトプコンスーパーDM,昔少し使ったことがある.ボディー前面にシャッターボタンがあるが,それほど違和感なかったように記憶している.

けれどこれは,ウェストレベルでファインダーを覗いた時,親指で押すか(上部シャッターボタン),それとも人差し指で押すか(前面シャッターボタン)で,好みとして分かれるところだろう.

さあいろいろ勝手なことをぶちまけてきた.一人のカメラ好きの寝言戯言の範疇を出ないが,こんなカメラがあれば使ってみたいなあという夢物語.Foveonセンサーの将来が明るいのかどうかわからないけれど,たとえフルサイズでなくても写真家の心をくすぐるようなガジェットに変身することはできる.現状のスペックでも生まれ変われる可能性は大いにあるということ.それに期待したい.

お付き合いいただき,まことにありがとうございました.

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