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シグマさん,こんなカメラ作りませんか?(3)

shot with Apple iPhone 12 Pro Max
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さて前回,fpのボディーをベースにすると述べたが,この点から考察して行こう.

dpシリーズのエルゴノミクスでいえば,最大の欠点は電源スイッチだ.オンになっているのかオフなのか,外観からはまったくわからない.ましてやLVFを付けていたりすれば,いちいちキャップを外して液晶面を覗いて見る必要がある.これはデザインを優先させた結果,凶にころんだ例だ.

fpのボディーではその点は大丈夫.スライドスイッチなので,目視で判別できる.本当のデザインとはこうあるべきだと思う.

ところでdpのトップカバーにはダイヤルが2個ある.それぞれにシャッター速度,絞り値,あるいは露出補正値を割り当てることができる.ところがfpボディーにはひとつのダイヤルしかない.代わりとして背面のダイヤルを使うことになる.

これはなんとかならないものだろうか.メインダイヤルのサイズが大きいので,新たにサブダイヤルを設けるとなれば,機構的にも操作的にも少し厄介なことになりそうな気がする.かと言って2つのダイヤル軸が90度違うということは,直感的な操作に支障が出るように思う.慣れれば問題ないとも言えるのだが.

さらにストラップ金具の形状.ライツミノルタCLと同じような単純な形状で良いので,縦釣りも横釣りも可能なように4隅に設けてほしい.現状のfpのような凝った作りは不要だと思う.ただグリップを装着するためのネジ穴が必要であれば(すぐ緩んでくるように聞くが),確実に固定できる工夫を施すことが重要.

忘れるところだったが,アクセサリーシューは必ずボディー上部に付けておくこと.フラッシュだけではなく外部光学ファインダーが必要となるケースも予想できるから,最初からあるべきところに設ける(現状のfpは動画撮影機としてみた時,必ずしも必要ではないと判断したのだろうか?).

操作ボタンに関していうならば,一番デリケートなのはレリーズボタンだ.手ブレ補正機能を組み込まないので,最高の感触でやんわりと,それでいてシャープに,かつ適度なタイムラグでシャッターが切れるような構造としてほしい.カメラの性格を決定づける上で,これは最重要項目.

欲を言えば単純なチルト液晶がほしいのだ.現状より多少サイズが小さくてもかまわないのでチルトさせたい.これにするとどれくらい価格に跳ね返るのだろう.ただ放熱効果から考えると,液晶を跳ね上げておいたほうが熱が逃げやすいように思える.

あとFoveonセンサーなので動画機能は省く.よって動画関係の操作スイッチなど,不要なものは一切なくす.以上がボディーを外側から見たところの変更点である.

さらに内部機能については(4)へ・・・



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